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「こんにちは〜。咎人の咎の方、剣持刀也と、」
「咎人の人の方!伏見ガク、と!」
『推しカプに挟まれちゃった!?新人の月です! 』
「…推しカプとは?」
『推しのカップリングのこと。カップリングとは二つのものを合わせたもの。また、キャラクター同士の恋愛関係を表すもの。異性、同性、どちらともアリで、”カプ”や”CP”と略される。ちなみに私の推しカプはガク刀。』
「長文すぎだろw」
「とんでもない人と関わってしまった、」
『私から逃げられると思うなよ、咎人。フハハハハハハ!!!』
「…とやさん、この人大丈夫な人なんすか?」
「終わってるから見ちゃダメだよ、ガッくん。」
「わかったっす。」
『変なこと教えんな!私は超いい人だから大丈夫でーす!!!』
「見ないでガッくん。汚れる。」
「酷いなぁ!!!!??」
…….お察しの通り、私は今『†咎人† 』の二人とコラボ配信をしている。
…二度目の死は近いようだ。
だが、幸いにも彼ら二人はオフライン配信、私はオンライン配信。
だ、と、思ったじゃ無いか。
何故私は彼らの隣にいるのだろうか?
否、剣持が三人でオフってよくね?なんで言ったからだ!!!
ふざけるな剣持!!!!!
誰か夢だと言ってくれ!!!!!
…一回言ってみたかったんだよな、この題名の超いいBL漫画あるから。
「あ、あれじゃね?」
「本当だ!あれっすね!!」
「じゃああそこにこれ入れればいいのかな? 」
「そうっす!」
なーんて、私が思っているうちになんか始まってて解決してるし、。
私はそんなことを思いながら二人を見つめる。
ガクさん、そっかぁ、遂に剣持刀也の周りの人とも関わりを持つんだなぁ。
これからもか。くろのわ、かえみと、それからろふまお?グループだけじゃなく、個人も沢山。
もちろん、そんなに人気にはなれないとは思う。でも、それらの人とは仲良くしたいとは思うんだよなぁ。
「…….月?」
『んあ?なんだい、剣持ぃ?』
「んや、さっきっから黙ってるから、」
「…考え事してただけだぜ?あ、もしかして心配_」
「調子に乗るなよ?」
『….はい、
「イヒっwどんな関係なんすかw」
『ガク笑いだ!』
「ガク笑いwww」
「なっ、なんすかそれ!?…まぁ、そんなことより?月とか言う?新人Vには?剣持刀也は渡さないからな!!」
『うわ、唐突な推しカプの供給、えぐ。ありがとうございますぅ、、美味しく頂きます。』
「キモいww」
『…ま、剣持の隣は渡すが、斜め後ろは渡さないからね。』
「斜め、後ろ…!?」
『そうさ、彼の後ろから君達の絡みを見させてもらう。そう、腐女子の目線からな!!』
「なん、だと、、!!」
「おい、劇場はやめて手伝え。作業を。」
「またね〜。ガッくん。」
『お邪魔しました〜、ガクさん。』
「今日、めっちゃ楽しかったっす!またコラボしましょうねー!!!さよなら!」
夜道を剣持と二人で歩く。
『…なぁ刀也、今午前2時だからワンチャンお前を犯せるかもしれない。』
「死ねカス。ゴミ処理場に投げるぞ。あと名前呼びやめろ殺すぞ死ね 。」
『キャーーーーーーーーー‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎ひどぉい!!!!そんなこと言われたらぁ、月ちゃん悲しいぃ〜〜〜。ぴえぇん、。』
「殺すぞ?」
『ありがとう。』
「は?さっきの瞬間の何処に需要があった??」
『フッ、お前との時間は、全てが最高だぜ?』
「ブロックするぞ 」
『すみません。』
「…そういや何考え込んでたの?配信中。」
『え?あー、これからとか?』
「これから?」
『うん。私は剣持の近くに行ければもう死んでも良かったけど、今日ガクさんと会ってこれからも剣持の関わってる人と会う日がくるのかなぁ、なんて。』
「ふーん?ま、くるかもね。…そっか、じゃあ僕が月を振り回していろんなスタジオに行っていろんな人と対面させようか………。」
『え?私が人見知りなの知ってて言ってる?』
「うん。」
『鬼じゃん、やっぱ顎はカスだったか、可哀想に、』
「哀れむな!」
ふと空を見上げると月が綺麗に輝いている。
『…剣持、』
「ん?なんだよ?」
『”月が綺麗ですね”』
そう言って笑って見せると、彼は少し驚いたような顔をして、笑った。
『Verweile doch!du bist so schoen!』
刹那、彼は力強くその言葉を発した。
『…え、』
まさか外国語で返されると思っていなかったので、私は驚く。
「ふふ、僕はドイツ語も話せるのだ!」
『え、さっきのドイツ語?剣持ハイスペックすぎだろ、』
「なーんて!冗談だよ!話せるのはさっきのだけ、意味はー、、めんどくさいから自分で調べて。」
『え、わからんって、うそだろ?!』
「いやー、まさか昔誰かに言えたらかっこいいだろうなと覚えたものをお前に使う時が来るなんて!」
『お前にって、?誰かにもういったの?』
「否!お前が初めてだよ、月!」
『………そっか、』
___その言葉と、あの時の普段の何倍も美しい彼は、いまだに私の頭を離れてはくれない。
『…はい、着きましたよ〜。』
「ん、じゃあまたね。ばいばい。」
『はいはい、16ちゃいのクソガキはさっさと寝ようね〜。一人で真夜中に外でちゃ行けないんだから。』
「子供扱いすんな!」
『フッ、所詮ガキか、挑発にすぐ乗りおる。 』
「老害は死ねぇ!!さようなら!!!」
ばたんっ
『……ははっ、』
“Verweile doch,du bist so schoen”
私はこの意味を知っている。
『私も、いつか剣持に言ってみようと思って調べて、まさかお前がいうなんて、思っても見なかったよ。』
意味は
とどまれ!お前は最高に美しい!
私がその時、目を奪われた言葉だった。
はい、どうも作者です。
唐突ですが、私、ロマンチックが大好きです!
月が綺麗ですねも、もちろん花言葉や占い系が好きで、今もいいなぁと思ってしまいます。
皆さん自身は好きでしょうか?
私は勝手にそうだと思っていますが、良かったら教えてください!
では、今回も読んでくださりありがとうございました。
また次回お会いしましょう!
さようなら。