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テラーノベル(Teller Novel)
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コンコン




💖「失礼……しま…す…………」



♡「あ、桃川さん?」



💖「あ………………は、ぃ…」



♡「入っていいわよ〜」



💖「はい……………………」



1週間後。

前に蒼空さんに酷いことを言ったあの日から、僕は学校に行けずにいた。

ただ、そろそろ親に「学校に行ったら」とLINEされたので気持ちを切り替えられないまま、僕は登校した。

“保健室登校”だけど



♡「何か勉強道具とか持ってきました?」



♡「やることがあれば……」



💖「あ、、少し…だけ…………」



♡「わかりました、それやりますか?」



💖「あ……やり、ます……」



♡「はーい、8:50から授業始まるので好きにしててくださ〜い」



💖「はぃ………………」



♡「ちょっと私教頭先生のところ行ってくるので、」



💖「ぁ……わか、りました……」




ガチャ



💖「…………………………………………」



💖「はぁ……」



小さくため息をつく。

学校に来たはいいものの、クラスの人と会う勇気が出ない。



💖(でも………………謝んないと……だよ…ね…………)



んん…と声を漏らす。

蒼空さんに酷いことを言ったのは事実。

そのまま何も言わず僕が逃げたのも。



💖(でも………………………………)



“話したくないと思われているかもしれない”

そんな考えが頭をよぎる。

それに話したくないと思われているのは事実だろう。

誰があんな事を言われて笑っていいよ、などと言えるだろうか



💖(やっぱ話しかけない方がいっかな……)



💖(それか…………手紙、とか…)



そうだ、謝るべきなのは事実だけれど別に話さないといけないわけではない。



💖(もうどうせ話しかけられることはないだろうし…)



💖(別に…謝りはするし……)



明日手紙を書いてきて放課後にでも蒼空さんの机に入れとこう。

そう考えを固め、僕は一限目の始まりを告げるチャイムの音を聞きながら教材を出した。































自分の気持ちに気付かないふりをして。

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プロフィール追加情報➝️❌

【𝐏𝐫𝐨𝐟𝐢𝐥𝐞】

💖てるとくん

桃川てると

新高校1年生。

Bルーム。

メガネとノイキャンイヤホンは必須だとか

髪色は明るくないらしい……?


💙まひとくん。

蒼空まひと

新高校1年生。

Bルーム。

てると曰く陽キャで誰とでも仲良くなれそうな人だとか

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𝐓𝐡𝐚𝐧𝐤 𝐲𝐨𝐮 𝐟𝐨𝐫 𝐰𝐚𝐭𝐜𝐡𝐢𝐧𝐠.

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