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下から怒鳴り声が聞こえる。また誰かが喧嘩しているのだろうか?まぁ、いつもの事だし……しかし、5分後ガシャンと言う何かが割れた音がして、私は何をしているのかと1階へ降りた時。白い何か……平たい……あ、お皿か……。……は?お皿?……なぜ?と頭の中で自問自答を繰り返したが、よく見ると私のお気に入りのお皿なのだ。しかし、本能的に避けるしか無かった。避けたあと、湧いてきたのは怒りだった。途方もない怒り。私は目の前のハチャメチャとした喧嘩に目を向けて。
咲と夜兎にゲンコツをした。夜兎は、こっちを睨むが。咲は、私の気配に気づいたのか武器を下ろす。私は夜兎にデコピンをし、夜兎は我に返った。そして、琥珀がこっちに来て
「おはようございます」
夜白先生
そう言って一礼をした。
あれは夢だったのだろうか?だってこの子達が生きてる訳……、レグも緑髪なわけない。私は涙をこらえて、少し探ることにした。
1週間経った頃、わかった事は。
まず、レグとレリィは双子ではなく。従兄弟同士ということ。
愛多華、夏、琥珀は兄弟との事。
そしてこの世界、天使と悪魔は共存しており。それぞれ神という存在がいること。そしてここ《学校》で、神になるための学びをしている。みんなそれぞれ、親がいて一緒に暮らしているそうだ。良かったとほっとするが、ひとつ引っかかったことがあった、私の親は生きているのか……
「夜白先生」
どこからか声が聞こえる。机の下からだ。
よいしょと机の下を見ると。愛多華がいた。