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《夕食にて》
「〜って事があってさ」
「つまり、お兄ちゃん部活作ったんだ。」
「うん」
「ふーん。面白いね、その部活。」
「ねね、そのノエル兄弟って部員さんどんな人達なの?」
「イタカ・ノエルとナザニール・ノエル。学内通称はノエル兄弟。一応先輩」
「先輩を呼び捨て・・・」
「許可貰ってるしいいの」
「・・・・てか一応って何?」
ツッコまれた
「イタカの方は留年してるからね。学年的には中3だけど、年齢は確実に僕より上か、同じくらい。」
「留年・・・」
エラ、何だその不良を見るような目は。
僕は真っ当に生きてるぞ。
「お兄ちゃん不良してるの?」
「言うと思った。してないからね?」
「言っとくけどナザニールの方はちゃんとしてるから!(失礼)」
そう!兄の方はしっかりしているのだ!
「そうなの?」
「そうなの。」
お前は母さんなのか?母なのか?
「それならいいけど。・・・私も高校は第五学園行こうかな〜?」
「ふ〜ん。変な奴しか居ないけど大丈夫?」
「楽しそうだしいいよ!!」
未来の話に目を輝かせるエラ。
「それはどうだかね〜、、」
「多分きっと楽しいと思う!」
「楽しいという自信がお有りで・・・」
断言されたな・・・
「まあいいや。」
僕がとりあえず話を片付け、その後は黙々と食事をした。
「・・・ん・・・お・・・・ん!・・・・」
・・・・?
「お兄ちゃんいい加減起きて!!!私も遅刻する!!」
「え、今何時」
「7時30分!!!」
「やばい死ぬまじで」
やばい遅刻するかも
僕はめちゃくちゃ急いで支度を終わらせて、家を飛び出した。
「やあワルデンくん!!入学式以来の遅刻だね!!!」
「五月蝿い!!早く走るよ!!てか、遅刻は絶対しないから!!」
全力疾走、めちゃくちゃ急いで登校。
「とんでもない自信だねぇ!!現に今は20分だよ!!」
「‼‼やべえええええええッ‼‼」
そんな事を言っていると。
「!!!?」
真横にすごい風が吹いた。
横”だけ”に。
「え、何何何!?」
「あ、お二人さん!おはよう!!悪いけど先行くからね!」
い、、い、、
「「イタカああああああああああああああああああああ!!???」」
「狡いですよその使い方は!!」
「正規だから!!」
「自分だけ遅刻を免れようとしてるんじゃないだろうね!!??」
「そんなわけ!!」
そんな事を言っていると目の前に学校の門。
門の方にも見覚えのある顔があるのですが?
それも真ん前で全力疾風走(仮)している人とおんなじ顔の人。
「セ――――――フッッッッ!!!!!」
「ああ!!狡い!!」
「合法で〜す!!」
「コラ!イタカ、煽るな!」
「さーせーん」
「でもイタカが遅刻しなかったししかも遅刻しないようにぶっ飛んで(物理)来ただと・・・??今日は吹雪?バス動くかな・・・」
「なっ、!兄さんてば失礼な!!」
ぎゃーぎゃー喧嘩していらっしゃる真後ろをさっと通って下駄箱までダッシュ。
「先輩方!そこで喧嘩していたら間に合いませんよ!!」
「「え?」」
「今ギリギリ!!門閉じたよ!!」
「「あーーーっっっ!!!!」」
「僕が頑張った意味がなくなる‼‼」
「皆勤賞!!」
「「間に合わなかったらお前(兄さん)のせいだからな(ね)!!」」
こんな時も喧嘩してるのか・・・(呆)
あ、そんな場合じゃない!
僕らも早く行かなきゃ!
《部活部にて》
「ホントに、びっくりしたよ・・・」
「あはは。ごめんね?」
部活部は今朝の話で盛り上がっていた。
「ホントに、遅刻しないの初めてじゃない?一体どんな風の吹き回し?」
「んー、気分?」
「・・・まあ、そんなことだろうとは思っていたけど・・・」
遅刻しないの初めてって・・・(引)
「今年こそは留年回避しようとしてるのかと思って期待したが・・・的外れだったか」
「兄さんざんね〜ん!的外れでした〜!」
「お前のことどついていい?」
「ま、まあまあ、、、落ち着いて、、、」
自由人(ルカ)もタジタジである。
この兄弟喧嘩してないと死ぬのか?(※死にません)
「ん![ところで、部活動・・・始めなくていいんですか?]」
「「「「あっ。」」」」
喧嘩してた2人&僕&ルカが声を上げる。
忘れてたなんて言えない。
「その反応・・・忘れてたでしょ?」
「うぐ・・・・」
「じゃあ僕は部活部の活動として職員室で給料付きのバイトでも〜」
いや、バイトと言う名の手伝いは出来ると思うけど・・・給料は出ないだろ。
「キャンベルくんは相変わらずだね〜」
ルカ、ツッコんでるけどツッコめてないよ。
心のなかでツッコみつつ、呆れていると、どこからか女性の声が聞こえた。
「職員室でバイトはええけど、給料は付きまへんよ?」