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みえりな@多忙の為あまり居ない
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「……じんちゃんはどうしたい?」
「っ!おれ、俺は……。」
吉田は自分でも、どうしたいのかわからなかった。
ただ、思っていることを全て、話そうと思った。
「俺は……。今はいちばんは悲しいかな。頼ってくれなかったのも、一人で抱え込ませたのも、力になれなかったって思う。悔しい。」
下を向いて、膝の上で拳をぎゅっと握る。全員が吉田を見れずにいた。
「……それに、今は勇斗がちょっと怖い。怒られた時のあの顔が頭から離れなくて、」
「っ、!そうだよな、本当にごめん。俺、これからはなるべく仁人に、……近付かないようにするから…。」
「でもっ!」
佐野の言葉を聞いて、吉田は急に大きい声を出した。全員がびっくりして顔をあげる。佐野の目をその潤んだ瞳でまっすぐ見つめる。
吉田は握った拳にさらに力を入れ、言葉を探しながら続ける。
「……でも俺は、俺には勇斗が必要だよ。勇斗がいない部屋、ひとりで帰る時も、ずっと寂しかった。帰ったらいつもみたいに勇斗がおかえりって玄関まで来てくれないかなって、待ってたらただいまって疲れた顔して帰ってこないかなって。ずっと待ってた。」
最近はちょっとやそっとのことじゃ泣かなかった吉田が今、1人の男のためにボロボロと涙を流している。
「おれ、勇斗のこと、嫌いにならなきゃって、諦めなきゃって思ってた。けどっ、!むりだった、。俺、もう勇斗いないと生きていけない。だから、……どっか行かないで、勇斗。」
「っ、!!当たり前だろ!!俺もう二度とお前から離れねぇから!!」
佐野は強く強く吉田を抱きしめた。吉田もそれに応えるようにそっと背中に手を添わせて服の生地をぎゅっと掴む。
お互いにもう離れないように、バラバラにならないように。強く強く抱きしめあった。
「ううっ、うぇぇえん!!よかったね2人ともぉぉお」
「なんで舜太がいちばん泣いてるん」
「やって!!最近のふたりずっと辛そうで見てられんかったんやもん!うぇえええん!!」
曽野は誰よりも泣いていた。末っ子として、できることは何も無かったが大好きなメンバーがギスギスしてる様子を見て、曽野も心をすり減らしていたのだ。
「てかはやちゃんもじんちゃんも泣きすぎだよ。まだ問題は解決してないでしょ。」
山中が冷静に言う。そうだ。何も解決していない。あの写真が週刊誌に、SNSに出回れば、佐野はまた怖くなった。あの女優の顔が、匂いがチラつき不安が波のように一気に押し寄せる。
「……そうだよな。どうすれば……。」
「ふふん。俺にいい考えがあるんだけど。」
「え!?なになにじゅうちゃん!いい考えって何!!」
「まぁまぁ落ち着いて舜太。ちゃんと説明するから。」
─────。
「……それいい考えかもしれへんね。」
「でしょ!はやちゃんに相談された時からずっと考えてたんだよね。」
「でも、ちゃんと受け入れてもらえるかな……。」
「そんなのはやってみないとわかんないでしょ!じんちゃん!!」
「みんながみんな舜太みたいにポジティブになれるわけじゃないよ……。」
「まぁまぁ!善は急げだよ!早く2人とも着替えてきて!」
曽野は佐野と吉田を立たせると背中をグイグイ押し、楽屋から追放した。追い出された2人は目を合わせ、1回ぱちくりと瞬きをすると、途端に笑いが込み上げてきた。
「ははっ、まぁこうするしかないか!」
「そうだね、みんなを信じよう。」
そうして、ふたりは更衣室に消えていった。
コメント
5件
ああああよかったああああああ さいっっこうです本当に!! 続きが楽しみすぎて滅
マジで私も❤️さんと同じ気分です…!ひとまず🩷💛良かったねぇ😭2人がずっと苦しそうだったので、ちょっと安心しました。 続き楽しみにしてます🙏
ようやく二人の気持ちが通じ合った場面、とても心に響きました。吉田が涙ながらに「勇斗がいないと生きていけない」と本音を紡ぐシーンは特に印象的で、彼の苦しみとそれでも佐野を必要とする気持ちが痛いほど伝わってきました。曽野が一番泣いているのも可愛くて、グループの絆を感じます。まだ問題は解決していないようですが、ここからどう動くのか、次の展開が楽しみです。