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わんくっしょん
糖度高めのaxlr
※こちらはnmmn作品になっております。
ご本人様とは無関係です。
地雷の方は自衛のため、お戻りください。
文が拙い、ちぐはぐな部分がありますが脳内変換していただけると幸いです。
卒業されたライバーさんが出ます。
朝日が昇り始める前。
意識が浮上し、ゆっくりと目を開けた。
何もない天井から横に視線を移すと昨夜一緒に眠りについた彼がいない。
恐らくベランダにいるだろう。
寝起きの怠い身体でのそのそと布団から出て、ひんやりとしたフローリングに足を下ろしたのだった。
寝室からリビングへ向かい、食器棚から適当なコップを掴み、冷蔵庫を開ける。
開けた途端に流れてくる冷気が気持ちいい。
半分より少し下の量が入った飲みかけのペットボトルを取り出し、水を注ぐ。
涼しさを惜しみながら冷蔵庫を閉め、注いだ水を胃に流し込む。
冷蔵庫で冷やされた水が乾燥した喉を潤していく。
水を飲んだままベランダへ目線を向ける。
入り込んだ風がふんわりとカーテンを揺らし、まるで踊っているようだ。
白いレースのその奥、見慣れた赤い絹糸が風に合わせてなびいている。
「ローレン、おはよう」
「んあ?あぁ、アクシア。おはよ」
アクシアもベランダに出るとローレンの隣に並ぶ。
案の定、煙草を吸っていたようで既に数本吸殻があった。
アクシアがやってくると副流煙のことを気にし、吸うのをやめる。
別にいいと言っているのに自分が気にするから、と吸っているところをほとんど見たことがない。
ヘビースモーカーで煙草を愛用しているのは知っているが身体のためにも少し抑えてほしいというのが本音。
他愛ない会話を交わす口に手を伸ばし、そっと引き寄せた。
「んっ」
少しかさついた唇を舐め、口開けてと舌でノックする。
薄く開いた隙間に舌を入れ、ローレンのものと絡ませる。
舌を合わせれば少し苦い味が伝わってくる。
そういえば、喫煙者は非喫煙者とキスをすると甘く感じる、というのをどこかで見たことがあったな、とぼんやり考えながら薔薇のように色付いた目元を親指でそっと撫でた。
「…急に盛んなよ」
「ごめんて」
赤く染まった頬を腕で隠し、ジト目で睨むローレンに軽く謝る。
「ね、今日明日って非番だよね?」
「あ?あー、たぶんそうやね」
予定ではそうだったはず、と聞くと適当な返事を返される。
ローレンの予定を確認するとじゃあいいか、と小さく口にし、アクシアの手が腰で不穏な動きをする。
反射的にパッと掴み、少し上に目を向けると溶けてしまいそうなほど甘く熱い目をしたアクシアが目を細めた。
あ、これ喰われる。
本能がそう警鐘を鳴らしているが、すっかり彼の色に染められた身体は素直で。
「あく、しあ…」
「ローレン、いい?」
その後は2人のみぞ知る話。