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P.M.4:00
ミンジュ 「ただいま…って誰もいないんだけど」
ミンジュ 「…グク、なんて言うかな?“この服”」
ミンジュ (ユリに借りてみたけど…)
“ユリ 「もう最っ高!モデルやろ!?」”
“ジン 「ミンジュ…す、す//」”
ミンジュ 「ふふっ…」
2人とのそんな会話を思い出して頬がニヤけた
ミンジュ (せっかく着飾ってるのにマスクとメガネしてたら変だよね…)
私はマスクとメガネをとりドレッサーに向かった
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ミンジュ (わぁ…なんか久しぶりだな)
私は少しウキウキしながらメイクを進めた
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2時間後
ミンジュ (うん、いいかもニコッ)
ガチャ
メイクやヘアセットが終わった直後
玄関の扉が開いた音がした。
ミンジュ (グクだ!)
タッタッタッタッ
私は軽やかな足取りで玄関まで向かった
玄関
ミンジュ 「グク!おかえり!ニコッ」
グク 「…は?」
ミンジュ 「グク…?」
玄関で固まっているグクを見て不安になる
ミンジュ 「へ、変かな…?ヘヘッ」
グク 「…変っていうか、なにしてんの」
ミンジュ 「え?お、お祭りに行こうと思って!」
グク 「ふっ、俺以外の誰かと?」
グクは私と目を合わせることなく
私の横を通り過ぎようとする。
ミンジュ 「ち、違うよグク!!」
私はグクの腕を掴んだ
が、グクの力が強すぎて
そのままグクに倒れ込んでしまう。
グク 「…っ大丈夫?」
ミンジュ 「う、うん…ごめん//」
グク 「ねぇ、違うってどういうこと?」
ミンジュ 「え、えと…その…
私…グクと一緒にお祭りに行こうと思って準備したの…!//」
グク 「え?」
ミンジュ 「私ッ…昨日グクと喧嘩…みたいなことになっちゃったから…!」
ミンジュ 「仲直り…したくて」
徐々に声がか細くなっていってしまう。
それでもグクは最後まで真剣に聞いてくれた
そして私を強く抱きしめた
ミンジュ 「グ…グク?///」
グク 「行きたくない…ボソッ」
ミンジュ 「へ?」
やっぱり…まだ怒ってるの…?
ミンジュ 「そ、そうだよね…ハハッ」
ミンジュ 「ごめん…私着替えてくッ…」
グク 「待ってヌナッ!」
グクの腕から離れようとした私を
グクは包み込むようにとまた強く抱きしめた。
グク 「違う…。俺も…仲直りしたかった。冷たく当たってごめんなさい…」
ミンジュ「グク…」
グク 「でも、お祭りは行けない」
ミンジュ 「ど、どうして…?」
グク 「……」
ミンジュ 「グク?」
グク 「誰にも見せたくないからッ…////」
ミンジュ 「へ?」
グク 「今日のヌナ、いつもの何倍もかわいい…///
髪だってメイクだって浴衣だって超似合ってる//」
ミンジュ 「っ…//」
グク 「誰にも見せたくない」
グクの私を抱きしめる腕が強くなる
グク 「ごめん…ワガママだよね」
優しく手を離されてグクを見上げると
悲しそうに笑うグクと目が合った。
ミンジュ 「グク…。
そんなことないよ?たくさんワガママ言って?」
チュッ
私は少し背伸びし
グクの唇にキスをした
ミンジュ 「昨日は…喧嘩しちゃったから」
私はグクの片手を掴み自分の頬に当てた
ミンジュ 「今日は好きなようにして?」