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#カラフルピーチ
Ayaka0826
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#カラフルピーチ
しぁ@krpt
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第44話 聖夜
――十二月二十五日、クリスマス。
目覚ましが鳴るより先に、目が覚めた。
💚「……クリスマスだ!!」
布団をはねのけて、カーテンを開ける。
空は薄い灰色で、窓ガラスが冷たい。
今日は、みんなでクリスマスパーティー。
それに、たっつんとのプレゼント交換。
星のキーホルダーは、のあちゃんが預かってくれている。
まずは、あれを返してもらわないと。
時計を見る。
朝の七時四十分。
集合は、お昼の十二時。
💚「……ちょっと早いかな」
まあ、いっか!
準備を手伝うって名目で行けば、怒られない……はず!
***
ピンポン、ピンポン、ピンポン!
💛「……はい」
たっつんが、ものすごく眠そうな顔でドアを開けた。
髪が、あちこち跳ねている。
💚「おはよー! メリークリスマス!」
💛「…………今、何時や」
💚「七時五十分!」
💛「集合、十二時やぞ!?」
💚「準備、手伝おうと思って!」
💛「……お前、普段は遅刻するくせに、なんでこういう日だけ早いんや」
💚「楽しみすぎて!」
💛「……はぁ」
たっつんは、頭をかきながらため息をついた。
でも、そのあと。
💛「……入り。寒いやろ」
ドアを開けてくれた。
やっぱり、優しい。
……あ、髪、跳ねたままだ。
ちょっとだけ、かわいい。
言ったら怒られるから、黙っとこう。
それから俺は、キッチンでレタスをちぎり続けた。
途中で、できあがったチキンに手を伸ばして、ペチッと手をはたかれる。
💛「まだや」
💚「ケチ!」
💛「完成してからのほうが、おいしいやろ」
……どこかで聞いたことのあるセリフだ。
***
のあちゃんとゆあんくんが来たのは、十一時ごろだった。
🩷「おじゃまします! メリークリスマス!」
❤️「メリクリー!」
のあちゃんの手には、大きな白い箱。
ケーキだ。
❤️「はい、じゃぱぱ! 約束のサンタ帽子!」
💚「待ってました!!」
ゆあんくんと並んで、赤いサンタ帽子をかぶる。
💚「どう? 似合う?」
💛「……まあ、似合っとるんちゃう」
💚「やった!」
たっつんは、ふいっと目をそらした。
……どうして、すぐ目をそらすんだろう。
💚「…たっつん?」
💛「なに」
長年見てるからわかる。
これはちょっと拗ねてる顔だ。
きっとたっつんの分の帽子がないから怒ってるんだ。
💚「ごめんって〜」
💛「え?なにが?」
***
テーブルには、料理が並んだ。
チキン。
サラダ。
コーンスープ。
全部、たっつんが作ってくれたものだ。
💚「いただきまーす!」
一口食べて、目を見開く。
💚「うまっ!!」
💛「毎年言うとるな」
💚「毎年美味しいから!」
❤️「ほんとだ、美味しい! たっつん、料理できるんだ?」
💛「普通や、普通」
🩷「ふふ。お店みたいですよ」
💛「……そんな褒めんでもええって」
たっつんは、ぷいっとそっぽを向いた。
耳が、ちょっと赤い。
ほんと、褒められるの弱いんだよなぁ。
***
食事のあとは、いよいよケーキの仕上げ。
のあちゃんが箱を開けると、真っ白なクリームに包まれたケーキが現れた。
🩷「ここに、いちごを並べて、クリームを絞って……みんなで飾りましょう!」
❤️「俺、いちご担当!」
🩷「ゆあんくん、つまみ食いしないでくださいね」
❤️「しないしない!」
もう一つ、口に入れていた。
💛「ゆあんくん」
❤️「……してない」
💛「口、赤いで」
❤️「あっ」
笑いが起きる。
🩷「じゃぱぱさんは、クリーム担当です。ここ、ぎゅっと絞って、星みたいに」
💚「任せて!」
絞り袋を受け取る。
……思ったより、固い。
💚「こう?」
🩷「もう少し、優しく」
💚「こう?」
🩷「もう少し」
💚「こう!?」
ぶしゅっ!!
絞り袋の口じゃなくて、横から、クリームが勢いよく飛び出した。
狙ったわけじゃない。
本当に。
――べちゃ。
❤️「…………」第44話 聖夜
――十二月二十五日、クリスマス。
目覚ましが鳴るより先に、目が覚めた。
💚「……クリスマスだ!!」
布団をはねのけて、カーテンを開ける。
空は薄い灰色で、窓ガラスが冷たい。
今日は、みんなでクリスマスパーティー。
それに、たっつんとのプレゼント交換。
星のキーホルダーは、のあちゃんが預かってくれている。
まずは、あれを返してもらわないと。
時計を見る。
朝の七時四十分。
集合は、お昼の十二時。
💚「……ちょっと早いかな」
まあ、いっか!
準備を手伝うって名目で行けば、怒られない……はず!
***
ピンポン、ピンポン、ピンポン!
💛「……はい」
たっつんが、ものすごく眠そうな顔でドアを開けた。
髪が、あちこち跳ねている。
💚「おはよー! メリークリスマス!」
💛「…………今、何時や」
💚「七時五十分!」
💛「集合、十二時やぞ!?」
💚「準備、手伝おうと思って!」
💛「……お前、普段は遅刻するくせに、なんでこういう日だけ早いんや」
💚「楽しみすぎて!」
💛「……はぁ」
たっつんは、頭をかきながらため息をついた。
でも、そのあと。
💛「……入り。寒いやろ」
ドアを開けてくれた。
やっぱり、優しい。
……あ、髪、跳ねたままだ。
ちょっとだけ、かわいい。
言ったら怒られるから、黙っとこう。
それから俺は、キッチンでレタスをちぎり続けた。
途中で、できあがったチキンに手を伸ばして、ペチッと手をはたかれる。
💛「まだや」
💚「ケチ!」
💛「完成してからのほうが、おいしいやろ」
……どこかで聞いたことのあるセリフだ。
***
のあちゃんとゆあんくんが来たのは、十一時ごろだった。
🩷「おじゃまします! メリークリスマス!」
❤️「メリクリー!」
のあちゃんの手には、大きな白い箱。
ケーキだ。
❤️「はい、じゃぱぱ! 約束のサンタ帽子!」
💚「待ってました!!」
ゆあんくんと並んで、赤いサンタ帽子をかぶる。
💚「どう? 似合う?」
💛「……まあ、似合っとるんちゃう」
💚「やった!」
たっつんは、ふいっと目をそらした。
……どうして、すぐ目をそらすんだろう。
💚「…たっつん?」
💛「なに」
長年見てるからわかる。
これはちょっと拗ねてる顔だ。
きっとたっつんの分の帽子がないから怒ってるんだ。
💚「ごめんって〜」
💛「え?なにが?」
***
テーブルには、料理が並んだ。
チキン。
サラダ。
コーンスープ。
全部、たっつんが作ってくれたものだ。
💚「いただきまーす!」
一口食べて、目を見開く。
💚「うまっ!!」
💛「毎年言うとるな」
💚「毎年美味しいから!」
❤️「ほんとだ、美味しい! たっつん、料理できるんだ?」
💛「普通や、普通」
🩷「ふふ。お店みたいですよ」
💛「……そんな褒めんでもええって」
たっつんは、ぷいっとそっぽを向いた。
耳が、ちょっと赤い。
ほんと、褒められるの弱いんだよなぁ。
***
食事のあとは、いよいよケーキの仕上げ。
のあちゃんが箱を開けると、真っ白なクリームに包まれたケーキが現れた。
🩷「ここに、いちごを並べて、クリームを絞って……みんなで飾りましょう!」
❤️「俺、いちご担当!」
🩷「ゆあんくん、つまみ食いしないでくださいね」
❤️「しないしない!」
もう一つ、口に入れていた。
💛「ゆあんくん」
❤️「……してない」
💛「口、赤いで」
❤️「あっ」
笑いが起きる。
🩷「じゃぱぱさんは、クリーム担当です。ここ、ぎゅっと絞って、星みたいに」
💚「任せて!」
絞り袋を受け取る。
……思ったより、固い。
💚「こう?」
🩷「もう少し、優しく」
💚「こう?」
🩷「もう少し」
💚「こう!?」
ぶしゅっ!!
絞り袋の口じゃなくて、横から、クリームが勢いよく飛び出した。
狙ったわけじゃない。
本当に。
――べちゃ。
❤️「…………」
ゆあんくんの顔に、真っ白なクリームが直撃した。
💚「…………あ」
🩷「あっ……」
💛「あーー……」
ゆあんくんが、ゆっくり顔を上げる。
クリームがぽたりと落ちた。
❤️「…………やったな?」
💚「ち、違うよ!? 事故!!」
❤️「事故でも許さない!」
ゆあんくんが、絞り袋に手を伸ばす。
💚「うわ! それはだめ! ケーキのやつ!」
🩷「ちょっと二人とも! ケーキに使うんですよー!」
💛「俺の家だよ!?」
ぶしゅっ。
べちゃっ。
きゃー!
わー!
……十分後。
のあちゃんを除く俺たち三人は、全員、顔のどこかにクリームをつけて、床に座り込んでいた。
🩷「……ケーキの分、残ってますよね?」
❤️「……たぶん」
💚「……ごめん」
💛「お前ら……」
たっつんは、額に手を当てて、天井を見上げた。
💛「ほんまに、騒がしいなー……」
そのあと。
たっつんが、ぷっと吹き出した。
💛「あはは! もう! ほんまアホやな!」
笑い声が、リビングに広がる。
つられて、俺も笑った。
のあちゃんも、ゆあんくんも。
笑いすぎて、涙が出た。
💚「あ、たっつん」
💛「ん?」
💚「ほっぺ、クリーム付いてる」
俺は何も考えずに手を伸ばして、たっつんの頬のクリームを指でぬぐった。
そのまま、ぺろっと舐める。
💚「あまっ!」
💛「…………」
💚「やっぱ、のあちゃんのクリームおいしい!」
🩷「ほんとですかー!嬉しい!」
💛「…………お、おま……」
💚「ん?」
たっつんの顔が、みるみる真っ赤になっていった。
💛「…………っ、なんでもないわ!! ティッシュ取ってくる!!」
ぱたぱたと、キッチンへ走っていく。
💚「?」
❤️「…………ぶっ」
🩷「………ふふっ…」
💚「え、なに? なんで笑ってるの?」
❤️「いや、なんでもない」
🩷「……なんでもないですよ」
……なんなんだろう。
結局、ケーキは、のあちゃんが持ってきていた予備のクリームで、なんとか完成した。
🩷「こういうこともあるかなって、多めに作っておいてよかったです」
💚「のあちゃん、神……」
🩷「じゃぱぱさんが絞ると、こうなる気がしてました!」
💚「ひどい!」
***
ケーキを食べ終わって、のんびりしてきたころ。
🩷「そろそろ、プレゼント交換、しませんか?」
のあちゃんが、ぱん、と手を叩いた。
💚「え!なにか持ってきてくれたの!?」
❤️「俺ももってきたよ〜!」
💛「まじ!?俺じゃぱぱの分しか買ってない…」
💚「俺も……」
🩷「大丈夫ですよー!私たちが渡したかっただけなんで!」
❤️「それに面白いもん見せてもらうしなー」
💚「面白いもの?」
🩷「とりあえず交換しましょ!」
❤️「おー!」
のあちゃんは、カバンから、リボンのついた小さな袋を取り出した。
🩷「まず、これは私から、みんなに。クッキーです」
💚「やったー!!」
🩷「それから……預かってたもの、お返ししますね」
もう二つ、小さな袋を取り出す。
一つを、俺に。
もう一つを、たっつんに。
🩷「こっちが、じゃぱぱさんが選んだプレゼント。こっちが、たっつんさんのです」
受け取ると、ほとんど同じ大きさの袋が、手の中にあった。
❤️「俺はこれ!」
ゆあんくんが、カバンから、四つの小さな袋を出した。
❤️「先輩たち、受験でしょ? だから、お守り!」
💚「え!」
🩷「わぁ……!」
💛「……ええんか?」
❤️「俺は練習でどこにも行けなかったから、通販だけど! でも、ちゃんと願いは込めたから!」
ゆあんくんは、照れくさそうに笑った。
💚「ゆあんくん、ありがとう! めっちゃ嬉しい!」
💛「……ありがとー…大事にする!」
🩷「私もです。ありがとうございます!」
❤️「えへへ」
俺たちのは赤い袋に、金色の刺繍で「合格祈願」。
ゆあんくんのは「必勝祈願」。
ゆあんくんが、俺たちのために選んでくれたんだ。
胸が、じんわりと温かくなった。
💚「じゃあ、次! たっつんと俺!」
💛「……おう」
俺とたっつんは、向かい合って座る。
なんだか、急に、緊張してきた。
毎年やってることなのに。
なんでだろう。
❤️「はい、せーので開けて! 俺、動画撮るから!」
💛「撮るな!!」
❤️「記念記念!」
🩷「ふふ」
……よし。
💚「じゃあ、先に渡すね! はい!」
💛「……俺からも」
お互いに、小さな袋を差し出す。
受け取る。
交換完了。
💚「せーのっ」
💛「……せーの」
リボンをほどく。
袋の口を開ける。
中から、小さなものを、つまみ出した。
きらっ。
手のひらの上で、小さな星が、光った。
💚「…………」
💛「…………」
あれ。
あれ?
俺が手に持ってるのは、星のキーホルダー。
たっつんの手のひらにあるのも……。
💚「…………え?」
💛「…………は?」
二人同時に、顔を上げた。
目が合う。
形も、大きさも、光り方も。
全く同じ。
❤️「…………ぶっ」
ゆあんくんが、スマホの向こうで、肩を震わせている。
🩷「……ふふっ、そっくりですね」
💚「ちょっ、待って、これ、同じやつ!?」
💛「なんでやねん!!」
💚「え、偶然!?」
💛「偶然……なんか!?」
❤️「運命じゃない?」
ゆあんくんが、にやにやしながら言った。
💛「アホか!」
💚「運命かぁ!」
💛「お前は納得すな!!」
💚「だって、すごくない!? 同じの選ぶとか! 運命じゃん!」
💛「……っ」
たっつんの耳が、真っ赤になる。
💛「……お前、ほんま……」
言葉が出てこないのか、口をぱくぱくさせている。
なんで、そんなに赤いんだろう?
……まあいっか!
💚「ねえ、たっつん」
💛「……なんや」
💚「これで、おそろいだね」
💛「…………」
たっつんが、手のひらの星を見つめた。
それから、俺の手のひらの星を見た。
💛「……せやな」
小さな声で、そう言った。
ちょっとだけ、笑っていた。
向日葵みたいな、あったかい笑顔で。
💛「……じゃー、付けるか」
💚「うん!」
俺は、たっつんにもらった星を、カバンのファスナーに付けた。
たっつんは、鍵に付けていた。
毎日持ち歩いてくれそうな場所に。
嬉しい。
すごく、嬉しい。
なんで、こんなに嬉しいんだろう?
……クリスマスだからかな!
うん、きっとそう!
💛「……毎日、使うわ」
💚「えっ?」
💛「これ。お前にもらったやつ」
💚「…………」
💛「……大事にする」
たっつんは、小さく笑って、星を握りしめた。
その手が、少しだけ、震えている気がした。
💚「俺も、毎日持ち歩く!」
💛「……おう」
二つの星が、リビングの電気を受けて、きらっと光った。
***
二人の手の中で光る、二つの星を見ながら、私は、そっと目を細めた。
🩷「…………」
プレゼントも考えてることも、同じだなんて。
……ふふ。
やっぱり、二人は、似ているんだなぁ。
じゃぱぱさんは、本当に何も気づいていなくて、「偶然だね」って笑っている。
たっつんさんは、真っ赤になって、気づかないふりをしている。
――こんなに、お互いのことが大好きなのに。
私にも、少しだけ、胸が痛い。
でも、それ以上に。
二人が笑ってくれるのが、嬉しい。
それが、私の気持ちの、いちばん近い答えだった。
🩷**「……メリークリスマス」**
誰にも聞こえないくらい小さな声で、そう呟いた。
***
夕方。
ソファにもたれて俺は、ちょっとだけ目を閉じた。
……はずだった。
気づいたら、体に、あったかい何かがかかっていた。
ブランケットと、誰かの上着。
緑色の、パーカー。
……じゃぱぱのだ。
目を開けたら、また、笑われる気がして。
そのまま、目を閉じていた。
みんなのヒソヒソ声が聞こえる。
💛「ゆあんくん、寝とる?」
💚「寝てる寝てる。朝練、きつかったんだろうね」
🩷「年明けに、大会ですもんね……」
💛「起こさんとこ」
💚「うん」
小さな、小さな声。
……ああ、いいなぁ。
この人たちの、こういうところ。
俺は、ぎゅっと、お守りの袋を握りしめた。
――大会、見に来てほしい。
ずっと、言いたかった。
でも。
先輩たちは、受験が近い。
そんなこと言ったら、迷惑かもしれない。
期待されるのは、もう怖くない、はずなのに。
期待するのは、まだ、ちょっと怖い。
……変なの。
俺は、目を閉じたまま、小さく息を吐いた。
今日は、言えなかった。
でも。
――いつか。
ちゃんと、言えたらいいな。
サンタさん頼んでも貰えないものを。
***
夜。
パーティーは、お開きになった。
玄関で靴を履いていると、のあちゃんが、窓の外を見て声を上げた。
🩷「あ……見てください」
💚「ん?」
窓の外に、白いものが、ちらちら舞っていた。
💚「……雪だ!」
❤️「うわ、ほんとだ!」
みんなで、玄関のドアを開ける。
冷たい空気と一緒に、ふわりと、粉雪が頬に落ちた。
💚「ホワイトクリスマスだ……!」
💛「ほんまやなぁ」
街灯の光の中を、雪が、ゆっくり落ちていく。
きれい。
そう思った。
ゆあんくんは、「大会前だし、風邪ひけない」と言って、のあちゃんと一緒に早めに帰っていった。
「またね」と、手を振って。
残ったのは、俺と、たっつん。
家の前に、二人で並ぶ。
今たっつんと見上げている空が、俺を導いてる。
笑い合った日々も、涙の跡さえも、今までのストーリーが輝きに変わって、明日を照らしてる。
💚「……楽しかったね」
💛「せやな」
💚「ケーキ、事故ったけど」
💛「お前のせいやけどな」
💚「……すみません」
たっつんが、くすっと笑った。
鍵につけた星のキーホルダーが、街灯に照らされて、きらっと光る。
俺のカバンの星も、きっと、同じように光ってる。
💚「ねえ、たっつん」
💛「ん?」
💚「来年も、再来年も、ずっと、こうやってクリスマスしようね」
たっつんは、少し驚いたような顔をして。
それから、ゆっくり、笑った。
💛「……ええで」
💚「約束ね!」
💛「……約束や」
小指を、差し出す。
たっつんは、一瞬、迷ったみたいだったけど。
そっと、小指を絡めてくれた。
あのブランコのときみたいに。
あのときよりも、少しだけ、大きな手で。
粉雪が、二人の肩に降り積もる。
……あったかい。
どうしてだろう。
今日は、ずっと、胸があったかい。
💚「メリークリスマス、たっつん」
💛「……メリークリスマス、じゃぱぱ」
二つの星が、並んで光った。
その小さな光は、雪の夜の中でも、消えなかった。
ここまで読んでくださりありがとうございます!
クリスマス編完結でーす!!
今回は結構「恋!!」って感じでした笑
いろんな伏線も散りばめられてますので探してみてください笑
今回の曲はわかりにくいかもです!ごめんなさい
前回400いいねいっててびっくりしました!ありがとうございます!今回も400いいねいけるかな?笑
次回 第45話 ?? ♡400↑
コメント
10件
今気づいたんですけどコピペミスしてました!!ごめんなさい!!
これってシャンパンタワーですか?「星」って単語が出てきたのでそう思いました!あってるかなぁ?
初コメ失礼します!とにかく神!こんな物語を作ってくれてありがとうございます!てぇてぇしか出てこない。これからも頑張ってください!