恋希→「」
萎学→{}
恋葉→〈〉
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ー恋希視点ー
あの日の出来事から数日たった。
俺は今はとても元気だ
皆と一緒に食事をする事もできている。
だが、相変わらず、笑顔になる事は出来ない。
目の色真っ黒ままだ。
でも、恋葉が幸せならそれでいい。お揃いのピン留めもまたつけ始めた。
でも、前みたく楽しいとも思えなくなってしまった。
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ー萎学視点ー
最近、また恋希が部屋から出て来てくれるようになった。
だが、少し心配な点がある。
それは目の色と、顔色。
目の色は以前は鮮やかな赤色だったはずなのだが……今は真っ黒になっている…………
顔色も悪いし…………体調が悪いのかと疑ってしまうほどに………
辛い事があるなら……話して欲しい…………
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ー恋葉視点ー
最近、恋希はみんなとも喋れる位に回復した。あの時の言葉が届いたのだと思い、安心した。
だが。一つだけ変わった事がある。
恋希が前みたいに戻って来ているのに、、
俺は前まで笑顔でいれたのに、、あの日を境に笑顔になる事が出来なくなった。、元気に振る舞うことも出来なくなってしまった。
辛うじて、目の色が変わって居ないだけで、ほぼほぼあの日の恋希と同じ状態だ。
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ー恋希視点ー
最近、違和感を感じる事がある。
それは、恋葉が元気に振る舞う事が無くなった事。笑顔もない。少し疲れているような顔をしている…。
いつかは来ると思って居た。だって…恋葉も俺と同じ境遇の中で生きてきたんだから。
ーその日の夜ー
眠る事は出来ず、自分の部屋の冷たい床に座った。
座った瞬間、偽って居た自分が崩れたかの様に、突然涙が目から溢れてきた。
〈恋希、?大丈夫……、?泣いてるの…?〉
恋葉の声が聞こえてきた。
{大丈夫か……、?恋希…………}
萎学、?と…レオン、?……恋葉が呼んだのか……
「大丈夫だ………少し…目に塵が入っただけ…」
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ー萎学視点ー
突然俺の部屋に恋葉が入ってきた。
〈萎学……どうしよう………恋希が泣いてるの………〉
恋希が泣いてる……?やっぱり……何かあったのか………………、?
でも………俺が話を聞いても………そう思い、レオンを連れて恋葉に連れられ恋希の部屋へ来た。
恋希は泣いて居た……………その後、レオンが話を聞くために恋希とレオンは別室へ行った……
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ー恋葉視点ー
レオンと恋希が別室へ行った……話を聞いてくれるのだろう………
俺は萎学の目の前で泣き崩れてしまった……。
〈なんで恋希だけ……辛い思いをしなくちゃいけないの………なんで俺は……辛い思いが出来ないの………………?俺が辛い思いをすれば…………恋希は泣かないで………ずっと笑顔でいられた筈なんだ……………〉
そうだ。俺が辛い思いをすれば恋希は笑顔でいられたんだ…。幸せになれたんだ………。
もう、笑顔でいる事も辛かった。元気でいる事だって辛かったんだ。
恋希に心配かけない様に笑顔でいただけだったのかもね………。
それなら…………恋希が完全に救われるように
俺が全部背負ってあげればいいんだ……。
俺が恋希になればいいんだ………………。
それじゃあ。さようなら。今の俺。
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