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こちらは男性ブランコの【引越しの挨拶】というネタのストーリーです。
真壁 平井のこと 🟫で表します
住田 浦井のこと 🟩で表します
START!
🟫「ピーンポーン!あれ?ピーンポーン」
🔔ピーンポーン
🟩「はーい?」
ガチャ
🟫「どうもどうも!今日から隣に越してきました、真壁です!僕のちょいミス…聞いちゃいましたか?(ニヤニヤ)」
🟩「ちょいミス…ですか?いいえ…聞いてませんけれど…、、」
真壁さんね…なんか不思議な雰囲気…
ちょいミスって…なんだ?
自分はここに前から住んでいる住田。
まぁ…至って普通の公務員。
🟩「す、住田です…」
🟫「これ!引越しのまぁちょっとした物ですが…」
お菓子だろうか?紙袋に何かが入っている。
よくある引越しの挨拶のやつだな。
🟩「ありがとうございます…」
🟫「うなぎパイですよー!僕、大好きなんですっ!」
🟩「うなぎパイですか…」
懐かしい。自分も好きだから、なんかこころが暖かくなるな。
🟫「そういえば!そこに公園がありましたよー!」
🟩「そうですけれど…」
自分の部屋の窓から見える公園。
よくあそこのブランコに乗ってコーヒー飲んだな。
🟫「歩きましょ!あ る き!」
そう言って真壁さんはスタスタと歩いていってしまった。
早歩きで追いつけない。
それも自分の片手にはうなぎパイの入った紙袋。
素早く紙袋を玄関に置いて鍵も閉めずに
家を飛び出した。
数分後…
🟩「アイス奢ってくれてありがとうございます…」
真壁さんに自販機アイスを奢ってもらってしまった。
🟫「僕、自販機アイスが好きすぎて…
自販機真壁って呼んでいるんですよ!」
何を…言っているんだ?
本当にわけがわからない人だ…
でも…何故か落ち着くんだ、この人。
🟫「良かったら一緒にバンドやりません?」
🟩「はぁ?!」
🟫「やってみませんか?」
🟩「が、楽器弾けませんし…」
本当によく分からない人すぎて…
振り回されている気が…、、
🟫「そうですよね…では、友達になってくれませんか?」
友達。
久しぶりに聞いた言葉。
仕事まみれで
ハラスメントとか
残業とか。
奢って貰ったアイスだって
天国のような幸せに感じていた。
🟩「まぁバンドよりは友達の方がいいので…はい。」
🟫「…!!!」
すると小さく泣き声が聞こえて
真壁さんがその場にへたり込んでしまった。
🟫「うぅっ、…うわぁっ…う、う、嬉しいです…」
🟩「えっ、えっ?!ちょ!」
🟫「僕の初めての友達に…なってくれて…ありがとう!」
きゅん。
としてしまった僕はバカだろうか?
今までにない扉が今開いたような感覚だ。
🟫「うぅ…、、」
🟩「あの…真壁さ…」
🟫「あ゛…?」
🟩「えっ?」
今までに聞いた事のない真壁さんの声に
ガクついた。
低い声が
公園中に響き渡る。
🟫「あ゛ー…もしかして真壁と話した?」
🟩「はい…そうですが…」
🟫「チッ…説明めんどくせぇな…あいつは俺のもう1人の人格だから。忘れて。無視して。」
立ち去っていこうとする真壁だったはずの男性。
待ってと言っても聞いてくれない。
僕は…
僕、
🟩「僕、あんまよく分からないんですけど…
真壁さんの方がいいです!!!」
🟫「…はぁ?くだらねぇ。」
🟩「あっ、ちょっと…!!!」
公園へ行った時の真壁さんのように
早歩きで行ってしまった。
もう
友達じゃないのかもしれない。
真壁さんはもう居ない。
真壁さんが主となり、あの人が副人格ではなくて
あの人が主で真壁さんが副人格…
とすると真壁さんは存在しないのかもしれない。
🟩「真壁さん…ちょいミスって…なんだったんですか?最後くらい教えて欲しかったんですけどね…」
涙声で
奢ってもらったアイスを見つめて
独り言を言った。
もし真壁さんがいれば…
🟫「くちピーンポーンのことですよ!!!」
🟩「ま、真壁さん!!」
思わずぎゅっと抱きついてしまった。
真壁さんは…
どこにでもいるのかもしれない。