テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
この作品に政治的意図は一切ありません
百合要素ありです
女体化注意
実際の国とは関係ありません
🇸🇪さんと🇯🇵さんのお話です
🇯🇵さんと🇸🇪さんは既に付き合ってます
思いっきりcp要素ありですね
(百合だから当たり前かな?)
カントリーヒューマンズのタグをつけますが、
キャラクターとしてお楽しみください
それでも読みたい方はお進みください
今回はなんとリクエストです!!
白く、濃い息があがる
いつの間にかまたこの季節がやってきた
ひんやりとした空気は自分の体を取り囲む
ある国からニコニコマークのスタンプが送られてくる
相変わらずのお人好しだ
思わず口の端の筋肉が緩む
広場の鏡に映った自分の顔が情けなかった
今日はこの場所で待ち合わせをしている
向こうから
『そっちに行きたくて…』
なんて頬を染めながら言われてしまっては断ることができない
ずるい国だ…ほんと、
私が普段自分の欲を抑えつけるのに必死なのを知っててやってるのだろうか
まあ、日本のことだから多分わかっていないだろう
否、もしかしたら日本だからこそ逆にわかっててやってるのかもしれない
『ぁ!瑞典さ〜んっっ!!』
「おはよう、日本」
「わざわざ遠いところからありがとうね」
『いえいえ、私から言ったのですから…』
「疲れただろうし、さっそく私の家にいこうか」
『はいっっ!』
日本から約16時間かけてここまで足を運んでくれた彼女は自分を見つけた瞬間手を降ってくれた
日本にとってこの地は極寒のようで
首には顔が埋もれそうなほどもこもこのマフラーを巻いていた
綺麗な髪はマフラーによってボリュームが出ている
ふわふわの手袋も暖かそうだ
北欧にいる私は常に手袋をつけてるのだが、今日は置いてきてしまった
『瑞典さんの手、寒そうです…』
「そう見える?」
『はい…ぁ!私が温めてあげます!』
「…ッ」
突然握られた手
思わず引っ込めそうになったが、人の体温に近い温度に思わず綻んでしまう
そしたら後から恥ずかしくなってきた
『瑞典さん…?』
「ごめん…っ、こっちじゃこんなことないから…っ」
格好がつかない
これじゃあ日本のほうが彼氏側に近い
日本は顔色を青く変え、私にぺこぺこ頭を下げてきた
『ごごごごめんなさいっっ!!』
『つ、つい家族との癖でっ!!』(焦)
「ん…大丈夫だよ、いこう」
『は、はいぃ…っ』(泣)
かじかんだ右手は日本のカイロで熱を持つ
じんわりと伝わり始める日本の体温で
さっきまでなかった左手の感覚が戻ってきた
手のひらを合わせて、指と指の股を擦り合わせる
摩擦する度にすりすりと心地よい音がなる
日本のほんのり染まった頬はさらに紅に染まる
恥ずかしいのだろう
「ねぇ帰ったら何しよっか?」
『んー、考えてませんでしたね…』
「じゃあ、私の家にいよ?」
『…!はい!』
『瑞典さんのおうち楽しみです!!』
「私の家普通だよ?笑」
『いーんです!!』
外国について知りたかったから
なんて理由になるのかどうかわからない発言をする日本
私欲だが、普通に他の国のやつじゃなくてよかったと
思ってしまう自分がいる
日本から行くはずないのに誰にも渡したくない、と
燃えてしまう自分がいる
日本は私と目が合うと『んふ、っ!』なんて笑うから
可愛くてつい撫でてしまう
びっくりしたのだろう
猫耳と尻尾がいつの間にか出現している
ゆらゆらと揺れる細長くて白いふわふわ
ぴくぴく動く耳はぺたりと垂れてしまっている
『瑞典さん…あのっ、恥ずかしいです…っ』
「かあいい…」
『その顔ずるいんですよ…っ』
わしゃわしゃ撫でてあげると、日本は少し恥ずかしそうにしながら下を向いていた
…そんな顔されたらいじわるしたくなっちゃうじゃん
そういえば、日本には猫吸いとやらがあるそうな
丁度いい
「ねえ」
『はい…なんでしょうか?』
「猫吸いって知ってる?」
『?まあ、知ってますけど…』
「なら、話は早いね」
『なっ!?まさかあなた!?』
「お願い…1回だけ…ね?」(上目遣い)
『ゔぐ…っっ』
『1回…だけですよ、』
(くッ…!負けた…ッッ!!)
「すぅ…すぅ…」(吸)
『んふっ、笑』
『くすぐったいです、w 』
「そっかぁ…すぅ…」
『瑞典さんって以外と甘えたさんですよね、』
「甘えたさん?でもいいよ〜」
『やれやれ…』
「ふふっ、」
正午前の街の通りは騒がしい
パン屋の焼くシナモンロールの香り
隣で歩く日本の歩幅は少しずつ小さくなる
視線はショーケースに釘付けだ
極めつけはリンゴベリー・ジャムの甘酸っぱい匂い
日本とは少し違う、自国の特徴的な風味
あのジャムは基本、ミートボールなどの料理のソースとして用いる
日本とは異なる使用用途に目を丸くする日本のなんと可愛らしいことか
「…お昼、ここで食べる?」
『いいんですか!?』
「ふふっ、余りにも見つめてるものだから食べたいのかなってね、w」
『あ、ありがとうございます!!!』
極寒の地に似合わない熱をもつ私たちの空気
普段見ない黒髪の女性に街の人々が凝視している
そんなに見ないでよ
私の日本なんだから
…これから二人きりのくせに独占欲が強いなぁ
『…さん!』
(…やはり私から日本に行くべきだったかな、)
『…ンさん!』
(うん、次から私が行こう)
『瑞典さん!!』
急に手を引かれた
「ぅあ!?」
『もうっ!!私ずっと呼んでたじゃないですか!!』
「ご、ごめん…」
『むぅ…』
『瑞典さんが反応しないから私が注文しました!!』
『慣れない瑞典語喋りました…』
「ごめん…てか話せたんだね、」
『…一応知っておきたいので、あなたのこと』
「それって…」
『ぁ!ミートボール!!』
「…ははっ、w」
食べ物に釣られる彼女もまた可愛い
目の前の料理に目を輝かせ、たっぷりソースのかかったミートボールを口にいれた
もっ…もっ…とまるで効果音がつきそうなくらい口いっぱいに頬張る姿はまるで小動物のよう
『…?』
『ひひはふは?』(いりますか?)
「んー、日本が食べな?」
『ははひはひは!』(わかりました!)
「ん、w」
『んぐっ…笑いましたね!?』
「ごめんごめん、あまりにも愛らしい小動物だなってね」
『なっ!?』
『冗談きついですよ!!』
そう言う日本の顔はジャムに負けないくらい紅かった
それに反して私は 幸せそうな顔してるのだろう
ああ、なんて素晴らしい日だろうか
至近距離で言葉を発し、彼女から言葉が返される
この日、この時間、この場面を
何時までも続けたいと
心から願うばかりだ
どうでしょうか…?
🇸🇪さんのキャラがまだ定まってないので拙い文になったかもです…
満足していただけるかどうか…
まだまだリクエスト受け付けてます!
不定期なのですぐには出せませんが、
あと5人くらいなら受け付けられると思います!
それではまた次回お会いしましょう!
閲覧ありがとうございました
コメント
8件
神だァァァ✨✨ 好きすぎる!!
リクエストありがとうございます🙇♂️‼️ うわあぁぁぁ…😩可愛すぎてほんとに私ちにますよ⁉️もうなんかパン屋2人で行くのも可愛いけど(?)、食べ物にすぐ釣られちゃう🇯🇵も、可愛いですね…🫶🏻🫶🏻 てか猫吸い良すぎ良すぎです…😖 ( '-' )スゥゥゥ.....ですね(? ありがとうございました…‼️ 感謝しかありません🥹
🇸🇪さんの大人っぽい雰囲気×悪戯っ子気味な性格がめちゃくちゃグッとくる! 続き待ってます( *´꒳`* )(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク