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「職員室でバイトはええけど、給料は付きまへんよ?」
「こ・・・この声は・・・」
ノートンが
「んっ、、、、やなよかん・・・」
イタカが
「すぅぅぅ・・・わ、私は門限が〜(大嘘)」
「「あ!ずるい!!」」
ルカが
揃って嫌そうな顔をしている。
「あんたたち・・・何か身に覚えがあるの?」
「「「身に覚えしか無い」」」
「はぁ・・・お前・・・いや、お前らなぁ・・・」
声のテンション的に、多分嫌そうな顔してる人ら後で皆ナザニールさんにお説教されるんだろうな・・・。
「はぁ・・・あんたら逃さないでおくから。こっちが怒られるのは嫌だからね」
僕らは3人を部室から出さないようにした。
「入ってええ〜?」
「「あ、はい」」
「ほな、入るよ〜。」
そう言うと、女性は部室のドアを開けて、部室に入った。
「や、やっぱり・・・」
「「「美智子先生・・・・」」」
「美智子先生・・・たしか高2の国語担当の・・・」
僕がつぶやくと、
「そうそう。」
と、ナザニールが返した。
「ようご存知ですねぇ。」
「教師名簿で・・・」
「ワルデンくん、記憶力いいしね〜」
「まあね・・・」
って、そういえば。
「美智子先生、何かあるのでここに来たんじゃないんですか?」
「あ、せやったせやった。」
そう言うと、美智子先生がちらっとどこかを見て、
「来てええよ。」
と言った。
「いつもの3人がキャンベルさんの事探しとったからね、この時間なら部室かもって連れてきたんよ。」
「あー。わざわざありがとうございます。」
「いいえ。これも教師の仕事やしね。」
そう言うと、美智子先生は踵を返して帰っていった。
・・・と思ったが、くるっと戻ってきて、
「あ、そこの3人さん。」
先生はニコっと笑って、
「後で職員室来てな」
と一言言って、
「それでは。」
と帰っていった。
すると、美智子先生と入れ違いで3人の男子生徒がやって来た。
「ちなみに・・・君らは何の用なの?」
そうノートンが問うと、
「お前補習忘れてるだろ」
と制服の上からパーカーを着ている男子生徒が言う。
「ん”ん”ん”〜ッッ!シラナイナ-、ソンナノシラナイナ~(棒)」
絶対知ってるでしょ。
居眠りバレたんだね。お疲れ様。
「絶対知ってるよね!?もう分かっていますからね!」
目隠しをした、いかにも怪しげな男子生徒が、
「行かないと罪が重くなりますよ?行ってきてください」
マスクをした男子生徒が、補習行きを勧める。
「ん”ん”ん”ん”ん”〜〜〜、、、、」
「僕は死んだことにしといてもらって・・・」
「「「いや早まるな(!?)」」」
僕とナザニールとパーカーを着ている男子生徒がハモる。
「だって、、、補習、、さぁ、、、、必安先生と無咎先生の授業なんだもん・・・・」
必安先生と無咎先生。1年の外国担当の先生だ。
ルカ情報によると、前者は良いが後者はキレたら怖いと言うか恐ろしいらしい。
「ご愁傷様です。死んだら納棺してあげますよ」
マスクの生徒が淡々とした調子で物騒なことを言う。
「死ぬ前提で言わないでよ・・・」
「ノートンくん、君は今すぐいったほうが良い。時間が経つにつれだんだん怒りが増して行って結局(精神が)死んでしまうよ」
「エッ」
え?こいつ死ぬの?え?先生方?校内暴力・・・・え?
「ちょっと今すぐ行ってくるわ!死にたくないからね!!」
「一応棺桶用意しておきますから」
「いらないから!!」
またもや物騒な会話をしながらノートンは部室から出ていった。
「一応納棺しておこう・・・」
「ダウンしたら大変だからね」
「ただの補習だろ。ダウンもクソもあるか」
やっぱりというか、またしても物騒な会話が聞こえてくる。
というかこいつら誰なんだろうか。
「あのさー」
気まずいナイスタイミングで3人に声を掛けるイタカ。
「「「?」」」
「君たち誰」
ありがとうイタカ
「ああ、紹介が遅れたね」
怪しげな生徒(仮)がこちらへ向き直って言う。
「僕はイライ。1年A組、イライ・クラークだよ。」
怪しげな生徒―――ではなく、イライさんは軽く礼をした。
「こちらは――」
イライさんのセリフを引き継ぐように、パーカーを着ている生徒が言う。
「ナワーブ・サベダー。1-A」
そして、イライさんはくるっと振り返り、一度部室から出た。
「?」
僕らは皆?を浮かべてそちらを見ている。
一分ほど経った頃、イライさんはいつの間にかいなくなっていたマスクの生徒を連れてきた。
「で、こちらが1年E組、イソップ・カールくん。」
イライさんは後ろを見て、何か言おうとしたが・・・
「・・・。えっ!!?イソップくん!?逃げた!!?」
「そろりそろりと逃げてったぞ」
「ちょ、ちょっと連れ戻してきてくれるかな!!?」
「なんで俺が・・・」
「君が一番体力有って足速い!」
「ええ、、、」
逃走したんならもう諦めてもよいのでは・・・
「なんか面白そうだから僕も行って良い?」
後ろでイタカがイライさんとナワーブさんに問うた。
「構わないよ」「探す手間が半分くらいに省けそうだから構わない。」
「やったー」
あれから3人はイソップさんを探しに行った。
その間に僕らは暇なので、部活部の部室で人狼ゲームをしていた。
「んっ!《本日の襲撃対象を選んでください》」
ビクターのスマホから電子音声が響く。
「《朝になりました。・・・2つ目の棺桶が売れました。葬儀屋の勝利となります!》」
「マジか・・・!?僕葬儀屋勝ってるの初めてみた」
「葬儀屋は誰だ・・・??」
「僕だよ」
「ナザニールさん・・・お前か・・・」
そんなふうに話していると、いきなり部室の扉がバン!と開け放たれ、先程のマスクの生徒・・・・つまりイソップさんが戻ってきた。
「あ、おかえりなさ「匿ってください」
「「「「「「はい?」」」」」」