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へいへいへーい続きだよーん多分今回四季君の過去来るかな〜今回こそ暴力表現あるからちょ無理無理やめろやって人は回れ右ですスターティン
《あの子の生い立ち》
校長室に入るとやはり校長が待っていた。まぁ校長室だからな。校長は俺の腕に抱えられてる四季を不思議そうに見つめている。それに四季は少し怯えて俺の服を掴んでいる。
『無蛇野その子は?』
「拾いました。おそらく桃太郎の実験に使われていたものかと」
『……無蛇野こんな噂知ってる?』
「はい?」
急に校長が切り出した話に疑問を浮かべるがちゃんと聞く耳は持つ。それにしてもこの流れで噂?四季に関係するものなのか?
『桃太郎の実験に鬼神の子が使われてるって噂。その噂の鬼神の子が逃げ出して大変だって今噂になってたんだよ』
「…!?」
「お、俺…知らない人とかに鬼神の子って言われてた…」
四季が鬼神?そうだとしたら確かに辻褄が合ってしまう。こんな子供の鬼が桃太郎の実験に使われていることや桃太郎の基地から逃げ出せるほどの力があるのは鬼神の子だから。鬼神の子…しかも子供だとしたら相当の大物だ。桃太郎は狂ったように鬼から奪い返しに来るだろう。
「四季は鬼神の子なのか?」
「分かんないけど多分鬼神の子?なのかな…」
『それは相当だね…今からでも血を使わせられるようにしないとね』
「ですね。」
鬼神の子だとしても血を使えなければただの子供。血を使えるようしなければもし桃太郎に襲われた時に何もできずに攫われてしまう。だが四季に血を使わせようとすれば実験の時のトラウマが出てしまうかもしれないな。
「血…?無人達は…悪い人、?」
四季の目に不安と少しの恐怖が滲んでいる。若干小刻みに震えている。やはりこうなってしまったか。だが信じてもらえるように四季を床に下ろして四季に目線を合わせるようにしゃがむ。
「四季、大丈夫だ。四季は今のままではすぐに桃太郎に攫われてまた同じ所に行ってしまう。四季は行きたいか?」
「嫌だ!ここがいい!」
「それじゃあ血を使えるようにならないとだ。血を使えるようにならないとすぐに攫われてしまう。」
「分かった…俺、ここにいられるようになる!」
四季の頭をポンと優しく撫でる。校長を横目で見ると仲良しだねぇと独り言をつぶやいてオーラから笑ってるのが分かる。少し気持ち悪いなと思いながらまた四季を抱えようとすると
「ううん。俺、自分で歩ける!」
自分で歩けないと血も使えないなんて考えてるのか俺に手のひらを向けて断る。さっきよりも顔に覚悟があり本当に子供か?と少し疑う。また四季の頭にポンと手を置いてからワシャワシャと撫でる。
『四季君』
「?どーしたの?」
『……辛いことを聞くかもしれないけど、桃太郎に実験されていた時どんな感じだった?』
「っ…!」
「校長なぜそんなことを?」
四季にとって一番思い出すたくないだろう過去を聞く校長に少し殺気が出る。四季は目を見開いて震えている。
『桃太郎がどんなことをしているのか情報が欲しいしいつかは聞かなくてはいけないことだよ』
「ですが…」
「ううん。俺話すよ。」
四季の顔はまだ怯えているように見えるし体の震えも止まってはいないが四季の顔には覚悟があった。四季は躊躇いながらも口を開く。
「……多分3歳くらいだったと思う。その頃お母さんが知らない人に俺を渡したんだ。
お母さんは俺を渡す時言ったんだ。すぐ戻るってだから俺安心したんだ。だけど知らない人は怖いし、痛いことするし、知らない人の家?みたいな所に着いたんだ。」
───四季の過去───(誰目線でもありません)
四季は桃太郎に売られた。母親が売ったのだ。母親は桃太郎で夫は鬼だった。母親は夫が人間だと思って結婚し、子供まで産んだが夫が鬼だと知りそして子供までが鬼だと分かって夫は殺して子供の四季を桃太郎を売った。
『四季君、お母さんは忙しくなっちゃったからその間この人と一緒に居てね。すぐ戻るからね』
『うん!いい子にしてるよ!』
四季は桃太郎の部下に連れられて桃太郎の基地にやってきた。実験が中心の。そこで四季は最初に勉強をさせられた。家でも勉強はしていたので四季もここまでは安心していた。
だが数十日経つと四季は真っ白な部屋に真っ白な椅子に座るよう促された。その椅子に座った瞬間腕と足が固定された。四季は驚いたがこれから何をされるか知らぬまま大丈夫だと思っていた。桃太郎が少し話をしてるのを聞いていると耳に届いたのはどのくらいの電気の強さにするか。四季は固まった自分のことか?嘘だ。優しい人達のはずだ。そう思ってるのも束の間。真っ白な椅子から電流が流れてくる。痛い。怖い。なんで。優しい人じゃなかったの?
『っう、あ゙あ゙ぁ゙っ』
痛みに耐えようとするがダメだった。ずっと痛いままだった。無意識に涙が溢れる。数分すると電気が止まった。自分の肌をみると電気のせいでただれていたり皮膚が剥がれていた。次は桃太郎が部屋に入ってきて聞いてくる。
『調子はどうだ?』
『なんで…?痛いよ…』
『調子はどうか聞いている。痛いなら鬼神になって治せばいい』
『鬼神…?』
『そうだ早く鬼神になれ。ならないとまた電流を流す』
『いっ、いや!やめっ』
四季の止めようとする声も聞かずにまた電流を流す。今度はさっきよりも強く。
『ぅ゙、あ゙あ゙あ゙ぁ゙っ』
気づけば四季の身体から火が出ていて傷はみるみる治っていく。桃太郎は感激しながら歓声をあげている。
『これが鬼神の子の力!いいぞ!素晴らしい!』
そう言って電流を止めると次は色々な道具を乗せたトレーが運ばれる。四季は逃げ出そうとするが手足を固定されていていくら暴れても逃げ出せない。桃太郎は変な注射器を取り出して四季の手に打つ。その瞬間四季の頭はクラリとして急に気持ち悪くなる。
『うっ、ぅ゙ぇ゙ゲホッ』
まだくらくらすると言うのに桃太郎はそんなことも知らずに四季の肩をナイフで刺す。気持ち悪さと痛みが相まって最悪だった。
『ヒュッぅ゙あ゙あ゙』
なんで自分がこんなことに。怖い。なんで酷い。痛い。拷問のそれに近いものを数十時間やらせられやっと終わった頃には四季は気を失っていた。先ほどの部屋とは違う真っ白な部屋に放り出される。そんなことをずっとずっと続けられる。何日間も何年間も。それが限界に近くなったのを察して四季は脱走を決めた。
意外にもここに戦闘が得意な桃太郎は少なくすぐに逃げ出せた。そしてできるだけ遠くに。人気のない所に逃げていると無蛇野に合った。
───────
『そっか…』
校長は一言だけそう言って暗い顔をした。心が痛む。きっと母親に売られたんだろう。だが。一番は。四季がそれを当然の様に話していたことだ。フラッシュバックでもしてしまうかと思っていたが当たり前の様に。これが日常だと言うように。校長も同じなんだろう。
「…?無人?校長さん?どうしたの?」
「……、いいや…何でもない…」
四季の頭を撫でる。ふふっと四季が笑う。これだけ酷いことをされた四季がこんなに笑えてるのは本当に不思議だがそれだけ四季が強いことが分かる。
「四季。これから辛い事や悲しかった事があったらすぐに言え。」
「?うん!」
分かってるのか分かってないのかあやふやだがちゃんとした元気な返事を聞いて少し安心する。今日はもう暗くなってきたから血の使い方は明日にするか。
「それでは俺達は行きます。」
『うん。四季君を幸せにしてあげてね』
「…はい。」
次回《あの子と一緒に》
次回は生徒の子達とちゃんと絡ませたい…ていうか暴力表現とか下手すぎる。また短いし…
コメント
1件
( '-' )スゥーッ⤴︎我が推しになってことを!! その桃たちを(自主規制)して(自主規制)してやろうかな?( -᷄ᴗ-᷅ )