テラーノベル
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最後の正気を振り絞って
出した小さな言葉。
それは、jppに聞こえていないのか
はたまた無視なのか
何とも言えない表情で
奥が霞んだような瞳で
ttnの、下部分の服を脱がす。
ttnは、頬を赤らめながら
でも、じっとしている。
jpp「………慣らした方が、良い?」
ttn「…………ッ”、/////////////(頷」
ttnが、ゆっくりと
首を縦に動かす。
それと同時に、jppの指先の
暖かさが、染み込んでいく。
ttn「ふッ”、………”/////////////」
jpp「……大丈夫。優しくするから。 」
jppに限って、優しくなんて
いつもと変わらない。
たまには、少し激しかったって
別に良いのに。
ttnは、そう想っているかのように
jppの暖かさを
必死になって読み取る。
いやらしい音が、部屋に響き渡り
二人きりの、初めての
「そーゆー夜」なんだって
彼の指が、教えてくれる。
部屋は閉め切っていて
カーテンも、閉まっていなくて
鍵だけが、唯一のバリアで
深夜の、東京の街の灯りが
それっぽい雰囲気を出している。
jpp「………………(抜」
慣らしが終わって
そろそろ本番のよう。
ttnが、焦った口調で
jppに言う。
ttn「ぃ”ッ、1回まって……ッ”、!////////////」
やっぱり初めては怖いのか
それともjppが怖いのか
jppは手を止める。
jpp「………どうしたの?」
ttn「ッ”…その……ッ、”//////////////」
jpp「………大丈夫だって言ったじゃん。
安心して?」
jpp「こういうのは、気持ちだけで
何とかなるもんだよ。」
「気持ちだけで」。
ttnは、その言葉が
妙に心に刺さった。
jppは、二人だけの行為の
スタートを切る寸前。
ttnも、諦めかけの
何かを悟ったような眼で、黙り込む。
jppが最後の確認を取り終われば
もう、あとは繋がるだけ。
少しの間が空き、やがて、ttnの身体に
知らない、また別の暖かさが入り交じった。
ttn「ぃ”………ッ”ッ、//////////////」
ttn「なん”ッ……これ…ッ”、////////////」
それは、口なんかじゃ留まれない
癖になりそうな感触だった。
jpp「……ちょっと動くね。」
jppが、腰をゆっくりと動かす。
さっきの腰って、これのことかな、
なんて考える暇は無い。
その内、ttnの身体に
また、変な刺激が走る。
ttn「ん”……”…ッ”、”/////////////♡」
「初めて 」って
こんなに美しいものなんだ
初めて深いキスをした時も
初めて抱き合った時も
全部、何と言って良いのか
分からないくらいに
何かにはまったみたいに
抜け出せないみたいに
気持ちよく、ずっと浸っていられる
そんな美しさだった。
二人きりの、静かで
新しい価値を知った晩は
いつもよりも、彼に対して
心が熱く
溶けていくようだった。
コメント
21件
大好きです。はい。 本当にありがとうございます。 これからも尊敬させていただきます。 続き待ってます。
なんか言い方っていうのかな表現ていうのかなめっちゃすき‼️
新しい価値…場面も相まってすごくきれいな言葉だ