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記憶が混乱しているが、確かこの子《愛多華》は9年生にもなる。そろそろ社会を知ってもらわなくては行けない歳なのだが……流石に、なぜ私の机の下に隠れているのかは問いたださないといけない。しかし、そこに咲が現れた。誰かを探しているようだ。まさかと思い、愛多華に「咲に追われてる?」とメモを渡す。そして愛多華の答えはYES。にしてもなぜおわれているのだ?

「咲、誰か探してるの?」

と誰か分からないように言う。そして、咲はムスッとしてこちらを見て

「愛多華だよ!私のプリン食べたの!」

まさかの、そんなこと。だが人の物を食べる愛多華も愛多華だ。これは反省してもらおう。

「愛多華なら、私の机の下だよ」

と言うと、咲は顔を真っ赤にして「愛多華!!!」と叫び、愛多華は「ひぇー!!!」と机の下から出て職員室を飛び出して行った。どうやら、2人は相当仲が悪いようだ。……なら、咲と夜兎はどうなったのだろう?1週間、このふたりが一緒だったところをあまり見た事がない。

一緒だったとしても全く喋っていないのだ。このふたりは今どういう関係なのだろう?このふたりの関係が壊れていたとしたら、以前の私は何をしていたのだろう?そしてなぜ起きた時に、「また」なんて思ったのだろう?以前の記憶なぞ私には残っていないのだ。それに、私は…………私は?

私は……何をしていた?早く教室に行き、あの子達に教えなくては。あの子たちは神になるべくしてここに来ているのだから。

そう……だよな……?よく分からない。よく分からなくなってしまった……。とりあえずと、教室に行き。私は今日は普通の勉強の日として、教え子たちに教えて行った。くだらないことだったのだろう、忘れるということは。そう思いながら。私は教え子たちに今日を教える。

私は宿舎に帰る途中、休みくらいは実家に戻ろうと考えていた。さすがに帰らないとお母さんか悲しんでしまう。そう考え、帰路を辿っていると。道端に水晶を置いて占っている御仁がいた。少し占ってもらおう。そう思い、御仁に声をかけた。そして占ってもらったのは教え子達の運命……。そして出てきたのは……。「全ての死・敗北」だった。

私は怖くなり、椅子から立ち上がり。代金だけを机に乗せて後にした。怖くなったのだ。なぜ怖くなったかは言えないが、怖くなったのだ。

神の世界 第5章

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