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六弥さんの作品まじ何回でもみれる、、、 だいたい全部4周はしてます笑
はじめに
・この作品はcishpです
・実在する方のお名前をお借りした作品になります。ご本人様とは一切関係ございません。
・腐向け作品、nmmnとなっております。こちらが苦手な方、理解のない方は閲覧をご遠慮くださいますようお願い致します。
・素人の書くものですので口調等おかしなところがあるかと思いますが、目をつぶって頂けますと幸いです。
・思いつきで書いたものなので話のまとまりがありません。暖かい目で見ていただけると嬉しいです
・cishp相方
・多分付き合ってる
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何だかciってふらっと居なくなりそうなやつだなーとふと思う。
特に何かあった訳では無いがただ何となく。
あいつの性格上身内に迷惑をかけたくないと思うタイプやろうからふと居なくなってしまうような、そんな気がした。
ただそれだけだったのに
ut「ciがおらんくなってもーたかもしれん……」
急にdiscordから通知が来る。
utの通話に入ればそんなことを言われた
ciが居なくなった
その一言でどれだけ絶望したか。
たしかに最近連絡の返信は段々と遅くなり挙句の果てには昨日の連絡に返事はなくなっていた。
撮影に参加するペースも悪くなっていた。
彼も働いているのだから仕事が忙しいのだろうとメンバー皆がそう思っていたことだろう。
ut「俺、元々今日宅飲みの予定やってんけど部屋の鍵開けっぱで入ってみたらあいつおらんし部屋の大事そうなものは全部なくなっとったし」
rbr「引越しとかの可能性はないんか?」
ut「いや、俺もそう思って大家さんにわざわざ聞きに行ってん」
「やけどんな事ない言われて」
tn「これは緊急事態やな……」
俺が絶望してる中どんどん話は進んで行く。
俺の唯一の後輩が、相方が。
なんで失踪なんて、俺に連絡もなしにどっか行ってまうんや
何かあったら連絡してくれればよかったのに
俺はなんで何かを察してやれなかったんだ
俺がもっとciの事を心配してやれれば
俺が、俺が俺が俺が……!!!
ut「shp!」
shp「ッ……!」
zm「お前がそんな責任感感じんくてええんやぞ」
rb「お前が原因な訳ちゃうんやから」
em「みんなで探しましょう」
「誰かひとりがとかじゃなくてこれはメンバーとしての責任が皆さんにあるのでね」
sha「相方やからって重く考えすぎんな」
「俺らで探しゃええ」
kn「俺らが探せば絶対見つかるから」
「そう思い詰めんなや」
shp「はい……」
そんな風に慰められても俺に原因があるって思ってしまって。
俺の中でciがどれだけ大切な存在だったのかがありありと感じられた。
tn「今日から探せるやつはciの捜索をよろしく。」
「一応他の実況者さんとかにも伝えておくからなにか連絡貰えたら報告よろしくな」
そんな緊急会議が終わった後すぐ俺はciを探しに外に出た。
あぁ、俺はどこまで愚かな人間なのだろうか。
現実世界に耐えられなくて周りの迷惑なんて考えないで逃げるなんて、どれだけ弱虫なんだ。
逃げる当てなんてないのに
「はぁ……shpは今頃何してんねやろ」
俺の心配してくれてたらいいのに、とか期待して。
こんな人間に心配もクソもないか。
何を考えても被虐的な答えしか出てこなくて苦しくて苦しくてたまらない。
会社で上手くいかなくて、ゲームでは勝てなくて
それなりに努力したはずなのに結果に出せなくて
どんどん自分が愚かになって行く。
そんな俺を愚かにしていく全てにおいて勝てない人がいて
なのにその人のことが大好きで
その人の隣を貰えて
嬉しくてたまらなかったはずなのに
なんでその幸せを壊すように逃げてしまったのか
そんなの分かってるから逃げたんだ。
こんな奴が
「幸せになったあかんから……」
最期はあの人に抱き締めてもらいたかったな、なんて叶うはずもない願望を胸に抱きながらフェンスの向こうを目指そうと手をかけた
だけどその手の上に大好きでいちばん暖かい温もりが落とされた。
「ciッ……」
「sh……p…」
「なんで1人でどっか行くんや!!!」
「俺を置いていかんでや!!!」
「お前がおらな俺ッ…おれっ」
「生きていかれへんやんかぁ!!!」
「sh…p!」
俺には相応しくないこの幸せ。
君がいるから俺が愚かで相応しくない幸せがあるのに。
なんで俺を苦しませる癖にそんなに必死に泣き叫ぶんだよ。
この幸せを手放したくなくなってしまうでは無いか。
俺が唖然として彼を見つめていればぞろぞろと数人の人がこちらに向かってくる影が見える。
ut「お前が何を思ってここまで思い詰めたか知らんけど、お前は幸せになってええんよ。」
tn「お前は愚かなんかやない」
「お前はすげぇやつや。」
zm「shpをこれだけ泣かせられるような必要とされてる人間なんやで」
rb「お前がどうでも良かったら俺らは探しに来んからな。」
ci「ぁ……」
俺が思ってる以上にみんなに必要に思ってもらえてるみたいだ。
スマホからの通知も止まらない
ここにいないメンバーからだけではなく他の実況者さんなどからの連絡も沢山来ていた。
ci「俺っ……俺ッ!!!」
「ほんま、もう生きたあかんって……」
「俺がこんな幸せなったあかんって思っとったのに……!」
shp「俺が大好きな人やねんから幸せになれや!!!」
ci「shp、、!」
俺を愚かにさせる本人が俺の幸せを認めているのだから、願っているのだから
俺が幸せになったあかんとかどーでも良くなってしまった
あんだけ思い詰めてた俺が馬鹿馬鹿しい。
ut「ci……。」
「みんなに言うことあるんちゃうか」
正直なんて言ったらいいのか分からなかった
言わなければいけないことがありすぎるから。
でも、これだけは言わなければと思って一言放つ。
ci「ほんま、すんませんでした……」
zm「ブフッ」
「もう一個あるやろ笑」
ci「え?」
皆怒ってたりすると思って謝ったのに笑われたし、違うとか言われて今の俺にはわかんなくて?を浮かべまくってたら
tn「ありがとうやろ。」
ci「え……ありがとう…?」
なんで感謝なのか分からなかった。
だって、これだけ迷惑かけたのに探させてしまったのに感謝なんかしていい立場じゃないのになんで
rb「お前の幸せを認めてくれてるやつがこんなにおんねんぞ」
「んでわざわざお前を探しに来とんよ」
「お前のことが大事なやつやなかったら探しに来んと思わへんか?」
ci「ぁ……!」
嗚呼、なんで俺はまた気付かないんだ
そんな考えよりも先に口が動いていた
ci「ほんま、ありがとうございました……!」
rb「んふ、いーえ」
zm「助けてなんぼやからな」
皆こんな俺に対してニコニコと笑顔を浮かべながらほんまよかったとか言っていて俺は幸せ者やと今の幸せに浸った。
皆の優しさに心を満たされて目に薄ら涙を浮かべていれば急に後ろから強く強く抱き締められた
ci「shp?」
shp「もう俺の前から居なくならんで……」
ut「誰よりもお前のこと心配しとったよ」
俺の大好きな人が誰よりも心配してくれていたなんて
彼を正面から抱き締めたくて1度彼を離そうとしたら
shp「離さへんからな」
なんて可愛いことを言うもんだからふにゃふにゃの声で言う
ci「離さへんよ」
「正面から抱き締めたくて」
「ええか?」
shp「……!」
「ええよ……」
ci「ありがと」
振り返れば顔と目を真っ赤に染めた可愛い可愛い彼が居てなんで俺はこんな人を手放すなんてことを選ぼうとしたのか、今考えると相当心の余裕がなかったのだろう。
ci「すまんな、shp」
shp「んーん。ありがとう……ci」
ci「、、なにが?」
shp「んふ笑」
「お前が生きとうだけで嬉しいんや」
ci「s、shpぃ〜泣」
こんなにまっすぐ思いを伝えられては嬉しくて爆発しそうだ。
でも、嬉しさもある反面彼をこんなに泣かせてしまった俺の行動に申し訳なさがある。
頭の中で葛藤していれば
tn「お熱いとこ申し訳ないんやけど寒いから居酒屋でも行かんか?」
zm「おっ!さんせーい」
なんて声が聞こえてくる。
俺らの会話が全て聞かれていたと思うと少し、いや大分恥ずかしい。
ci「……っす」
shp「……」
shp喋んなくなってもーたし!
大分恥ずかしいけど、まぁ、こういうので笑うような人達じゃないしいっかとか思ってたら
zm「よし!ciの奢りやな」
とかzmさんが言ってきて絶望する
ci「えぇ〜?ほんまキツいっす」
rbr「まぁ俺らに?探させたんやから?」
ci「ボーナス減額されたのにぃ泣」
tn「草」
確かにその通りで何も文句が言えなくて苦しい…
そう思っていたら我らが兄さんが助け舟を出してくれる
ut「しょーがねぇな、少し出してやるよ」
ci「っぱut兄さんなんだよな」
ut「おぉもっと言え?」
なんてワイワイ騒いでいればshpが置いてけぼりになっているのに気づく
ci「shpも行かへんの?」
shp「ん?あぁ、ワイも行く」
ci「ん」
shp「?」
俺がshpに手を出せば意味がわかってないみたいで?を浮かべている
ci「手、繋がへんの?」
shp「ぁ、ぇと、、つなぐ、、!」
いつまで経っても彼は初心で沢山の反応を見れて幸せだ。
この幸せが相応しいものになればいいな
shp「もう相応しいよ。」
ci「shpなんか言った?」
shp「なんもない。」
「置いてかれるで」
ci「ほんまや、人の金だからって…」