TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

胸張って生きなね。

⠀ ⠀ ⠀

誰にも言われたことの無い言葉

⠀ ⠀ ⠀

自分なんかが胸張って生きていいのかな

⠀ ⠀ ⠀

そもそも胸張って生きれるのかな

⠀ ⠀ ⠀

この世界は少し狭すぎるから

自分で広げていくしかない。

⠀ ⠀ ⠀

⠀ ⠀ ⠀

第15話  勘違い

⠀ ⠀ ⠀

⠀ ⠀ ⠀

⠀ ⠀ ⠀

学校に着くと毎日彼女は先にいる

でも声はかけれない。

⠀ ⠀ ⠀

周りの席の子達と楽しそうに昨日の特番の話をしている。

⠀ ⠀ ⠀

_胸張って生きなね_

⠀ ⠀ ⠀

勇気を出した。

彼女の好きな、葵でいる為に

⠀ ⠀ ⠀

葵「花音達、お、おはよ」

⠀ ⠀ ⠀

皆「…?!」「お、おはよ、」「…おはよ」

⠀ ⠀ ⠀

やっぱり皆警戒してる。

そりゃそうだよな

⠀ ⠀ ⠀

花音「アオイ、おはよ」

⠀ ⠀ ⠀

たじたじしてる皆をあしらいながら

彼女は満面の笑みで言った

⠀ ⠀ ⠀

花音「この子、案外クラスでは陰キャぶってるけどまじ女子力高いから」

「制服のリボンもほつれたら自分で治しちゃうんだもんね~」

⠀ ⠀ ⠀

葵「う、うん」

⠀ ⠀ ⠀

今までに無いくらい精一杯笑顔を作った

⠀ ⠀ ⠀

彼女はニコニコしながら皆に紹介する。

恥ずかしい。今にも穴があったら即入りたい。

⠀ ⠀ ⠀

皆「えフツーに凄いやん?」

「私壊れたコートあるから縫ってよぅ」

⠀ ⠀ ⠀

皆が普通に会話を返してくれた。

貶された事しか無かったのに。

⠀ ⠀ ⠀

凄いじゃん。言った?

⠀ ⠀ ⠀

花音「誰よりも女の子だもんね♡」

⠀ ⠀ ⠀

…。//

⠀ ⠀ ⠀

皆「ねぇ、花音、この子顔赤くなっちゃってるってwwww」

「やめなよそうやってすぐ口説くのwwwww」

⠀ ⠀ ⠀

ああもう

⠀ ⠀ ⠀

そんな目で見つめないでって

⠀ ⠀ ⠀

⠀ ⠀ ⠀

花音の悪い所そういうとこだよ

⠀ ⠀ ⠀

⠀ ⠀ ⠀

でもやっぱり

⠀ ⠀ ⠀

⠀ ⠀ ⠀

口説かれてなんぼです‼️‼️‼️‼️‼️

⠀ ⠀ ⠀

⠀ ⠀ ⠀

花音「アオイ、今日うち来て。」

⠀ ⠀ ⠀

⠀ ⠀ ⠀

彼女はそう言うと、上目遣いで

右手を握ってきた。

⠀ ⠀ ⠀

皆「なになに、もしかして出来てんの?」

⠀ ⠀ ⠀

葵「できてっっっ、、、、?!?!」

⠀ ⠀ ⠀

皆「お?なんだその焦り方」

⠀ ⠀ ⠀

花音「んふふははは」

⠀ ⠀ ⠀

⠀ ⠀ ⠀

怪しさムンムンのまま彼女は

⠀ ⠀ ⠀

出来てても出来てなくてもこいつは私の者ですぅぅぅぅ~~って。

⠀ ⠀ ⠀

なんてそんな。

⠀ ⠀ ⠀

今考えれば

⠀ ⠀ ⠀

そんなん言われたら正気のまま彼女の家になんて行けるわけないのに。

あの娘が咲いたあの日から

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚