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参加型企画
〜第10話〜
・固定夢主あり
・キャラや口調が解釈不一致あります
・基本的に夢小説なので気をつけていますが、キャラ崩壊があるかもしれません
・この小説に出てくる国や地名、団体名は実際に存在するものとは一切関係ありません
私たちがロビーに集まってから3日がたった。
空は絵の具で塗ったように青く、太陽が眩しい。
今、私たちはキャンプ会場に来ていた。
遡ること数時間前…
『さ!みんないるかしら?』
オーナーの元気な声が1階のロビーに響く。
『忘れ物はない?3日間帰って来れないからね?』
『大丈夫なのだー!』
『……午前4時なのによくそんな元気でいられるわね…』
嫣音は恨めしそうにルマを見る。
昨日はエディ、ラーム、ルマ、嫣音でキャンプの用意をし、遅くまで起きていたからだ。
『…うん!みんな居るみたいね…じゃあ、今から3日間の日程を説明するわね!』
みんなやっぱり眠いようで、立ったまま寝てる人もいた。
『まず1日目は自由行動よ!キャンプ会場には7時につくわ。テントを貼ったり、バーベキューをしたり…好きなことをして楽しんでね!』
自由行動…なんて素敵な響きなんだろう。
『2日目は夜8時頃にスイカ割りをする予定よ!それまでは自由だから各自しっかり楽しんでね?』
『3日目は夜に花火が上がるわ!暗くなってからだから…7時には上がるかしら?花火を見終わったらハウスに戻ってくるから、その時までに荷物はまとめておいてね?』
『……これで説明は以上!さっ、バスに乗るわよ!』
『あ”〜…気持ち悪いんだわ…』
長時間オーナーの雑な運転に身を任せていたブ.ルガリアはしっかりと車酔いをしていた。
『肩を貸しますから、チームBのキャンプ地まで行きましょ?』
エディがブ.ルガリアの懐へ入り込み、支える。
『ん〜!空気が美味しいわね〜!』
ウ.クライナが1つ大きな伸びをした。
『…地図で見たら……キャンプ地はあっちかしら。菊はどう思う?』
嫣音が菊に地図を渡す。
『私たちチームBは…もっと東の方ですね。』
『…ここからは私と嫣音が先陣をきるので、皆さんははぐれないようについてきてくださいね。』
『はいであります!!』
くるんの人…フェリシアーノと言っただろうか、背筋をのばし、ビシッと敬礼のポーズをとる。
『フランシス兄ちゃん、俺達もいこー?』
『え”…ちょっと待って、やばい…吐きそ…』
ここにもオーナーの雑な運転の被害者が1人増えていた。
『ふふ!フィオーレちゃん、行きましょうか!』
『そうですねぇ、行きましょう。』
続いてフィオーレとウ.クライナも菊と嫣音の後に続いた。
『ここがAのキャンプ地かぁー!!』
一足先についたルマがキャッキャとはしゃぎながら荷物を放り投げる。
『ルマ〜!日焼け止め塗らないと日焼けしちゃうよぉ〜、』
遅れてきたマシューがカバンから日焼け止めをとりだす。
『そんなん後でいいのだ!アルフレッド君!こっちに川があるぞ! 』
『DDDD!!テンション上がるんだぞー!』
いつの間にか仲良くなっているアルフレッドとルマに嫌気がさしたマシューはため息をつきながらテントの設置に取り掛かった。
『俺はこっち側持つから、兄さんとルイスはそっち側を頼む。』
『机とイスはここでいいかな…』
案外連携が取れている(しっかり者が多数いる)Aチームはちゃくちゃくと夜を迎える準備をしていた。
一方のCチームは…
『っふざけんな!いてこますぞ!このまゆげ!』
『あぁ!?ちょっと焦がしただけだろ!?』
『なんか煙いよ〜…』
『コルコルコル……』
見た通りの地獄絵図であった。
『まずは落ち着いてください…!』
『これじゃあ速く来た意味がないよ?』
『ちぎっ!?速く消火しろよぉ!』
『ポル!!お前も撮影すんな!』
『……あ、バレたかぁ』
ポ.ルトガルはヘラヘラと笑いスマホで事態を撮影していた。
『そ〜れっ』
バシャッと音がし、火が小さくなる。
『ナイスだよっラームさん…!』
『へへ〜』
消火はしたものの、グリルの上は黒焦げの物体がゴロゴロとしていた。
『あちゃ〜…』
目も当てられない状況に、リベが額を抑える。
『ほんま余計なことを…!!』
『これで僕たちの食料なくなっちゃったね〜…どうしてくれるのかなぁ??』
各々が肩を落とす。
『…なにもそこまで言うことないだろ…』
グリルの上を黒焦げにした張本人も少し拗ねている。
『……あっ、でも香ばしくておいしいですよっ…!』
黒焦げのなにかを一つつまんで食べたフランが言った。
『ほんとうか……!!』
少し拗ねていたアーサーも目を輝かせる。
『そんなばっちぃものペッしなさいっ』
『気を使ってるだけだと思う。』
リベとラームは口々に否定をした。
焦げの匂いが風に乗って山の中を駆け抜けたようだった。
〜第10話fin〜
ここまで見えくれてありがとうございます!
👋🏻👋🏻
コメント
4件
あぁーーーーー尊い ルマちゃん可愛すぎて死ぬ… マシュー嫉妬してるの可愛いッ!! Cチームは…アーサー、うちの子だけは君の味方だよ。 ぺっしなさいって…お母さんみたいやな笑
ぁぁーーー尊い、、 もう語彙力皆無だけどもう、、、、尊い、 マシュー君ちょっと嫉妬してるの可愛い
あーー尊い 口角上がっちゃいますね 音都ちゃん、このキャンプでどんな感じになるのだろか......あかん楽しみすぎ Cチームは...想像してたよ。色々と頑張ってね、、