妄想と短編

タラレバ

rq 切ない系のお話

mzkty

⚠︎mzモブ要素ｱﾘ

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/kty side

「けちゃ、俺彼女できた」

そう伝えられたのはもう一年以上前のことで、今は一番の”親友”として話を聞いてあげる。

「それで昨日プロポーズしてさ、」

「めっちゃ喜んでくれて…」

最初から望みがないのは分かってた。

だけど、もしかしたら振り向いてくれるかなって君の好みに髪を伸ばしたり、服の系統も変えてみたり。今思えば全部無駄だった。

ずっと思わせぶりできっと僕に特別な感情を抱いたことなんて1度もない。

「一番大切な人と一生を共にできるって本当にすごいことなんだなって思った」

「…そうだね」

こんなことなら気持ちを伝えてしまえばよかった。振られてしまえば離れられたのに。

いつまでも僕は君の一番にはなれない。

「友人代表スピーチ、やってもらえない？」

もしあの子みたいに可愛かったら、愛嬌があったら、君にこの気持ちを伝えることができたら、…女の子だったら。君は僕を選んでくれたのかな

「…けちゃ？」

「ぁ…ごめんなんの話だっけ？」

あの子より、僕の方がずっと君のこと好きだったのになぁ

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リクエストありがとうございました♪

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