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こんにちは!
先輩からの返信に、今度は大気圏を突破して太陽まで飛んでいきそうな雪です!
画面に映る『嬉しかったよ』の文字、これ、家宝にしていいかな!?
「神隠し」とか「余命」とか、一瞬だけ忘れちゃうくらい幸せだよぉ!
雪「ねえ、櫻ちゃん! なんて返せばいい!? 『実は爆弾じゃなくて、愛が詰まってました!』とか言っちゃう!? どうしよう、指が震えて送信ボタンが押せないよぉ!」
櫻「・・・そんなこと送ったら、せっかく繋がった縁が爆発して消滅しちゃうわよ。普通に『喜んでもらえて良かったです』って返しなさいな」
櫻ちゃんはいつものソファで、マカロンを口に放り込みながらアドバイスをくれる。
その不敵な笑みを見ていると、私の不安なんて全部ちっぽけなものに思えてくるんだよね。
もう、こんなところで神の力無駄遣いしないでよ!
雪「 ああ、もう、櫻ちゃんがいてくれて本当に良かった! 櫻ちゃんは私の最強の友達だよ!」
櫻(小声)「・・・雪は、人殺しでも、トモダチになれるんだ」
雪「ねえ、明日はお祝いで、もっと豪華なチョコ買ってくるね!」
櫻「ふふ、楽しみにしてるわ。でも、明日は少しだけ『お掃除』しすぎて寝坊するかもしれないから、起こさないでちょうだいね」
櫻ちゃんは優しく目を閉じる。
二人の命が、静かに終わりへ向かっていることを、幸せの絶頂にいる私はまだ知らなかった。