オリビアが退室した後、ルークは自室の長椅子に座り、彼女との話を思い返していた。
オリビアは街や民のことを真剣に考えてくれている。
考えるだけじゃなくて、自分にできることを探して、やろうとしてくれている。
(すごいな)
対する自分は、国を案じながらも、どうせなにもできないと思っていた。
レオに王位を譲ったのだから、軋轢を生まないように大人しくしているべきだと―――そうするしかないと思っていた。
(でも、それではいけないな)
悩みながらも前を向くオリビアを見ていると、民がよりよく生活できるよう、自分もなにかやらなければ、という気持ちにさせられる。
しかし……と、先ほどのことを思い返して、ルークは小さく苦笑した。
彼女の行動力に驚かされたのは、それだけではなかったからだ。
(街で正体が露見したと言われた時は*******************
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