風戸先生から楽しい場所に行ってスリルなアトラクションを楽しめば記憶が戻るよと言われたリカちゃんは知っていたボーイフレンドのギンヤンマのアクセルとデートする事になり、その監視役を任されたコナン君は二人をトロピカルランドに案内し、ジェットコースターやお化け屋敷などを乗って楽しみました。リカちゃんは記憶喪失でも楽しそうな笑いを久しぶりに堪えました。
OP:WANDS「RAISE INSIGHT」
BGM:名探偵コナン・メインテーマ
「リカちゃん、記憶喪失⁉︎(後編)」
トロピカルランドでは、どんどん記憶を辿るようになったリカちゃんは自分を背中を押されて自分の記憶を奪われた犯人に標的(ターゲット)にされながら逃げています。アクセルとコナン君が逃げたところには、トロピカルランドの地下道にやって来ました。
リカちゃん「ここは?」
コナン君「トロピカルランドの地下道だよ」
リカちゃん「地下道?あの、関係者以外だったよね?私たちは立ち入り禁止って言うのが出てたわよね」
アクセル「その通りだよ。リカちゃんの言った事は正しいけどな、リカちゃんは知っての通り記憶喪失なんだ。立ち入り禁止じゃないところへ逃げたら犯人に追いつけられちゃうからな」
リカちゃんは驚きながらも頷くしかなく、コナン君とアクセルと共に逃げ出しました。すると黒い影の犯人がリカちゃん目掛けて銃を撃って来ました。リカちゃんは悲鳴をあげました。
コナン君「クソ。もう追いついてきやがった!とにかく、アクセル兄ちゃんはリカ姉ちゃんと手を繋いで僕のところに付いて逃げて欲しいんだ、急いで!」
アクセルはガールフレンドのリカちゃんと手を繋いで逃げました。リカちゃんは手を繋がれたアクセルを見て顔を真っ赤に染め、これが私の恋だと知り、自分がカラオケボックスに初めての女子会として友達が誘ってくれた事、真犯人に背中を押されて、列車に轢かれてしまいそうだった事、インセクトランドのみんなが助けてくれた事、記憶を少しだけ思い出しました。
リカちゃんとアクセルは山のてっぺんの影に隠れました。コナン君は岩の上に立ちました。
リカちゃん「コナン君何してるの?」
アクセル「おいコナン君」
コナン君「ここ、夜は無人で誰もいないんだ。姿を見せても大丈夫だよ。でももう隠れたって無駄さ。香山リカ姉ちゃんを殺そうとした真犯人が分かったからね」
犯人は驚きました。
コナン君「リカ姉ちゃんに何の罪もないのに、リカ姉ちゃんは蘭姉ちゃんと園子姉ちゃんと世良の姉ちゃんとカラオケボックスに行く事を楽しみにしていたのに、あんたはその楽しみを奪い、次世代アイドルのリカ姉ちゃんに嫉妬して懲らしめようとしていたからなんだ。そうだろう。黒ずくめの組織の一員で組織の凄腕スナイパー、キャンティさん」
リカちゃんは驚き、少し顔を覗かせると黒ずくめの組織の凄腕スナイパーで、蝶々のタトゥーの左目が閉じていて右目でスコープを除いているキャンティが現れました!リカちゃんは小さく驚きました。
アクセル「リカちゃん、見てはダメだ!」
キャンティ「いつアタイだと分かったんだい?」
コナン君「最初に俺が見たのは米花駅前の外でこの犯人追跡メガネで近くで見たらリカ姉ちゃんがあんたに背中を押されていたのを見たんだ」
回想。
キャンティは蘭ちゃんと園子ちゃんと世良さんと一緒に列車を待っているリカちゃんを嫉妬しているような憎しみに燃えるような曇っているような目で見て激怒し、リカちゃんの背中を押して、事故に見せかけようとしたのです。
回想後。
コナン君「という事なんだろ?」
アクセル「キャンティさん、あなたはなぜ?」
キャンティ「お前はギンヤンマのアクセル。あの娘のボーイフレンドなんだしお前を奪ったりしないから知ってるさ。なぜって?決まってるよ。アタイは、あいつの次世代アイドルを奪うためさ。美しさと優しさと勇気もなのさ」
アクセル「それはあなたの自己中でしょう!」
キャンティ「自己中だって?」
アクセル「あなたは美しさと優しさの心が無いんですよ!あなたは憎しみだけじゃなく、嫉妬に囚われているんです!」
キャンティ「そんな事ないよ。やきもち妬いているアタイは、ある人に頼まれたんだよ」
アクセル「ある人?」
キャンティ「それはあんたたちには悪いけど秘密!それより、あんたのガールフレンドをアタイが仇を打ってやるよ」
リカちゃんはあまりの怖さに耳を塞いだり、目を瞑ったりしました。アクセルはリカちゃんを抱きしめて頭を撫でながらタイミングを計らいました。
コナン君、アクセル「今だ!」
リカちゃんは岩から出て腰を低くしながら逃げるとキャンティが狙った銃弾は外れました。
キャンティ「チッ。あいつらしぶといね!でもあんたたちには逃げ場はないよ」
キャンティがもう一度リカちゃんを狙って撃つとコナン君の肩に当たりました。
リカちゃん「コナン君!」
アクセル「大丈夫かコナン君⁉︎大変だ大変だ大変すぎだあー!」
コナン君「大丈夫・・・リカ姉・・・ちゃん、アクセル兄・・・ちゃん・・・かすり傷で当たったから・・・」
キャンティ「言っただろう?もう逃げ場はないってね」
リカちゃんはアクセルと共に険しい顔でキャンティを見つめました。
コナン君「今ここでリカ姉ちゃんを殺して、美しさと優しさと勇気を奪ってあんただけのものになれると思ったんだろう?」
「そうなのさ。アタイの顔を見るんだね。左目に蝶のタトゥーを入れてその目を閉じ、右目でスコープを覗いているのさ。まずは美しさと優しさと勇気を奪った泥棒娘から奪ってやるからね」
キャンティはタトゥー入りの左目を閉じて右目で銃のスコープを覗いてリカちゃん目掛けて撃とうとするとコナン君がキャンティ目掛けてサッカーボールを靴で蹴ると彼女の頭に当たりました。キャンティは気を失いました。
リカちゃん「コナン君、強いわね」
するとすぐに起きたキャンティはコナン君を撃とうとすると、全ての記憶を取り戻したリカちゃんがキャンティの手を足で力強く蹴り、キャンティのスナイパー銃を取り上げて、彼女に向け、怒鳴りました。
リカちゃん「何にでも思い出しましたわキャンティさん。あなたが私の心と美しさと優しさと勇気と自分自身の楽しみを奪おうとしたことも、私が次世代のアイドルだけでなく友達がカラオケボックスに私に誘ってくれたのにあんたに背中を押されて列車に轢かれて事故に見せかけてしまった事もね‼︎」
キャンティ「カラオケ?何のことなんだい?」
リカちゃんはキャンティの銃を壊して、得意な空手でキャンティをやっつけました。
リカちゃん「コナン君、アクセル、大丈夫かな?」
コナン君「ありがとうリカ姉ちゃん。全部の記憶戻ったんだね!」
アクセル「リカちゃん、ボーイフレンドの俺を寂しくさせたな!」
リカちゃん「アクセル、寂しくさせちゃってごめんね、でも心配してくれてありがとう。私は無事よ」
リカちゃんはアクセルと初めてキスを交わして抱き合いました。
そこへパトカーに乗っている小五郎さんと妃さん、少年探偵団、インセクトランドのみんなと警察たちが降りて走って来ました。
小五郎さん「リカちゃん!」
妃さん「リカちゃん!」
リカちゃん「名探偵の毛利小五郎さん、その奥様の妃英理さん」
小五郎さん「リカちゃんが俺たちの名前言ってるぞ」
妃さん「そうよあなた・・・記憶が戻ったんだわ!」
リカちゃん「あなたたちは私の友達、鈴木園子ちゃんに小五郎さんの娘の毛利蘭ちゃん、世良真純さん、西の高校生探偵服部平次君とそのガールフレンド遠山和葉ちゃん。あなたたちは、灰原哀ちゃんと円谷光彦君に、小島元太君に吉田歩美ちゃん。私の妹の香山ミキちゃんとマキちゃんと、香山織江と香山ピエールという、ママとパパ。あなたたちはヒメボタルのアダム君と、ナナホシテントウのミアちゃん、ヘラクレスオオカブトのガブリエル君、オオクワガタのラファエル君、モンシロチョウのエデンちゃん、ハナカマキリのシャルロットちゃんに、歌が上手なマメコバチのテオ君、ハキリアリのマキシーム君でしょ!そして私のボーイフレンドのギンヤンマのアクセルよ!」
リカちゃんはアクセルを抱きしめながら明るく言いました。
蘭ちゃん、園子ちゃん「リカちゃん、良かったー!」
二人は泣きながらリカちゃんを抱きしめ、アクセルも嬉し泣きして、アダムもミアもラファエルもテオもエデンもシャルロットもマキシームも泣き出しながら喜び、少年探偵団のみんなと世良さんと平次君と和葉ちゃんたちと喜びの声をあげました。アクセルが織江とピエールとミキちゃんとマキちゃんを見て微笑み、俺のガールフレンドは記憶が戻る事ができたと伝えるように頷きました。リカちゃんの家族は驚いてリカちゃんを見つめるとリカちゃんは頷き、声をかけます。
リカちゃん「パパ、ママ、ミキちゃん、マキちゃん!」
ピエール「リカ、リカ…記憶が戻ったのか?」
リカちゃん「パパ、当たり前よ!」
ミキちゃん「お姉ちゃん!」
マキちゃん「お姉ちゃーん」
妹のミキちゃんとマキちゃんはお姉ちゃんに抱きつき、香山夫妻も涙を浮かべてリカちゃんを抱きしめました。リカちゃんが失いかけていた記憶が無事戻ったことを知った風戸先生は微笑み、喜びました。
ED:Rainy「…and Rescue Me」
こうして黒ずくめの組織の女性スナイパー、キャンティはたくさんとても良いところを持つ娘リカちゃんへの虐待罪、暴行罪、その他の罪で警察によって連行されて行き、リカちゃんと蘭ちゃんと園子ちゃんと世良さんと念願のカラオケボックスに行きたくさん歌い、リカちゃんのソロを生で聴き、女子会のように最後まで盛り上がったのでした。
次回は『黒ずくめの組織、出現⁉︎(仇打ち編)』です。真実はいつも一つ!