2週間後の日。
ラグリット家が家に来た。
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「「え?」」
「「リミーの7歳上の人よ。きっと仲良くなれるわ。」」
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(とか言ってたのに、どこが仲良くなれそうなのよ。)
「こんにちはエミリカちゃん。」
「こんにちは、フィナースルさん。」
「フェルでいいよ。ニコリ」
(ホッ…優しそうな人だ。問題なのは…)
「ほらお前も挨拶しろ。」
「……ジョーイ・ラグリット。」
「…エミリカ・イラン。よろしく。」
(感じ悪いわね。)
ジョーイ・ラグリット。身長も高く、顔が綺麗。茶髪のセンターパートで、鼻筋が通っていて、何よりも目だ。ぱっちりしていて、瞳の中にはエメラルドグリーンの海が広がっているような目。そしてこんなに似合うのかと思うくらいのそばかすがあった。どうやら瞳とそばかすはどうやら母譲りのように見える。
「ジョーイさんはなんて呼ばれてるの?」
「…別にかな。」
(別にってなんだろう。)
「…ならジョーね。」
「ジョー…?」
コテン度と彼は首を傾げた。
「そう。ジョー。いい愛称だと思わない?」
「…別に。」
(だから別にとは何よ、別にとは。)
「けど、ありがとう。エミリカ。」
「!!え、えぇ。あと私のことはリミーでいいわ。」
「リミー。リミーか。いい名前だね。」
「!」
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続く
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