今日も、私は孤独に生きている。
私は、学生の山合加凛(やまあい かりん)。趣味の、小説を書いて楽しんでいる。だが、もうすぐ高校も卒業で大学に向けて勉強をしなければならない。
加凛「友達も、新しく作らないとな…….。」
親友と呼べる人は、いないが友達なら数人いた。もちろん、全員違う大学を受験するので離れ離れだ。スマホも私は持っていないので、連絡もできない。
加凛「あー、もう。スマホを持ってれば、ずっと繋がれていたのに。」
そう呟いたとき、外から声がした。
茉莉(まり)「加凛が、スマホ持ってなくてよかったよね、愛未(あみ)。」
愛未「ほんとだよねー、なんか暗いし正直関わりたくなかったんだけどねー。」
茉莉「ほんと、ほんと!でも、希乃(のの)が誘ったからさ!まじでありえん〜。」
愛未「希乃はスマホ持ってるしめんどいよねー。」
茉莉「あ、じゃあさ、もういっそのこと縁切っちゃお〜!正直にあんたたち嫌いだから関わらないでって言えば近寄んなくない?」
愛未「いいねー!」
茉莉「じゃ、あいつら集めよ!笑」
愛未「おけ!笑」
え……….?親友とまでは、いかないが数少ない友達だった茉莉と愛未に嫌われていたとわかって涙が溢れ出す。
加凛「そんな………。」
しかも、私のせいで希乃ちゃんまで嫌われている。ああ、私が存在しなければ。
気分転換に外できれいな海を見よう。私は、家を飛び出し海野原(うみのはら)に行った。朝つくっておいたおにぎりをバッグの中に入れて。
加凛「とってもきれい。」
おにぎりを頬張りながらみる海は最高だ。そこに、希乃ちゃんが泣きながらやってきた。
希乃「っ…….」
加凛「希乃ちゃん!?」
希乃「茉莉と、愛未に私…..嫌われてた……。」
加凛「実は、わたしも何だよね。」
茉莉「あ、いたいた!」
愛未「もー、希乃ったら勝手に逃げ出さないでよね?」
茉莉「あ、加凛もいるじゃん!」
茉莉&愛未「あんたたちのこと嫌いだから関わらないで!」
希乃「…….」
加凛「わかったよ!もう、縁を切ろう!私達もあなたと関わりたくないよ….。」
茉莉「あっそ、じゃあね。」
愛未「永遠にバイバーイ。」
希乃「加凛ちゃん、ありがとう。グスン」
加凛「全然いいよ。大丈夫。私のせいでごめん。」
希乃「大丈夫。」
加凛「私、そろそろ帰るね。ご飯の支度しなくちゃ。」
希乃「うん、バイバイ。」
はあ…….。まさかあんなところで言われるなんて想像もしていなかった。多分、希乃ちゃんの後をつけてたんだよね。
あれ。これ、なんだろう。喫茶店を曲がったところに、古い手紙の束を見つけた。
加凛「落とし物….?」
とりあえず、家に持ち帰ってみよう。
-第一話 Fin.-
良ければ、コメントよろしく!
コメント
4件
😍かわいい
こうゆうのめっちゃ好き!