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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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友達の家に行くなんて中々ないから

やっぱーり緊張する訳でさ、

 

何を手土産にしたら良いのかなんて分からないし。

 

いやまず、三日三晩洗濯してない制服で行っていいのか??

 

あ、今日の靴下穴空いてるんだった

 

ああぁもうダメダメだよ

 

とりあえずこのままじゃだめ

一旦花音には先に帰ってもらうしか…

 

_ね、ほら早く行くよ_

 

振り向くと、


さようならの号令と共に

彼女の声。

 

諦めた顔で苦笑い

 

すかさず彼女も白い歯を見せる。

  

ああ、この幸せな時間はどのくらい続くのかな

 

きっとずっと続くんだろうな。

 

今は不思議にそう思えた

 

 


 

第16話   厚いビニール袋

 

 

 

 

 

葵「だめだめだめだめやっぱなーーーし!」

 

今までに出したことの無い声が

校門に響き渡る。

 

彼女が両手に持ってた沢山の飲み物のビニールも地面に落ちる。

 

もう、アホ!

やっぱり上手くいくことばっかじゃない!!!!

 

つくづく自分が嫌になる

 

花音「なによ?!急におっきい声だして?!w」

   

葵「あぁ、あのやっぱり別の日にしない?^^」

 

花音「何今更、」

 

葵「いややっぱり事前準備とやらが必要でして、、?^^」

 

落ちた瓶を拾いビニールにしまう彼女は眉毛を上げてこちらを見た

 

花音「プッ…wwww」

 

葵「は、?」

 

花音「あっはははwwwww」

 

「なによそれ!この前1回来たでしょ?言い訳してないで行くのっと!」

 

葵「ほんとむりだから!」

 

思ったより大きい声で怒鳴ってしまった

 

花音「…!?」

 

葵「あぁ、ごめん…なんか」

「ドキドキするんだよ。この頃花音といると。緊張してるのか、はたまた違うドキドキなのかは分からないけど…」

 

そう言うと彼女はニッコリして頬を摘んできた。

 

花音「そっか」

 

葵「…」

 

花音「薄々勘づいてたよ、それ」

 

葵「えっ、どういうこと、それって、…?」

 

花音「私もアオイといる時が、1番、誰よりも落ち着く。でもたまに、アオイが見せるそういう一面に…」

 

葵「そういう一面…?」

 

花音「そういう一面に…何となく惹かれる?!?的な?!はははは!wwwww 」

  


「てなわけだから今日んとこは解散でー!

はは…じゃまったねー!!!w…」

 

 

ん?なんか、突き放された?

 

 

今日の件で何となく分かってしまった。

 

お互いが、友達として

 

見れなくなってきている事を。

 

 


あの娘が咲いたあの日から

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