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こんにちは!
先輩から「放課後、図書室で一緒に勉強しない?」なんて誘われて、昇天してしまいそう!!
これってもう、デートの予約ってことでいいよね!?
結希「鼻息が荒い。」
雪「あ、ごめん。櫻ちゃん、本当によく寝てる。疲れちゃったのかな?」
(未来の雪: この時、私が廊下を一歩踏み出すたびに、櫻ちゃんの指先が少しずつ砂になって崩れ落ちていたの。私の存在を先輩の記憶に刻みつけるために、櫻ちゃんは自分を削って、私の輪郭を補強してくれていた。私はそんなことも知らずに、先輩に会える喜びで胸を膨らませていたなんて、本当に、バカだったよね、呆れちゃう)
あれ、桜街先輩がいる・・・
窓側で夕日に照らされてる美青年、、、なんて絵になるのかしら!?
桜街先輩「あ、天之氷振さん。本当に来てくれたんだ。なんだろう、君といると、すごく心が落ち着く気がする」
雪「せ、先輩・・・! 私も、先輩の顔を見たら、なんだか勇気が出てきました!」
(未来の雪:でもね、このとき図書室に流れていた静かな時間は、櫻ちゃんを犠牲にして成り立ってたの。私が幸せを感じれば感じるほど、櫻ちゃんの『余命』という砂時計は、恐ろしい速さで落ちる。私の『ときめき』は、櫻ちゃんの命を削っていたんだ)
雪「ねえ、先輩。私、先輩のことっ、s・・・」
なんでだろ、なんか急に胸の奥が痛かった・・・
もう、せっかく「好き」って、言えたのに。
なんだか誰かが遠くで私の名前を泣きそうな声で呼んだ気がして。