※少しですが血の表現があるのでセンシティブ設定です
※戦争の描写があります
※何でも大丈夫な方どうぞ
–イギリス 自室–
コンッコンッ♪
部屋の外からは機嫌のいいノック音が聞こえた
ガチャ
「はい……ってアメリカ!?」
そこには独立宣言をしたはずのアメリカがいた
その顔はとても嬉しそうだ
「Hello!親父!最後に会いに来たぜ♪」
「ふッ…笑。貴方らしいですね…」
そこから親子らしい何気ない会話をしていると
「……あのさ」
突然真剣な顔になり、アメリカは言った
「俺が小さい時、親父に言った言葉覚えてるか?」
「え…?」
やっぱ覚えてねえのか〜
そう言いアメリカはその大きな体を自分と同じ目線にして呟いた
『It’s fun to be with you.』
(身長を馬鹿にされた気もしましたが…)
「えぇ…私も同じ気持ちですよ?」
その言葉と顔をみたアメリカは部屋を出ていくと同時に大きな声で言った
「親父はどこまでも鈍感だなぁ」
俺に、負けないようにな!
そう言われてはっとする。
「そうでした…彼の独立を止めないと」
息子だから大丈夫だと侮っていた事が、事態を大きく変えてしまったのだろうか?
それからは本当に忙しいの非ではなかった気がする。
毎日毎日、やってくるアメリカの兵との戦い、日に日に減っていくイギリス兵を見るのはかなり応えた
–時は1783年–
「うそ…だ、そんなのって…」
私の目の前には血の海と仲間が石ころのように転がる光景が広がっていた。
パシャ…グシャ
その中を1人の男が踏みつけながら進んでくる
(……ッ!)
「親父の事だからもっとやるかと思ったけど、8年なんてあっという間だったなぁ〜」
頭の上からは昔と変わらない能天気な声が降ってくる
(作戦なんて私の方が上だったのに…)
「それでさー俺の独立なんだけど…
親父負けたから………だからな!」
「……私は負けた国ですよ?もう親でもないんです。」
“アメリカとしての独立おめでとうございます。”
すると、アメリカは明らかに不機嫌になり言った
「いい加減、鈍感にも腹立ってきたわ…」
ゴンッ
「え゛……ぁ」
突然の痛みに私は意識を失った。
脱力したイギリスを抱えアメリカは暗闇に消えていく
「さぁ、躾の時間だ…親父♡」
段々、自分の性癖が滲んでくるのが怖い自分です…笑
次回「歪んでしまったアメリカ」
お楽しみに!
コメント
3件
躾か…妄想して今の時点でタヒにそう
次回「幼少期のアメリカ」です! お楽しみに♪