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暖かい太陽の光が窓から差し込む
🇯🇵「ふぁー…よく寝た…???」
起きて周りを見ると他の国達が自分と添い寝していた
🇯🇵「???」
🇺🇸「Japan〜起きるのはえーよ…」
🇨🇳「お前が遅いだけアル…」
何事もなかったかなように話す
明らかに寝相で来るような距離じゃないですよね…ドアあるし
🇯🇵「あのー…なんで私の部屋に?」
🇺🇸「お前と寝たかったから」
🇨🇳「そんなアメカスが心配だったから」
🇫🇮「そんな中国が心配ry」
他の国達は以下同文であった
🇮🇹「お腹減ったんね!」
🇬🇧「朝ごはん持ってきますから少々お待ちを」
🇫🇷「スターゲイジーパイとか持ってくるなよ?」
🇬🇧「え?持ってこようと思ったのですが」
本当に自分の料理には鈍感なんだから…
と、そこに部屋のドアを叩く音が聞こえた
🇧🇪「ねぇねぇ、ドイツ知らない?」
やってきたのはベルギーであった
🇯🇵「知りませんね…」
🇧🇪「そっか…ありがと」
ベルギーは走って去っていった
🇯🇵「ベルギーさん急いでましたね…また怪我してる方がいるのでしょうか」
🇹🇼「こんな大災害だからねー…」
🇬🇧「はい、これが今日の朝飯ですよ」
数分後、イギリスがビニール袋ぱんぱんに物を詰めてやってきた。持ってみると腕が引っ張られる
🇯🇵「こんな重い物を…ありがとうございます!」
🇬🇧「日本さんのためならなんでもしますよ」
🇺🇸「飯飯ー!」
餌箱の中に食いつく犬のように食べ物をとっていくアメリカ
🇫🇷「全く…いつまでたっても子供なんだから」
日本の仮の部屋で仲良く朝ごはんを食べる
だが、日本はドイツの行方が気になっていた
その頃ドイツはというと
ドサッ
近くの森林の中にある木にもたれかかる
ドイツは頭を抑える
🇩🇪「クソッ…あの煙草を吸って以来気分が悪い…頭が痛い…」
あの煙草を吸った後、充分に眠れなかった
寝れたとしても日本の兄が死ぬ夢を見てしまう
そして日本が悲しみ、仲間が俺を罵倒してくる
夢までも
それに頭痛だけじゃない…耳の奥をつくような幻聴が
聞こえてくる…
「どうせ失敗するさ」
「この藪医者が!」
「なんで助けてくれなかったんですか!」
🇩🇪「うるさい…」
「まだやってたんだ」
「人殺しがなんで捕まらないんだよ」
「死んだら日本が悲しむだろうなww」
うるさい…うるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい
うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい
気づけば声が枯れるほど叫んでいて、木を殴り、蹴り、両手は血だらけになっていた
🇩🇪「ハハ…何してんだろオレ…」
今日も日本達はベトナムやインドネシアと
ともに救助活動に勤しむ
🇻🇳「こんな重い物持たなくていいよ!」
🇮🇩「働きすぎも良くないよ」
🇯🇵「そんなことありませんよ!←残業のしすぎ」
🇺🇸「Japan…お前が過労死しないか心配だ」
🇮🇹「過労死するくらいだったら仕事手伝えなんね!」
🇫🇷「君たち話してないで瓦礫どかして!」
下敷きになっている人を探すと酷い体が出てくることもある。しかし百も承知済み
例えその人が亡くなっていたとしても
家族に会わせたい思いが彼らにある
また、ガスによる火事が起きないようにそれらの処理も行う
電柱が倒れているので感電に注意しながら…
こう言うことをしていると時間の流れが早い
いつのまにか太陽は地平線に沈みかかってた
🇮🇩「よし、君たち今日はここまででいいよ」
🇻🇳「後は任せな!」
🇯🇵「はい!お願いします!(礼をする)」
一同「(可愛い…❤️)」
仮設住宅へと帰る道に
1人の影が見えた
🇫🇷「あっ!ドイツ…ってえ!?なんで手が血だらけなの!?」
一同「えっ!?」
🇩🇪「や。ちょっと…転んで…ゲホッゲホッ!」
🇬🇧「大丈夫ですか!?」
🇩🇪「あ、ああ…少しむせただけだ…」
🇫🇮「ベルギー達が呼んでたぞ」
🇩🇪「おおそうか…行ってくる」
笑顔を見せ去っていくドイツ
だが何かあった感じがするのがダダ漏れであった
🇩🇪「ベネルクス3人、いるか?」
🇱🇺「ドイツ!どこ行ってたの!それに手!」
🇩🇪「ちょっと散歩してたらコケて…絆創膏貼ってくれるか?」
引き出しから絆創膏を取り出しドイツの手に
貼る
🇱🇺「ベルギーとオランダなら奥で酒飲んでるよ。今日は要患者いなかったみたい」
🇩🇪「俺も行っていいか?」
🇱🇺「勿論!君が来ないと!」
🇧🇪「あっドイツ!どこ行ってたんだよ!」
彼らは昨日陸を手術した建物の一階にいた
節電のため、明かりは少し薄暗い
🇳🇱「今日は要患者いなかったからいいけどさぁ…」
🇩🇪「すまん」
🇱🇺「ところで陸君の調子は?」
彼らの部屋の奥の部屋には手術された患者が休んでいる
🇧🇪「まだ目を覚まさないね…無事起きるのかな…?」
その言葉を聴いたドイツは力強く机を叩き
思い切り立つ
🇩🇪「あ!?バカ言うな!彼は絶対助かる!
絶対にな!二度とそんなこと言うんじゃねぇぞ!」
普段聞かないドイツの激昂。3人は驚き、沈黙した
🇩🇪「あぁすまん…なんか最近調子がおかしくて…」
ポケットから煙草を取り出し、深呼吸して吸う
🇧🇪「ご、ごめん…こっちこそ酷いこと言って」
🇩🇪「ハァ…早くこの街も復旧しねぇかな…」
夜22時。ベネルクス3人は自分の部屋へと
戻っていった
ただ1人、ドイツが煙草を吸っていた
🇩🇪「(なんか落ち着くんだよなこの煙草…ウッ!)」
再びドイツの脳内に昼間流れた罵詈雑言が
語りかける
🇩🇪「やめろ…もうやめてくれ…」
「大悪人の息子め」
「キザ歯気持ち悪いんだよ」
「あんたの父親に息子は殺されたのよ!どうしてくれるの!勝手に自殺して!」
「親と同じ道を歩むなよww?」
幼い頃に受けた苦しみの記憶も蘇り始める
かつて大犯罪を犯したその息子としてーー
プツンッ
頭の中で何かが切れる音がした
🇩🇪「あああああああ!誰だぁぁぁぁ!どこにいやがる!でてこい!」
椅子、机を力のまま蹴る。轟音が鳴り響くも、
彼は暴れ続ける
🇩🇪「どこだぁぁぁぁぁ!俺の悪口を言うやつはぁぁぁぁぁ!」
扉を蹴って開ける。蹴りの衝撃でドアには歪みがついた
本能のまま暴れて内にいつのまにか外に 出ていた
🇩🇪「どこだ…どこだよぉ…」
もはや叫ぶ気力もなくなり、涙を流し始める
1人漆黒な空の下をトボトボと歩いていると人影が見え始めた
モブ1「ひっ!」
その狂人的な様子にモブは慄く
🇩🇪「お前か…お前かぁ?俺のぉ悪口を言ったのはぁ?」
モブ1「いや…何を言って」
🇩🇪「嘘を言うんじゃねっ…ドサッ」
首に手刀を打たれ、気絶するドイツ
モブ2「上手くいったな」
モブ1「まさかこんな上手くいくとは、しかし
煙草の効能素晴らしいですね!」
モブ2「ああ。こんな様子にさせるなんてな」
モブ1「後はこいつが自殺したように見せるだけ…」
バンッ
モブ1「へ…?」
銃弾は、モブ1の体を貫通した
モブ2「お前はもう用済み。さーて、彼はどんな反応するのやら」
銃を置き、意気揚々と退散した
翌日
🇩🇪「…ん?なん…じゅ…う?」
ドイツの手には銃が握られていた
そして鉄の匂いの方向を見ると
🇩🇪「は…?」
横には血だらけの人間の亡骸が横たわっていた
🇩🇪「あ…あぁ…あああああああああ!」
タッタッタッタッ…
🇮🇹「ハッ…大変なんね!」
🇺🇸「どうしたイタリア。そんなに急いで」
イタリアは猛ダッシュできたのか息切れしかけている
🇮🇹「ドイツが…ドイツが…人を撃ったって」
一同「…え?」
To be continue