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それから私は誰になんと言われようと先生のそばから離れなかった。
ある日、病院から電話がかかってきた。
先生が倒れた、と
前から覚悟をしていたものの現実を受け入れられなかった。
泣きながら歩く。
誰に変だと言われても。
誰に変だと思われても。
私は泣き続けた。
ベットで横になっている先生は消えてしまいそうな声で
「愛と恋の違いってなんだと思う?」
声を聞くだけで泣いてしまう。
「僕はね自分が満足したいのが恋、他人を楽しませたいのが愛だと思う 」
私は
「じゃあこれは愛だね 」
必死に泣き顔を見せないようにつぶやく。
「そうだな」
「愛してる」
自分が満足したいのが恋
他人を満足させたいのが愛