この世界には第二の性があり、α、β、Ω に分けられている。最近はΩの貴重性が重視されている。Ωは年々、数が減っていき
今では人口の1%未満だ。減った理由はΩを犯して殺す変態が多くなったとか?
本当かどうかは僕も知らない。でも、僕の身に起こっていることは夢であってほしい。
青「僕がΩだなんてッ...」
学校のバース診断書で気付いてしまった自分のバース。 (僕がΩ…⁉いやだっ…)
胸が苦しい。息ができない…過呼吸になる自分を落ち着かせることなどできなかった。
皆が互いにバースを言い合う中、僕だけがβだと偽った。
クラスの話題はΩばかり。
嫌気がさした。僕は嗚咽混じりな声で早退してしまった。
家に帰るなり、母にチョーカーを買ってもらう始末。
父は呆然とそれを眺めていた。
次の日は重たかった。何というか、物理的に。
抑制剤を持たされ、チョーカーがつけてある首。
「チョーカーは制服に隠れて見えないから。」と母につけられた。
桃「どうしたの?気分悪そうだよ?それと俺αだったんだ!✨」
仲のいい桃君が心配してくれているからまだ頑張れそうだ。
青「桃君w撫でてもらうの期待する犬みたいw」
桃「w」
青「それとαってすごいね…」
桃「だろ~」
青「僕は…
ドクンッ…
今日はここまでです。結と申します。こっちの投稿も頑張ります!