++視点
「あちゃー…俺か」
俺はそう言いながら一緒に来てしまった乗り物のハンドルを握りしめる。
「ん?ねぇ君
誰?」
おそらく目の前に居るのは敵だ。
自分の存在を伝えてしまうととてもややこしい事になってしまう、だからこそ
「このセカイだったら何者でもない存在かな」
そう言いながら俺は上昇していく。
上には何か透明な膜のような物が張ってあるが、おそらく大丈夫であろう。
「なっ!結界が」
パリーン
俺のプロペラに巻き込まれて、奴が言う結界のようなものは粉々に砕け散った。
「ごめんね〜俺あっちで仕事あるから早くここでないといけねぇんだわ」
俺は勢いに任せてその街の外へ出る。
「逃がすかっ!」
奴も負けじと宙を舞い俺に手を伸ばしてくるが、その程度では俺もといヘリを止められるはずもなく、無惨に落下していった。
「ふぅ〜…あっやべ@@〜@に怒られる!早く帰んないと!」
俺は事前に言われていた方法で元の世界に戻る。
「このセカイの自分の命運はそいつ次第ってとこかな」
みどりくん視点
「ア、ラダオクンテレポートデキルヨウニナッテル」
俺は彼が助かっている事を祈りながら能力を使う。
シュンッ
「エ、スゴスギナイ?」
彼は無傷だった。
なんならスッキリしたような顔ですやすやと眠っていた。
彼の寝顔をしばらく眺めていると、レウさんのもとへ向かっているきょーさんからメッセージが届いた。
『すまねぇどりみーおr』
打っている途中で送信したようでそこで言葉が途切れていた。
「キョーサン…」
たしかにらだおくんは助かったけど、これじゃあ二人が…
そう思った矢先、俺の部屋の扉が破かれた。
「たのもー!」
その声は聞いたことあるが聞いたことがないような感覚に陥らせる声だった。
「ゾム?」
「おう!俺はゾムだが一味、、、いや二味違うぜ?」
彼の方を見るとたしかに、二味違う。顔も違うし、そもそも人間の姿ではなかった。
しかし、オーラは間違いなくゾムだ。
ポトッ
「あっやべ」
コロコロコロ
「ッフッ」
「あ!みどりくんいま笑ったね?!その心笑ってるね?!」
「みんなで助けにきたってのに」
「ェ」
「悪いねみどりくんこの人たちここに入れないと城爆破するとか、物騒なこと言い出すもんだから…」
「嫌ソレハイインダケド…」
「わかるでみどりくんが聞きたいこと!」
とシャオロンの声をした野球少年のような人が話し出す
「なんでこんな丁度いいタイミングできたか
ってことやろ?」
がちでなんできたんだか
今回の魂はあのひとですね1の方の…
ほな
おつぬ〜