この作品はいかがでしたか?
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nmnm、捏造小説です。
苦手な方は回れ右をよろしくお願いします。
大丈夫な方はどうぞ
その声にグルッペン以外の2人がハッとグルッペンの方を見た
グルッペンの身体は後ろ斜めに崩れその首の付近には銀に光る刃物が見える
「はっ!」
トントンは瞬時にグルッペンの前に立ち点滴の棒を使い刃物を防ぐ
カキン!!
弾かれた刃物は床に落ちることなくしっかりとエーミールの手に握られている。
しんぺい神はインカムをつけようと耳に手を当てる
「知らせるな!!」
しかし、グルッペンの声により手が止まる。
「はぁ?」
トントンはグルッペンの方を見て声を上げる
「どういうことや!」
「トントン、傷に響くよ」
しんぺい神は胸ぐらをつかもうとするトントンを抑える
「やけにお優しいですね。殺そうとしている敵に。」
エーミールは冷たい声でグルッペンを見た
「お前と話がしたかったんだ。丁度いい。」
グルッペンは少しニヤッと笑いエーミールを見る
「はぁ?」
トントンはしんぺい神に抑えられたまま固まった
「と、言いますと?」
エーミールは眉間に皺を寄せグルッペンに問う
「お前は『何百万人の為ならばたった一つの命ぐらい犠牲にする。』そう私が言った。だから死んでくれと言っただろ?」
「ええ、まぁ、そうですね。」
「だからお前に聞きたいんだ。」
グルッペンの目は赤く燃え鋭くエーミールを見た
「お前の言う何百万人とは一体誰のことだ?」
「っ!!」
そう聞けば
エーミールの瞳が揺れる。
トントンはハッとしてエーミールを見る
エーミールは目を泳がせ唇を噛む
「そ、それは…」
「お前は依頼で来たわけではない。」
エーミールはフルフルと震え俯く。
「そうだろ?」
「違う…違う…違う…」
まるで自分に言い聞かせるかのようにエーミールはブツブツとつぶやく
「まさか…」
トントンはエーミールを見て驚いた様子だ。
「お前は依頼じゃない。命令で来たんだ。((「違う!!!」
「違う違う違う…私は、私は、私は、」
頭を両手で抑えエーミールはよろよろとよろめく
「エーミール、お前に聞く。」
グルッペンの瞳はエーミールを赤くしっかりと写している
その瞳を見てエーミールは嫌だというように頭を振る。
「違う!わ、私は…私は…」
「エーミール。」
「い、嫌だ。ごめんなさい…」
「エーミール。」
「……」
「エーミール、エーミールお前は何を背負っているんだ?」
その言葉を聞いたエーミールは頭を両手で抱えたままフルフルと顔を上げ半泣きの顔でグルッペンを見る
「わ、私は私は戻らなければ行けない……戻らなければ…私の大切な…私の大好きな…
生徒が、教え子が、全員死んでしまうんです。」
グルッペンさん。
助けて下さい。私の生徒を助けて。
コメント
8件
あ゛ぁ最高です大好き愛してます…
好きぃぃ(消滅)