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カリナさまと別れ、ルークさまの元を訪れた時、彼は寝台の上で本を読んでいた。
突然の訪問に驚いていたものの、話があると伝えれば、彼は寝台を降りて椅子を勧めてくれる。
向かい合って長椅子に座ったところで、本題に入った。
「―――街に出ていた?」
「はい、様子が気になったのです。私は修道院の外の世界を知らずに暮らしてきたので、民がどのような生活をしているか知りたかったのです」
いたるところにゴミが野ざらしの路上や、街全体がひどい臭いがすることを伝えると、ルークさまは眉をひそめ、考え込むように腕を組んだ。
「臭いはたしかに、ここにいてもする時があるな。自分が物心ついた時から時々あったから、あまり気に留めていなかったが」
「ただ、宮殿のまわりにはゴミはないように思います」
この宮殿に来た時、純粋に「美しい」と思った。
もちろん異臭もなかったし********
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