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この出会いは16年前
大学で知り合ったこの人、良く分からない人。何だかんだ都合、16年くらい付き合いはあるものの、いまだに分からない。
話し合う時っていうのが一番多いんだけど、果たして話し合いになっているのだろうか。と私としては思う時もあるし、何を話したのかおぼえていない時も多い。
どっちかと言うとそっちの方が多くて、ずっとそのままなんだろうなとも思うわけで。
言葉がなんというか別の世界のを集めてこっちに投げて来てて、それを受け取るフリをしてそっと横に置いておくっていうのがこの人との会話の時のコツみたいなもので。ふーん。なるほど、なるほど。そうなんですね。…よいしょ、ここに置いておけば取り合えずいいか。
みたいな感じ。
それで、その言葉の世界、五十嵐ワールドの言葉達はそこにずっと置いておく。たまに気になって様子を見に行くと、そいつらはそのままの状態で置いてある。
別にわすれたっていいんですよ。こんなのは。とそう思っているのですけれど、なんかどこかあり続けるわけで。
正直な話、16年前の言葉とか未だに置いてあります。私の中には。だってわからないんだもの。それって。
ただ、だんだんと見ている場所がわかってくる。言葉には同系と相似があると私は思っていて、大体の場合、この人と会話をするときは相似を探す、見つける事になる。大なり小なりで相似かそうじゃないかっていうのは見つけにくいこともあるのだけれど、大体、角を合わせた時、ああ、そういう形なのか?とも思って行く。
同じにはならない、相似で言葉が何となくわかる。みたいな感じ。
そもそも他人の考えていることなんか分かりはしないのだから、それでいいのもある。
人の考えを読み解いて、それでその人が反応する何かを与える。満足するのを待つ。みたいなのがいいってされているけど、そんなことはないんじゃないのか。と私としては思うわけで。
イガさんと植物の話になったときには、もう視点が別の世界だから、こっちも何となく、ああっと、えーっと、じゃあこっちの角を合わせて、それで?これでいいのか?
みたいな感じで見つけていく。
そうすると、自分の中で、ある程度形がだんだんと勝手に出てくる。
なんていうんかな、真似したり、合わせたりっていうのが最初なんだけど、それをずっとやっていると言われる。
合せなくていいよって。
合わせなくていいならどうするべきだ?とまた考える。
で、色彩を思い出す。
何かを付けてそれで形を作る。って感じで完成なのであればそれでいい。けれど、よくよく考えてみると、ここに居る私は、ここに居るだけの時間ではなく、もっと過去と科未来とかになってくる。
そうするとどうだろうか。
動きのあるものを見続けるということは、基本的に実はこっちも動いているということ。動き続けるのであれば(動点)であるのでれば、それは見える景色がお互いに世界がある。
そうなればきっと彼の事を何となく知ることが出来るのかもしれない。
コメント
1件
うわあ…なんかすごく静かで、でも深いお話でしたね。 「五十嵐ワールド」って言葉、すごくしっくりくる。相手の言葉を「そっと横に置いておく」って感覚、わかる気がするんです。無理に理解しようとしなくていいんだなって、なんだかほっとしました。 16年分の言葉がまだ置いてあるって、それってすごく大事なことだと思う。読んでて、じんわり温かくなる感じがしました。続きも読みたいです🌙