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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで
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⚠️ここではやんさんが女という設定になります

⚠️本人様と性格が異なる場合がございます

苦手な方はここで閉じるように

また本人様にご迷惑のかからないようにお願いします。

以上を踏まえた上で、ご覧になってください

それではどうぞ




『白尾城』




国王であるnakamu様に仕える執事が多くいる。



そこで私も働くことになったが…


kr「え〜、どうもこちらきりやんです…」


「急ですが、今日から”男”として、執事として働くことになりました…」(ボソッ


コンコン


sm「おい新入り、ちょっといいか」


kr「!?も、もう少し待ってください。今着替えてて…」


執事服なんて着ることがないから戸惑うばかり。


…なぜこんなことになったのか。


遡ること半年前。


―――――――――――――――――――――



それは唐突に父から告げられた。


父「なぁ、きりやん」


kr「ん?どうしたのお父さん」


父「悪いんだが、執事として働いてくれないか?」


kr「…え?」


突然言われたことに驚きを隠せない。


父「実は借金しちゃって、それがとんでもない額でさ…、俺1人働くんじゃ返済できなくて」


え借金??


「それで白尾城の給料は良いらしいって聞いて調べたら」


白尾城って、あの??


「執事だけの募集らしくてな」


執事だけなの?メイドは??


kr「なんでそんなことになった…?」


頭の整理が追いつかない。


父「本当に頼む…1年だけでいいから!」


父からこんなに懇願される事なんて今までなかった。


それだけ大変な事態だということ…


kr「いや、別にいいけどさ…」


やりたいことも無く断る理由もないので受け入れる。


と、


父「本当か!?」


みるみるうちに父の表情が明るくなる。


kr「なんで男装…しかも執事服なんて着なきゃいけないの…」


どうせならメイド服着てみたかったな〜


……


なんて、残念に思いながらもやるしかないのだ。




―――――――――――――――――――――




という事があった。


父は結局借金を背負った理由を教えてはくれなかった。


「…まぁ、やると決めたらやるんでね」


1度決めたことは曲げずにやり切る。


だからこの1年、女が執事をしているなんて、バレる訳にはいかないので全力で隠し通すしかない。


そして、今日は初日。最初からバレる訳には…


コンコン


?「おい、まだか?」


kr「すみません!初めてでして…少し戸惑ってしまいました、」


ガチャ


kr「ど、どうでしょう…」


そう言い、扉を開けて確認をとる。


?「…」


執事長であるスマイルさんに問う。


kr「えぇ〜と…スマイルさん…?」


無言で見つめてくる。


訳がわからずしばらく困惑していると、スマイルさんが首元に手を伸ばしてきた。


びっくりして目を瞑る。



と、


sm「ネクタイ曲がってたぞ」



そう言って顔を逸らした。


kr「っ、ありがとうございます!」


なぜか緊張したのか、ドキドキと心臓が鼓動する。



sm「…じゃあ初日だが、最低限の事は守れるようにある程度の事は教えておく」


kr「は、はいっ!」


私はスマイルさんに説明されるがまま仕事に取り組んだ。




―――――――初仕事終了――――――――




自室にて、


kr「あ〜疲れた…」


ふかふかのベッドに寝転び呟いた。


kr「案外バレてないようで良かった」


ふと今日の自分を振り返る。


kr「よくやった私!明日もこの調子で…、」


コンコン


突然の訪問に驚く。


kr「っ!…は、はーい?」


?「すみませ〜ん。挨拶に来ました〜。開けてもらえますか〜?」




…まずい。



今の私は完全なる女子の姿である。


女物のパジャマを着、ウィッグも取って、地毛であるロングの髪を下ろしている。


せめて部屋ではと思い、男装はしていないのだ。



だからこの姿を見られたら…


?「あ、扉開いてた。入りますね〜」


ガチャ


kr「え」


?「…え?」


kr「…」サーッ、


自分でも一気に血の気が引いていくのがわかる。


?「君…男の子……のはず、だよね…?え、女の子…?」


kr「…と、とりあえず部屋入ってください!、」


私は焦りまくって、その人の腕を掴んで無理矢理部屋に引っ張った。




―――――――――――――――――――――




……


kr「…っていうことなんですけど、納得して頂けますかね?、」


ある程度の事情を説明して口外しないように説得する。


?「いやぁ〜、僕はいいけど執事長が許してくれるかどうかじゃないかなぁw」


と、ちょっと面白そうに話す。



……



てか、あなたが無断で入ってこなければこんな事には……クッ


と、八つ当たりをしては自分の過ちに後悔を繰り返している。


?「あと、nakamu様かな」


kr「…?」


そういえば、と思い1つ質問をした。


kr「どうしてこの城には、メイドがいないんですか?」


ずっと気になっていたが聞く機会がなく、知らなかったことだ。


?「あ、君新入りだから知らないかw」

「実はnakamu様はねぇ、大の女嫌いなんだよね」


驚きのカミングアウト。


kr「え、それって私バレたら…」


?「うん。大変なことになるねw」


kr「…そんな、」




と、いうことは…


私はここでこの人にバラされた時点で終わり…?




kr「〜っ、なんでもするので言わないでください!!お願いします…!」


?「え〜なんでもぉ?w 元々言わないつもりではいたけど…」


なんと、素晴らしいほどに優しい人ではないか。


一気に嬉しくなり笑顔で言う。


kr「じゃあ!何もしなくても…」


?「せっかくなら」


私の言葉を遮って彼は言った。


?「これから僕の執事ね?」


kr「…へ?」


言われた意味がわからなかった。


?「まぁ本当は正しくするとメイドだけどw」


?「Nakamu様を1番優先するのは変わらない」


?「でもその次は僕が君のご主人様!」


ニッコニコで説明を続ける。


?「執事長なんかよりも、僕優先だからね?」


?「しばらくの間夜は僕の部屋来て話でもしようよ!」


?「君と仲良くなりたいしな〜」


?「あ、でもご主人様ってことは忘れないで上下関係はちゃんとするんだよ?」


?「最後に、僕はぶるーく!」


?「君の名前は!」




急に部屋に入ってきてバレたと思ったら、自分の執事にし出すとか言い始めて、訳分からないことをぬかし続ける彼、ぶるーくさん…


だが、ここでこれを断れば私の人生はほぼ終わりと言っても過言ではない。


バラされたら嘘の罪で死刑になるだろうし、もし帰れたとしても借金まみれの生活へ…



何がなんでも受け入れるしかないのだ。




kr「…きりやんと言います、」


br「可愛い名前!これからよろしくねぇ」


見た目は、ニコニコと感じの良さそうな執事さんなのだが、だいぶ危ない人に捕まってしまったようだ。




―――――――――――――――――――――

br side


その後





br「え〜、めっちゃ可愛い子だったじゃん…w」


と、さっきの焦りと困惑の表情をしたさっきの彼女を思い出す。


br「しかもあの様子だと、まだ誰にもバレてなかった感じだよね?」


br「つまり!僕しかあの子の可愛さを知らないということ!」


br「早いうちに仲良くなりたいなぁ…w」


これから夜は楽しくなりそうだ


と、ルンルンで自室へと戻った。



━━━━━━━━━━━━━━━

1日目でバレてしまったようですが、

これからやんさんはどうなるんでしょうね


では続きをお楽しみに





追記


すみません!

不満な点が多すぎてあげ直しました!

次からの話も全部あげ直してますー、

バレずに働く執事志望

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