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#文豪ストレイドッグス
#オリキャラ注意
透花
676
前回の続きです!一瞬ですが、怪我の表現あります!過激ではないのでご安心を!
本編スタート!
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「…中也さん?」
彼女は不安そうに名前を呼ぶ。
けれど、中也はすぐには返事をしなかった。
ただ、視線だけが、彼女の首元に向けられている。
「…?」
何を見ているのだろうか。
そう思った瞬間、自分の首元に違和感があることに気づく。
そっと触れた指先に赤い色がつく。
「…あ」
その瞬間だった。
「…ごめん 」
小さな声だった。
今にも消えてしまいそうなくらい、か細い声だった。
「なんで、謝るんですか」
彼女は心底不思議そうな顔をしていた。
中也がなぜ自分に対して謝っているのか。中也は自分のことを心配して、ここまで助けに来てくれた。むしろ謝らないといけないのは、自分の方である。
「…むしろ謝らないといけないのは、」
「…俺のせいだ!」
中也は力強く言い放った。
「俺が、ポートマフィアの幹部だから…」
「そんなこと…」
中也は苦しそうに視線を落とす。
「今までにも、俺に喧嘩をふっかけてくるやつは大勢いた…」
「今までは、そこまで警戒する程でもなかった…でも、」
言葉が詰まる。
「…いつか、お前を巻き込んじまうんじゃねぇかって」
「……ずっと、不安だった」
「中也さん…」
彼女は中也の苦しそうな表情に、かける言葉も思いつかなかった。ただ、彼の口から溢れる今まで抱えてきた思いに、 耳を傾けることしかできなかった。
コメント
3件
中也さんの「俺のせいだ」って言葉、すごく重かったです…。ずっと不安を抱えていた本音を初めて口にした感じがして、胸がぎゅっとなりました。彼女が「なんで謝るんですか」って不思議がるのも、お互いを想い合うからこそのすれ違いで切ないですね。続き、どうなるんだろう…!