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はぁ、いつのまにか、眠っていたようだ。
しばらく茜さんの様子を見ていた。
今のところ、問題は起きていない。
でも、大丈夫かな。
気のせい…だろうか。
そして、今日は。
『よし、これなら、』
もう、普通に歩けるくらいには回復した。
今日から、仕事に戻ろう。
『おはようございます。』
花咲さんに挨拶をする。
『甘太郎、もう足は大丈夫そうだね。』
花咲さんがこちらにきた。
『はい、おかげで、』
その場でジャンプしてみる。
まだちょっと痛い。
『ここまで回復しましたよ。』
『何がおかげで〜だよ、ビリのくせに。』
『へ?』
ビリ?
『ま、甘太郎だけ違う銃だったみたいで、傷が深かったから仕方ないんだけどね。』
あぁ、僕だけ傷が深かったのか。
『申し訳ございませんでしたぁ…』
どれくらいあそこにいただろうか…
『で、今日から働くの?大丈夫?』
『はい、もう大丈夫ですので。』
久しぶりの仕事だ。
『では、行ってきます。』
『気をつけてな〜』
やっぱり、花咲さんはテキトーだな。
さて、まずは、
鬼塚さんのところに行こう。
『あまり、無理はすんな。』
『はい、気をつけます…ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした…』
頭を下げた。
『気にするな。もう朝礼をするから、向こうに並べ。』
『はい。』
朝礼、
なんか、すごく久しぶりに感じた。
朝礼を終えて、
皆と、外に出る。
『暑いですね…』
久しぶりの外。
『もう、夏が始まったからな。』
そうか、もう夏か。
『すまんな、行ってやれなくて。』
島田さんが謝った。
『気にしないでください。隊長は大変みたいだから…』
『ごめんなさい…』
あ、
岡野さん…
『岡野も、今日から復帰したからな。』
そうなのか、
『気にしないでください。もう大丈夫ですし、寝てばかりだったので。』
そう誤魔化した。
今日も、その次の日も、またその次も…
しばらく、大きな何かが起きることはなかった。
レインたちも、外国人たちも、あの後からは姿を見せていないそうだ。