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第十九話 アルバムと待ちぼうけ
放課後。
俺とttはrnのもとへ足を運んだ。
jp「rn〜!来たよ〜!」
rn「あ、jpさん!…と」
rnはttの姿を見て、少し顔を強張らせる。
rn「…ttさん」
tt「よっ、rn」
rnは一瞬目を伏せ、そして顔を上げ、ttと向き合う。
rn「…成仏のことでのお話ですか?あれからrn、考えたんですけど…やっぱり、記憶を取り戻すのは無理そうだし…成仏してもいいかなって…」
jp「rn、ちょっと待って!」
俺はrnを静止する。
rn「…?なんですか?」
jp「そのことなんだけどね…rnの記憶、俺たちでなんとかして取り戻せるようにしたいと思ってる」
rn「…え」
rnは目を丸くした。
rn「え、ど、どういうことですか?rn、悪霊になるまでもうあまり時間がないから成仏したほうがいいってttさんに…」
jp「ttの了承も得た上で言ってるんだよ」
rn「え!?」
rnはttの方を向く。
ttは静かに頷いた。
rn「そう、なんですね…。でも…」
jp「rnは…本当に記憶のないまま成仏してもいいの?」
rn「っ!」
jp「きっとそんなことないよね。取り戻したいと思ってるはず。自分が何者なのか。生前どんなことをしていたのか。なぜこの橋に留まることになってしまったのか」
rn「…」
jp「あとはrnの意思だけなんだ。rnが記憶を取り戻したいって思うなら、俺たちは全力でrnの記憶を取り戻すため尽くさせてもらう。…どうする?」
rnは少しの間黙り込む。
しかし、次の瞬間、顔を上げたrnは今まで見たことないくらい決意に満ち溢れた表情で、
rn「rn…記憶を取り戻したいです!自分が何者なのか知りたいです!」
と、言った。
jp「っ…!わかった!」
俺は強く頷く。
するとttが、
tt「一つ言っとくけど、悪霊化するまでに記憶が取り戻せそうになければそん時は成仏してもらうからな」
と、口を挟んでくる。
rn「はい。わかりました」
rnは素直に頷いた。
jp「じゃあrn、改めて覚えていること教えてくれない?」
rn「はい、わかりました。といってもそんなに話せることはないんですが…」
rnは困ったように頰をかく。
rn「前にも言ったとおり、rnが覚えているのは自分の年齢と名前だけ。死んでからは多分3年くらい経っているはずです。気づいた時にはもうこの橋にいて…なんででしょうね。理由はわからないんですけど、どうもこの橋から離れたくないんです。行こうと思えば別の場所にも行けるんでしょうけど、この場所から離れちゃいけない、そんな気がするんです」
jp「離れちゃいけない…?」
rn「…これは、あくまで憶測の話なんですけど」
rnは恐る恐る口を開く。
rn「rn、生前だれかとここで待ち合わせ的なものをしていたのかなって…、ここに来る約束をしてたのかなって。…なぜだかrnがここにいる理由は誰かを待っているから、そんな気がするんです」
jp「誰かを待っているから…」
じゃあその誰かを連れてくればrnの記憶は戻るのか…?
tt「もし誰かを待ってると仮定して、rnはその人に会えばすぐわかる自身はあるか?」
ttがそのように尋ねた。
rn「確実にそうと言い切れませんが…」
rnはまっすぐな瞳で、
rn「はい。多分わかると思います」
tt「よし」
ttが俺の方を見てニヤリと笑う。
tt「jp、次にやることは決まったな」
jp「え?」
tt「聞き込み調査。jpは顔広いし、情報収集は得意やろ?頼んだで〜」
jp「え?…え?」
・・・
あれから数日後。
jp「ゔぅ…」
tt「…大丈夫そ?」
ttの問いに俺はふるふると力なく首を振る。
あれから俺は学校中の人という人にrnのことを聞いて回った。
しかし結局なんの成果も得られなかった。
疲労困憊した俺は、机に突っ伏しているという現状だ。
no「一体何があったんですか…?」
sv「jpさん大丈夫かよ…?」
noにいとsvさんも心配そうにしている。
sv「えっと…何があったのかは知らないけど、気分転換によければ俺んちくる?」
jp「え、行く」
svさんの提案に俺はすぐに食いつく。
しかしttが顔を顰め、俺に耳打ちしてくる。
tt「お前、ほんまにrnのこと助ける気あるか?そんな呑気なことしてたら悪霊化してまうで!?」
jp「わかってるって!けど時には息抜きも必要!」
俺はそう反論する。
ttはため息を吐きつつも渋々頷いた。
こうして俺たちはsvさんの家に行くこととなった。
・・・
svさんの家につき、俺たちはsvさんの部屋に案内された。
sv「ジュースとお菓子持ってくるから適当にくつろいでて〜」
そう言ってsvさんは部屋から出ていく。
その瞬間、俺とnoにいの目が輝く。
jp「よし!noにい!」
no「よし!jpさん!」
jpno「「svさんの部屋を漁る大チャンスだ!!」」
tt「ええ〜…」
ya「やべえなこいつら」
ttとyaくんが引き攣った顔で俺たちを見つめる。
しかし、俺たちはそんなのお構いなしでsvさんの部屋を漁りだす。
no「svさんのことですし、何かやましいもの隠してませんかね〜」
jp「エロ本とかないの?エロ本」
tt「うっわ…」
そう言って俺はベッド下を漁りだす。
すると、
jp「お!」
何やら段ボール箱が出てきた。
開けてみると…
jp「何これ?アルバム?」
数冊のアルバムが出てきた。
jp「noにい!見て見て!アルバムだよこれ!うっわ!svさんちっちゃ!可愛い〜」
no「ほんとですね!可愛い〜」
tt「え、ほんまや」
ya「svさんにもこんな時代が…」
先程まで一歩引いて見ていた2人もアルバムを覗き込んでくる。
俺は一枚一枚ページをめくっていく。
ページをめくるたび、俺たちはわちゃわちゃ騒ぐ。
その時、
jp「え」
あるページで俺の手は止まった。
ttも目を大きく見開いている。
jp「これ…」
no「あれ、この女の子…可愛らしい子ですね。svさんと仲良さげですし…誰なんでしょう?」
jp「…」
またページをめくる。
どの写真にも小学生くらいのsvさんと女の子が映っており、2人とも楽しげに笑っている。
その女の子には見覚えがあった。
水色の髪の可愛らしい女の子。
そう、rnだ。
俺とttは目を見合わせる。
その時だった。
sv「お待たせ〜」
svさんが戻ってきた。
sv「は?ちょっ!?何アルバム勝手に見てんの?w」
svさんはそう言って笑う。
no「あ、svさん。この女の子誰ですか?なんだか親しげですけど」
noにいがそう言って写真を指差した。
その瞬間、
sv「は」
svさんの表情が一気に強張った。
sv「…別に、昔仲が良かった子だよ」
そう言ってすぐ話を切る。
その様子は明らかに不自然だった。
jp「…」
もしかしてsvさん…rnについて何か知ってるのか?
続く
コメント
7件
キタコレ!!
これは、、、何かあるな
な、な、なんと!!!! シヴァるなですかー!! このカプ大好き…✨️ とりあえず永眠しときます…