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和京連邦⛩️
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追い詰められてる推しほど良いものはありませんよね(^^)
🇫🇷×🇬🇧です!1話の「馴れ初め」を読んでいると、さらに楽しめます。そちらも是非!!
政治的意図・戦争賛美などは一切ございません。キャラクターとしてみてください。
苦手な方や地雷な方は閲覧をお控えください。
それではどうぞ!!
<20世紀初頭>
窓の外から、遠くで雷鳴が響く音がした。
どんよりとした曇りで、パラパラと降る雨粒が窓に当たる。
気分の上がらない空を、イギリスは所作なさげに見つめていた。
一方、部屋の中ではフランスが淹れた紅茶が柔らかな湯気を立て、穏やかな時間が流れていた。
かつては対立していた2人の関係も、時代が進むにつれて大きく変化していた。
🇫🇷「じゃーん!フランス特製のアールグレイ!
イギリスが好きなやつだよね。初めてにしちゃ上出来じゃない?」
今日は珍しくフランスが紅茶を淹れていた。テレビで見た紅茶を淹れる所作に憧れたらしい。
なんとも彼らしい理由だった。
いつもなら、何かしら小言を言うイギリスだが、今日は大人しくカップを受け取った。
🇬🇧「…あぁ、ありがとうございます」
いつも通りの、少し距離のある敬語。
けれどフランスは、その指先が僅かに強張っているのを見逃さなかった。
ここ最近のイギリスはどうも様子がおかしい。
普段なら、フランスの軽口にいちいち突っかかってくるはずなのに、ここ数日は心あらずと言った感じで、ぼんやりと自分の手を見ていることが多い。
だんだんと何かに追い詰められているかのように、澄んだ左右の赤と青のには、黒い影が色濃く滲んでいた。
__「栄光ある孤立」
他国と同盟などを結ばず、孤高の強者として世界に君臨する。それがかつてのイギリス、大英帝国にとっての誇りであり、正義だった。
その輝きの裏にあるのは、世界中に広げてしまった植民地の綻び。そして数々の国の独立。流してしまった数々の血の代償。
それらが積み重なり、イギリスを四方から包囲し、じわじわと孤立無縁の恐怖に追い詰めていた。
だが何も知らないフランスは、イギリスが体調を崩していると思い、心配するほかなかった。
🇫🇷「…ねぇイギリス、大丈夫?最近寝れてないんじゃない?」
フランスが覗き込むよにイギリスの顔を見る。
その瞬間、窓ガラスを叩く雨粒が、バラバラと強さを増した。
イギリスの体がびくりと強張り、持っていたカップが目に見えて震えだす。カチカチと陶器の触れ合う音が部屋に響く。
🇬🇧「な、なんでもありません。ただ少し考え事を…」
イギリスが慌ててカップを皿の上に置き、平然を装う。顔を背け、フランスと目を合わせようとしない。
その様子に、フランスが確かな違和感を感じ取る。
…おかしい。ただ体調を崩しているわけではなさそうだ。
🇫🇷「顔色が悪いよ、無理しないで僕に__」
心配そうに顔を近づけ、震える手へ優しく手を伸ばした。
🇬🇧「っ!触らないでくださいっ..,!」
イギリスが反射的に手を払う。鋭い拒絶を放ち、胸を激しく上下させる。
けれど、自分が何をしたか理解をし、イギリスの瞳が激しい動揺に揺れる。
🇬🇧「…ぁ、すみません。…私は少し、頭を冷やしてきます…」
崩れそうなプライドを必死に保ち、イギリスは自分の震える手を袖の奥に隠しながら、逃げるように部屋を出てしまった。
残されたフランスは自分の手を伸ばしたまま、イギリスが出て行った扉をただ見めていた。外で激しさを増していく雨の音を聴きながら、胸の奥をつく嫌な予感に眉をひそめた。
🇬🇧「っはぁ…はぁ…っは」
自室に戻り、扉をバタンと強く閉めて近くの壁に寄りかかる。その瞬間、イギリスの体から力が抜けた。そのままずるずると壁に背中を預けて座り込む。
ガラス窓を叩く激しい雨音が、イギリスの耳にはどうしても、今まで自分が世界中で流してきた無数の血の雨の音に聞こえてしまう。
🇬🇧「…はぁ、っ 」
呼吸がうまくできない。ガタガタと震える自分の手を見る。
🇬🇧「…はは…当然の報い、ですね。」
自嘲気味に笑う。
かつては気高くあろうとすればするほど、世界を揺るがしていた大英帝国。それが今は、過去の業による圧力に晒され、肩を震わせている。
🇬🇧(私は、あとどれだけの罪を、償わなければならないのか…)
『栄光ある孤立』なんてただの強がりだ。世界に背を向け、自分だけの輝く未来だけを見つめる。だが実際は、味方が誰もいない、底冷えするようなただの「孤立」にすぎない。
一度溢れ出した自責の念は止まらない。今までの行為を思い返すたびに、イギリスの小さな肩が震えた。
できれば…このまま消えてしまいたい。
暗闇の中でそう願った。
トントンと、雨音の紛れて部屋の扉を叩く音がした。イギリスが返事をする前に扉が開く。
現れたのは、フランスだった。
🇫🇷「…やっぱりここにいたんだ」
心配そうに、呟くと、壁際で座り込むイギリスに近づき、前で膝をついた。
その様子を見たイギリスが慌てて拒絶の言葉をこぼす。
🇬🇧「な、なぜあなたがここに。勝手に部屋に入らないでくださいっ」
🇫🇷「だって…イギリスの様子がここ最近ずっとおかしかったから。」
イギリスが何かを言う前に、躊躇もなく、その細い体を両腕で強く抱きしめた。
🇬🇧「?!」
🇬🇧「ちょっフランス?離して、ください!」
🇫🇷「離さない。離したらイギリス逃げるし」
🇬🇧「だからって抱きしめなくても…っ」
フランスの腕は、驚くほどあたたかく、強かった。
イギリスの頭の中で、過去の業が濁流にように渦巻く。揺らぐ瞳から涙が溢れだす。
🇬🇧「っ、私は、償うべきなんです!今までっどれだけ傷つけて、きたと思ってるんですか!当然の報いなんです!全部っ」
イギリスの口から次から次へと言葉が溢れ出す。フランスの服を指先が白くなるほど強く掴んだ。
一度溢れ出した涙は、止まることなく流れ続ける。
🇬🇧「なのにっ、なのになんで!…っそんなに優しいんですか!」
涙で濡れた顔を隠そうともせず、フランスに縋り付くように言葉を吐き出す。
🇬🇧「昔はっ、何百年も戦ってた、ライバルだったはずでしょう…?!なんで、こんなふうにっあたたかく抱きしめたりするんですか!」
とめどなく溢れるイギリスの言葉を、フランスはただ黙って聞いていた。
何も言わず、ただ切なげに目を細めると、涙で濡れたイギリスの手をそっと取る。
震えるその手をしっかりと支えながら、あの頃と同じように、優しく唇を落とす。
🇬🇧「っ?!」
突然のフランスの行動に、涙に濡れた目を大きく見開き、息を呑んでフランスを見上げた。
フランスは、1800年代のあの激しい大雨の日を思い出すように、少し悪戯っぽく微笑む。
🇫🇷「相変わらず君は、自分のことになると何も見えなくなっちゃうんだね」
フランスはイギリスの頬に手を添え、そっと涙を拭う。
🇫🇷「…前もこうして大雨から逃げ込んで、雨宿りして…同じことしたね」
🇬🇧「あ…あの日」
🇫🇷「その時はさ、お互い素直じゃなくて、告白まがいなことで終わらせちゃったっけ」
イギリスをまっすぐに見つめる。何百年前からそこにある、愛の光がちらつく。
🇫🇷「ちゃんと言えてなかったよね。何百年も君の隣にいる僕の気持ち」
🇬🇧「…フランスっ」
🇫🇷「好きだよ。イギリス。君がどれだけ世界を汚したと思っていても、どれだけ背負っていても、関係ない。あの時、僕は君を一生愛すって決めたんだ。」
フランスはさらに腕の力を強め、イギリスの耳元で囁く。
🇫🇷「だから、1人になんかならないで。僕はずっとそばにいる。愛してるよ、イギリス」
🇬🇧「…っ」
その言葉に答えるよう、イギリスも背中に腕を回し、しっかりと抱きしめる。
切ないほど、小さな嗚咽。
🇬🇧「っ私も…ずっと、愛してます…っ」
フランスの胸に顔を押し当てたまま、小さく答える。その顔には、どこか嬉しそうな、安心したような微かな笑みが浮かんでいた。
…こうやって徐々にデレデレなフランスとツンデレなイギリスのバカップルができていくんですよねぇ
コメント
12件
…大好きです…本当にすきです…!!!神様を見つけてしまった……!!バカップル尊すぎませんか?!?!
と、尊い…… 天才ですか??
好きです(尊死) いぎたぁぁぁぁぁんんんんんんかぁいいよォォォォォォ!!!!ハァッハァッハァッ…(過呼吸)泣き顔って正義ですね…(((バカップル大好きッ てか文才ありすぎでは???ちょっとぐらい分けt(