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さて今日は、休みだ。
前の日に調べていた場所に行く予定だ。
だけど、時間的にはまだだ。
それまでは…
暑い。
外に出る気にはなれない。
なら、
今日こそ、滝をみたり海に行くべきだろう。
『滝や海を見にいかなない?』
『見たい!』
『行きたい!』
2人も、喜んでくれた。
バスに乗って、滝を見に行く。
だけど、
人が多いな…
滝の周りには、人がたくさんいた。
『どうしよう…』
2人も僕も、人がたくさんいる所が苦手だ。
琥珀さんも茜さんも、僕の手を掴んでいた。
海を見てみる。
けど、
こちらも人が多い。
まぁ、こんなに暑いからなぁ。
仕方ないか。
だけど、これからどうしよう。
と、
掲示板があった。
この島の、人気スポットが載っている紙と、
『あ、』
そこに、チラシが貼ってある。
この島の神社で、夏祭りがあるらしい。
それも、今日か。
『・・・』
楽しいんだろうな。
だけど、
それこそ人が多いだろう。
無理だろう…
夢では、
琥珀さんが、浴衣を着た人を見て羨ましそうにしていた。
なんとかして、連れて行ってあげたい。
『甘ちゃん。今日は家でゆっくりしていよう?』
琥珀さんが言った。
そうか…
『…うん、』
茜さんには、滝も海もほとんど見せてやれないのが辛い。
そのままバスに乗り、家に帰る。
『…ごめん、』
楽しませてあげたかったのに、
何もできなかった。
『大丈夫だよ?琥珀も、怖かったから。』
『私も大丈夫。気にしないで?』
2人は、そう言ってくれた。
そのまま、午前が終わる。
祭りが始まる時間だ。
だけど、行く気にはなれない。
このまま、時間だけが過ぎていく。
あ、
スマホを取り出す。
調べる。
と、
あった。
人が多いかもしれないけど、
『花、見に行かない?』
『お花?見たい。』
『私も、行ってもいい?』
2人の顔が、明るくなった。
きっと、今なら…
海や、祭りなどに行く人が多いだろう。
だから、
きっと…