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零[特に話すこともないので本編𝕤𝕥𝕒𝕣𝕥]
高[ちょw宮地先輩www容赦ないwwww]
宮地の容赦ない蹴りに高尾が爆笑している。
宮[こんな奴らに容赦も何も無いだろ]
ごもっともである
黒[盾の方達は結界を張ってください、伊月先輩は後方から他の方はガンガン突っ込みましょう!]
なんでかよく分からないがテンションの上がっている黒子がそう言い、盾は結界を張り、矛は人外に向かって突撃した、もちろん後方を任されている伊月は除く。
笠[巻き込まれる度毎回思うんだが、ストレス発散にちょうどいいよな]
宮[あ〜それめっちゃわかるわ、高尾と緑間のせいで死ぬほどストレス溜まってるから正直助かる]
今[受験勉強の息抜きにもちょうどええよなぁ]
笠宮[わかる]
氷[格闘ゲームでもしてるのかな?]
黒[とても戦闘中の会話とは思えませんよね、今吉さんに至っては霊を揶揄いながらですからね、、、!]
氷[黒子君はさっきからテンション高いね]
黒[久しぶりなもので]
この時皆同じことを思った(久しぶりだからってテンション上がらないだろ、、、)と。
伊[それにしても減らないなぁ、、、]
そう、宮地が蹴りを入れてからずっと攻撃を続けているにも関わらず全然減っている気がしないのだ。
黒[高尾くんどのくらいいるか分かりますか?]
高[ん〜?ちょっと待ってな]
高[ちょwなwにwこwれwwwww]
緑[笑ってないでさっさと言うのだよ!]
ツボにハマって笑い続けている高尾に緑間が怒鳴った。
高[この先5m近くまでギッチギチwwwその先は5m近く何もいないwwwww体育館囲ってたのがwww全部wドアの方に来ちゃってるwwwwヒィーーーwww]
皆(うるっさ)
またもや皆の心が合わさった瞬間だった。
黒[疲れるからあまりやりたくなかったんですけど、このまま続ける方が疲れそうですね、、、]
黒子が小さな声でそう呟いた、そして言葉を拾ったのは近くに居た今吉だった。
今[黒子君、なんかこの状況打破する方法でもあるんか?]
黒[えぇ、ですけど皆さんにも被害が及ぶ恐れがあるので]
黒子はそこで言葉を切り、黛に向かって言葉を放つ。
黒[千尋さん、皆さんのこと頼みます]
黛[了解]
黛が了解の意を示した次の瞬間、前線で戦っていた黒子を除く矛達が黒く透けた触手のようなものに掴まれ、後方にいる伊月の所まで戻された。
宮[あー黛だったか、なんだこれ?]
笠[悪いものでは無いことは分かる、むしろ神聖な雰囲気すらあるしな]
今[それはそれとして、なんか嫌やな]
氷[分かります、ツタに絡まれた植物の気分]
紫[室ちんの表現意味わかんないし]
岡[それに関してはわしも紫原と同じ意見じゃ]
後輩と先輩に言われ氷室は少し凹んだ。
黛[此処は我が神域なり、不浄の存在は認めぬ]
黛のその言葉と同時に黒子を除く皆を丸々包み込むほど大きな結界が張られた。その結界はほのかに光を帯びており、結界の中は神聖な空気で満たされた。
実[な、なにこれ、、、]
葉[急に空気が、、、]
今[なんやこれ、桁違いにも程があるやろ、、、]
霊感のあるものは皆、この結界の異質さに圧倒され、霊感のない者は皆、霊感のあるものが何故こんなにも驚いているのか分からず混乱している。そんな中、周りよりも早く混乱から抜け出した者がいた。
村[すまん宮地、何が何だか分からないから説明してくれ]
意外なことに1番回復が早かったのは秀徳高校に在学する木村だった。そんな木村は友人であり霊感持ちである宮地に説明を求めてたが、、、
宮[いや、俺にもわかんねぇよ、、、]
あっさり投げ出された。
今[伊月君やったっけ?本家筋なん]
伊[あ、はい]
少し時間が経ったことで混乱から抜け出せたのであろう今吉が伊月に声をかけた、それもそうであろう、伊月はこの中で唯一の本家筋の人間なのだから。
今[これ、説明してくれへん?]
伊[説明、ですか、、、]
説明と言われても伊月にも何が何だか分からないのだ。
伊[俺もよく分かりません、分かっているのは皆さんとほとんど変わらないと思います]
相[伊月君、なんでこんなに驚いているかの説明、してくれる?少なくとも霊感のない人達はそれが一番知りたいと思うから]
相田のその言葉に霊感の無い者達は頷き同意を示す。
伊[えっと簡単に言うと、この結界の中はとてつもなく綺麗なんです]
日[伊月、綺麗ってどういうことだ?]
伊[そのまんまだよ日向、淀んだ空気がこの結界が張られてから澄んだ綺麗な空気になったんだ。想像しやすく例えると、排気ガスまみれの工場が一瞬で山の澄んだ空気になったって考えてくれたらいいよ]
金[そんなことってできるの?]
小金井が皆が思っていることを質問した。
伊[できない、少なくとも一瞬では。時間をかけて結界内を浄化することは出来る、と言うか時間をかけないと浄化は出来ない]
大[これと似たようなことをした人はいないのか?]
大坪の質問に伊月は首を横に振る。
伊[いません、こんなの人間ができる範囲を超えてます。できるとしても、人間よりも上位の存在です]
今[ちょおまて!人間よりも上位の存在って、、、!]
伊[えぇ、神格を持つ者。つまり、神です]
伊月の言葉に霊感を持たない者だけでなく霊感を持つ者も言葉を失った。そんな時伊月が[あ]と、声を出した。
伊[そうだ、なんかこんな感じの空間に入ったことがあると思ったら、、、あれか]
伊月がボソボソと独り言の様に呟いた。
木[伊月?なんか知ってるのか?]
そんな木吉の言葉に皆が伊月の方を向く。
伊[小さい頃、こんな感じのとてつもなく綺麗な空間に迷い込んだことがあるんだ、当時なんであんなに綺麗なんだろうって思って母さんに聞いたんだ。あそこは何?なんであんなに綺麗なの?って聞いた俺に母さんはあそこは神様が作った神域よ、霊は勿論病原菌すら存在しない、とても神聖な場所って答えたんだ]
青[なぁ今更だけどよ、なんで黛だったか?そいつに聞かないんだ?]
水[ ]
金[水戸部が結界を張ってる時は集中力が必要だから軽い会話くらいなら大丈夫だけど説明は結界が不安定になるからダメだって]
水戸部の言っていることを小金井が通訳する。
黛[別に止まってればそこまででもない]
黛のその言葉に結界を張れる者は皆(どこまで規格外なんだこいつ)と思っていた。
赤[大丈夫なら黛さんに説明お願いしたいんですけど]
黛[はいはい、て言ってもそいつが話した通りだよ]
黛が伊月の方を向いながら言う。さすがに説明が足りないのか皆困惑した顔をしているが。
伊[俺が話した通りって、どういうことですか?]
黛[そのまんま、ここが神域に似てるっつったろ]
伊[えぇ、言いましたけど]
黛[似てるも何もここは神域だ]
皆[は?]
皆の思考が停止した瞬間だった。
黛(すげぇあほ面)
今[ちょ、なんかすごい失礼なこと言われた気がするけどまぁええわ。伊月君、神域って神様が作るもんなんやろ?]
伊[え、えぇ。神様が自分のテリトリーと決めた範囲が神域です]
黛[言っとくけどここは間違いなく神域だ。言ったろ?此処は我が神域なりって]
実[確かに言ってたわ、此処は我が神域なり、不浄の存在は認めぬって]
伊[あの、黛さんって人神だったりします?]
黛[ビンゴ]
伊月の言葉を黛が肯定すると人神が何か知っている者は驚きを隠さないでいる。
中[あの、人神ってあれですよね、人でありながら神の力を持ち、人としての生が終わったら神になるって言う]
中村がキラキラとした表情で言う。
黛[それそれ、っと準備出来たみたいだな]
皆[?]
皆が黛の見ている方を見ると、結界一面に目や腸、脳みそが出ている霊が群がっていた。
宮[そういや今異界だったな]
宮地のその言葉に一同頷く。皆ここが異界だと言うことをすっかり忘れていたのだ。
笠[透明少年結界の外に居るが、大丈夫なのか?]
黄[黒子っち!黒子っち!返事して!]
笠[うるせぇ!]
笠松が黄瀬に飛び蹴りをする。
黒[はぁ、ほんとにうるさいですよ黄瀬くん、君何も出来ないんですから黙っててください。ホイホイが大声出すとワラワラと集まってくるんですから]
霊が邪魔で姿は見えないが霊の向こう側から黒子の声がした。
黄[く、黒子っち〜!!]
黒[黄瀬くん黙れ]
黄[はい、、、]
皆(馬鹿だろこいつ)
黙ってろと言われたのにも関わらず大声を出したせいで黒子に怒られ、皆に馬鹿と思われる駄犬であった。
黛[こっちはいつでも大丈夫だぞ]
黒[じゃあもう始めますね]
そう黒子が行った時だった。パンッと手を叩く音がしたと思ったら、結界を囲むようにして群がっている霊を囲むように青く光る輪が現れた。
今[な、なんやこれ]
黒[此処は我が神域なり、不浄の存在は許さぬ]
黒子がそういった時、霊の足元が強く光りあまりの眩しさに皆が目をつぶった。
次に目を開けた時には霊は跡形もなく消え去っていた。
零[はい、今回はここまでです。それではまた次回お会いしましょう]