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どうしようかな…ここでこの子に財布を預けてさっさと実家に向かうのも全然ありだからな…。でも、もしこの子が盗みをする悪い子で財布が盗られたりしたら、持ち主困るだろうな。どうせ急いでいるというわけでもないし。
「じゃあ、他の人に連絡取ってもらってもいいかな?」
そういうと、少女の表情は明るくなった。
「いやぁ、お客さんは久しぶりで…皆喜ぶと思うな」
どういうことだろう。少女は携帯電話のようなものを取り、ボタンを押す。「のようなもの」というのも見たことのない形のものだったからだ。丸い玉が2つに割れた。それが連絡を取る機械らしいことは、ボタンを押した直後
「ただいま、お繋ぎします。」
と、その機械から聞こえてきたからだ。