「ついたー!」
そう言うと俺達は遊園地の入り口前にいた。
「えっと~まずはチケット買って~」
「そうだ!皆何乗りたい?」
「やっぱりジェットコースターだろ!」
そう明るい話をしているとチケット売場の順番が回ってきた。
「子供四人で!」
俺達がチケットを買い終わると予定を立てた。
拓真が提案していたジェットコースターに乗ってから陽菜が提案したメリーゴーランドに乗る、そして琳の提案したゴーカート、俺が提案した空中ブランコに乗ってからお昼にすると言う午前の予定。
午後はお昼に決めるらしい…
「じゃぁジェットコースターから行こうか!」
ジェットコースターか……一回8歳頃に連れてきてもらった以来乗ってないな………確か子供用のジェットコースターでは凄く笑ってたって言ってたっけ?
「うわぁ並んでるだけでもハラハラするね~!」
「俺なんか緊張してきたわ」
「茜ってジェットコースター乗ったことあんのか?」
「子供用の奴だけど乗ったことあるよ」
そう話していると順番がきていた
「はぁ楽しかった!」
ジェットコースターに乗り終えた俺達は柵の外へ歩いていた。俺はバテている拓間を肩に抱えながら歩いていた。
その後俺達はメリーゴーランドに乗った後ゴーカートに乗るため四人仲良く話ながら向かって歩いていた。
「二人ずつ?」
「はい、140センチ以下のお子さまはお二人様で乗ってもらうことになってまして」
「どうする?」
「じゃんけんで決めようぜ」
どうしてこうなるんだぁぁ~!!!!!!!!!
「楽しみやな!運転はまかせろ!」
「う、うん」
どうして?どうしていつもこうなるんだ!こんなに琳のペアになる事が!
まぁ、少し嬉しいけど
そしてその後空中ブランコに乗り、お昼休憩にすることにした。
「この後どうする?」
陽菜が提案してきた
「俺お化け屋敷行きたい!」
「観覧車乗りたい!」
「何言ってるんや陽菜観覧車はラストやろ!」
「と、言っても今3時でしょ?」
「皆5時までだからお化け屋敷で後一つくらい?」
「そうだね」
そして決まらないままお化け屋敷に向かうことにした。
お化け屋敷の中は薄暗く、クーラーがガンガンに冷えていていろんな置物が置かれていた。
「い、いかにも出そうな感じやな」
琳君は俺の肩を押さえながら歩いていたそして二人は平気そうな顔で進んでいる
「ドジャーン!!!!!!!!!」
俺達の近くから物凄い音を立てながら幽霊が出てきた。
「ヽ(;゚;Д;゚;; )ギャァァァ」
「うおっ!」
「ひやぁ!」
「……………」
「あ、茜怖くないんか?」
「いや、別に」
作り物とわかってるからなかなかに驚けない。こんなにビビるものなのか?
「つ、強いね~」
そして俺は一回も驚くこともないまま出口に出た
「え?もう4時!?」
「じゃぁ早く観覧車乗ろうぜ」
う、うん!
「うわぁ、緊張する~」
「てっぺんなんか絶対良い景色だよ!」
「まぁ、少し明るいから光はあんまり見えへんな」
「あっ!でも夕日見えるよ!」
「本当だ!綺麗~」
「降りたら写真撮れるかな?」
「今撮らへんの?」
「皆と撮りたいな~って」
「今無理?」
「あーギリギリ茜くんが入らない💦」
「茜もっとこっちきいや」
「え?うわっ」
「お、入った」
(ち、近ぁぁ~!!!!!!!!!)
「て言うかてっぺんすげえ高いな」
「ねー」
「はぁ~楽しかった!」
「な!」
「あ、ごめん!俺トイレ行ってくる」
「私も行っとこ~」
そう言って陽菜と拓間はトイレへ向かった。
「あ、あのさ琳君」
「ん?なんや?」
俺は琳君に告白しようとしていた。 その時ジェットコースターの音で「好き」という言葉はかき消された。
「ん?なんてもう一回言ってくれへん?」
「えー?今日は楽しかったね!」って
「あぁ!そうやな!」
嘘をついた….でもこれで良かったのかも知れない
怖いな
コメント
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同性でも受け入れてくれるかの不安と振られるかもという不安の2つあるからより不安になるというね…。