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中「おい、書類が落ちてんぞ」
太「ああ。悪いね…って!?」
中「何が…っ!?」
この情報は_!
太「これって‥」
私達が見たのは襲った組織の情報だった。そしてそこに書いてあったのは_
太「異能力者の経験値集め‥」
異能力者の経験値集め_
簡単に言うと異能力の経験を集めることだ。
それを科学に適応させる。
最近、マフィア内でも噂されている。
ただ_デメリットもある。
経験値の集め方は_言わば拷問だ。
詳しく言うと痛みがあると、経験が出されやすくなるとか‥
その書類には_そう書いてあった。
太「だから最後の言葉_
{はっ‥後から後悔させてやるよ}
中「てことは‥」
太「マフィア内の誰かを拐って拷問する気だ。それも異能力者の。」
ただ‥異能力者となるとそう簡単には捕まらないはずだ_
太「私を除いてね」
太宰は異能力無効化_つまり戦闘特化でもないし、すぐに異能力で攻撃出来る訳でもない。
太「後ろからの奇襲は慣れているつもりだけどね‥」
中「大丈夫か?」
太「大丈夫。今日は帰るだけだから。」
中也は少し考えた顔をして_
中「…わかった。気をつけろよ」
太「わかっているよ。蛞蝓でもないんだから」
中「テメェ‥」
すると思い出したように太宰が振り返って
太「先輩にも言っておくか」
中「いや…大丈夫か?」
太「何が…あ」
二人は何かを察したらしい
太「いや…今日27時コースになるかもって言ってたから、一応‥」
中「ああ…一応」
コツコツ…
太「‥」
一回深呼吸をして
太「しつれーします」
中「失礼します」
ガチャ‥
夜「…誰?」
ゾクッ
太/中「!!」
ある一つの話がある。それは夜月が寝不足の時、書類仕事をすると、
殺気丸出しだとか。本人曰くいつも抑えているらしいが_
結構慣れていない部下は失神すると。
現在も太宰と中也は殺気を感じて_
太「‥太宰と中也です」
中也はともかく、太宰は敬語になっている
夜「‥ああ。何の用」
太「‥先程襲った組織が異能力者の経験値集めを行っているらしく_夜道には気をつけていただこうかと」
夜「ありがとう」
太「では」
バタン…
夜「‥」
パタン
太「うぅーん‥」
現在は自分の家まで帰っている所だ
もちろん24時を回っているから夜道は暗い
バッ
太「‥」
今、そこで何か動いた気配がした
太「何も無いか」
そのまま歩く。すると_
ダッ
後ろで走る音_!
振り返ると_
布で口を抑えられていた
太「!!」
手を取ろうともがくが_
段々と意識が薄れていって_
そのままそこで終わった。
意外とハートもらえて嬉しいっす!また明日〜