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11 - Episode10「Der Untergang」

♥

91

2025年04月23日

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暖かい太陽の光が窓から差し込む


🇯🇵「ふぁー…よく寝た…???」


起きて周りを見ると他の国達が自分と添い寝していた


🇯🇵「???」


🇺🇸「Japan〜起きるのはえーよ…」


🇨🇳「お前が遅いだけアル…」


何事もなかったかなように話す

明らかに寝相で来るような距離じゃないですよね…ドアあるし


🇯🇵「あのー…なんで私の部屋に?」


🇺🇸「お前と寝たかったから」


🇨🇳「そんなアメカスが心配だったから」


🇫🇮「そんな中国が心配ry」


他の国達は以下同文であった


🇮🇹「お腹減ったんね!」


🇬🇧「朝ごはん持ってきますから少々お待ちを」


🇫🇷「スターゲイジーパイとか持ってくるなよ?」


🇬🇧「え?持ってこようと思ったのですが」


本当に自分の料理には鈍感なんだから…


と、そこに部屋のドアを叩く音が聞こえた


🇧🇪「ねぇねぇ、ドイツ知らない?」


やってきたのはベルギーであった


🇯🇵「知りませんね…」


🇧🇪「そっか…ありがと」


ベルギーは走って去っていった


🇯🇵「ベルギーさん急いでましたね…また怪我してる方がいるのでしょうか」


🇹🇼「こんな大災害だからねー…」




🇬🇧「はい、これが今日の朝飯ですよ」


数分後、イギリスがビニール袋ぱんぱんに物を詰めてやってきた。持ってみると腕が引っ張られる


🇯🇵「こんな重い物を…ありがとうございます!」


🇬🇧「日本さんのためならなんでもしますよ」


🇺🇸「飯飯ー!」


餌箱の中に食いつく犬のように食べ物をとっていくアメリカ


🇫🇷「全く…いつまでたっても子供なんだから」


日本の仮の部屋で仲良く朝ごはんを食べる

だが、日本はドイツの行方が気になっていた


その頃ドイツはというと


ドサッ


近くの森林の中にある木にもたれかかる

ドイツは頭を抑える


🇩🇪「クソッ…あの煙草を吸って以来気分が悪い…頭が痛い…」


あの煙草を吸った後、充分に眠れなかった

寝れたとしても日本の兄が死ぬ夢を見てしまう

そして日本が悲しみ、仲間が俺を罵倒してくる

夢までも

それに頭痛だけじゃない…耳の奥をつくような幻聴が

聞こえてくる…


「どうせ失敗するさ」


「この藪医者が!」


「なんで助けてくれなかったんですか!」


🇩🇪「うるさい…」


「まだやってたんだ」


「人殺しがなんで捕まらないんだよ」


死んだら日本が悲しむだろうなww」


うるさい…うるさいうるさいうるさいうるさい

うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい

うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい

うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい

うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい


うるさい!!!!



気づけば声が枯れるほど叫んでいて、木を殴り、蹴り、両手は血だらけになっていた


🇩🇪「ハハ…何してんだろオレ…」




今日も日本達はベトナムやインドネシアと

ともに救助活動に勤しむ


🇻🇳「こんな重い物持たなくていいよ!」


🇮🇩「働きすぎも良くないよ」


🇯🇵「そんなことありませんよ!←残業のしすぎ」


🇺🇸「Japan…お前が過労死しないか心配だ」


🇮🇹「過労死するくらいだったら仕事手伝えなんね!」


🇫🇷「君たち話してないで瓦礫どかして!」


下敷きになっている人を探すと酷い体が出てくることもある。しかし百も承知済み

例えその人が亡くなっていたとしても

家族に会わせたい思いが彼らにある


また、ガスによる火事が起きないようにそれらの処理も行う

電柱が倒れているので感電に注意しながら…


こう言うことをしていると時間の流れが早い

いつのまにか太陽は地平線に沈みかかってた


🇮🇩「よし、君たち今日はここまででいいよ」


🇻🇳「後は任せな!」


🇯🇵「はい!お願いします!(礼をする)」


一同「(可愛い…❤️)」



仮設住宅へと帰る道に

1人の影が見えた


🇫🇷「あっ!ドイツ…ってえ!?なんで手が血だらけなの!?」


一同「えっ!?」


🇩🇪「や。ちょっと…転んで…ゲホッゲホッ!」


🇬🇧「大丈夫ですか!?」


🇩🇪「あ、ああ…少しむせただけだ…」


🇫🇮「ベルギー達が呼んでたぞ」


🇩🇪「おおそうか…行ってくる」


笑顔を見せ去っていくドイツ

だが何かあった感じがするのがダダ漏れであった




🇩🇪「ベネルクス3人、いるか?」


🇱🇺「ドイツ!どこ行ってたの!それに手!」


🇩🇪「ちょっと散歩してたらコケて…絆創膏貼ってくれるか?」


引き出しから絆創膏を取り出しドイツの手に

貼る


🇱🇺「ベルギーとオランダなら奥で酒飲んでるよ。今日は要患者いなかったみたい」


🇩🇪「俺も行っていいか?」


🇱🇺「勿論!君が来ないと!」




🇧🇪「あっドイツ!どこ行ってたんだよ!」


彼らは昨日陸を手術した建物の一階にいた

節電のため、明かりは少し薄暗い


🇳🇱「今日は要患者いなかったからいいけどさぁ…」


🇩🇪「すまん」


🇱🇺「ところで陸君の調子は?」


彼らの部屋の奥の部屋には手術された患者が休んでいる


🇧🇪「まだ目を覚まさないね…無事起きるのかな…?」

その言葉を聴いたドイツは力強く机を叩き

思い切り立つ


🇩🇪「あ!?バカ言うな!彼は絶対助かる!

絶対にな!二度とそんなこと言うんじゃねぇぞ!」

普段聞かないドイツの激昂。3人は驚き、沈黙した


🇩🇪「あぁすまん…なんか最近調子がおかしくて…」


ポケットから煙草を取り出し、深呼吸して吸う


🇧🇪「ご、ごめん…こっちこそ酷いこと言って」


🇩🇪「ハァ…早くこの街も復旧しねぇかな…」




夜22時。ベネルクス3人は自分の部屋へと

戻っていった

ただ1人、ドイツが煙草を吸っていた


🇩🇪「(なんか落ち着くんだよなこの煙草…ウッ!)」


再びドイツの脳内に昼間流れた罵詈雑言が

語りかける


🇩🇪「やめろ…もうやめてくれ…」


「大悪人の息子め」


「キザ歯気持ち悪いんだよ」


「あんたの父親に息子は殺されたのよ!どうしてくれるの!勝手に自殺して!」


「親と同じ道を歩むなよww?」


幼い頃に受けた苦しみの記憶も蘇り始める

かつて大犯罪を犯したその息子としてーー


なんでお前なんかが生きてあいつが死ななきゃ行けないんだよ」

プツンッ


頭の中で何かが切れる音がした


🇩🇪「あああああああ!誰だぁぁぁぁ!どこにいやがる!でてこい!」

椅子、机を力のまま蹴る。轟音が鳴り響くも、

彼は暴れ続ける


🇩🇪「どこだぁぁぁぁぁ!俺の悪口を言うやつはぁぁぁぁぁ!」

扉を蹴って開ける。蹴りの衝撃でドアには歪みがついた


本能のまま暴れて内にいつのまにか外に 出ていた


🇩🇪「どこだ…どこだよぉ…」


もはや叫ぶ気力もなくなり、涙を流し始める

1人漆黒な空の下をトボトボと歩いていると人影が見え始めた


モブ1「ひっ!」


その狂人的な様子にモブは慄く


🇩🇪「お前か…お前かぁ?俺のぉ悪口を言ったのはぁ?」


モブ1「いや…何を言って」


🇩🇪「嘘を言うんじゃねっ…ドサッ」




首に手刀を打たれ、気絶するドイツ


モブ2「上手くいったな


モブ1「まさかこんな上手くいくとは、しかし

煙草の効能素晴らしいですね!」


モブ2「ああ。こんな様子にさせるなんてな」


モブ1「後はこいつが自殺したように見せるだけ…」


バンッ

モブ1「へ…?」


銃弾は、モブ1の体を貫通した


モブ2「お前はもう用済み。さーて、はどんな反応するのやら」


銃を置き、意気揚々と退散した


翌日


🇩🇪「…ん?なん…じゅ…う?」


ドイツの手には銃が握られていた

そして鉄の匂いの方向を見ると


🇩🇪「は…?」


横には血だらけの人間の亡骸が横たわっていた


🇩🇪「あ…あぁ…あああああああああ!」

タッタッタッタッ…


🇮🇹「ハッ…大変なんね!」


🇺🇸「どうしたイタリア。そんなに急いで」


イタリアは猛ダッシュできたのか息切れしかけている


🇮🇹「ドイツが…ドイツが…人を撃ったって」

一同「…え?」


To be continue


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