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(帰郷千衣沙)「……」
(帰郷千衣沙)「あと、もうひとつ。」
(帰郷千衣沙)「これは滅多に使わない術」
(帰郷千衣沙)「それはね」
(帰郷千衣沙)「記憶の術。」
(佐久間大介)「なにそれかっけぇ……」
(佐久間大介)「どんなの?」
(帰郷千衣沙)「私の記憶を見せる術。」
(帰郷千衣沙)「これも博麗の巫女だけ使える術よ。」
(帰郷千衣沙)「私の記憶を見せる事だけができるわ。」
(ラウール)「それって、前世の記憶も?」
(帰郷千衣沙)「ええ」
(ラウール)「……」
(帰郷千衣沙)「滅多に使わない。」
(帰郷千衣沙)「だから使い道が分かんない」
(ラウール)「それって俺たちに見せることが出来るの?」
(帰郷千衣沙)「ええ、そうよ。」
(ラウール)「それなら今、出来る?」
(帰郷千衣沙)「真都」
(帰郷千衣沙)「……良いわよ。」
(深澤辰哉)「いいの?」
(深澤辰哉)「それって1度も使ったことがない?」
(帰郷千衣沙)「あるわ。」
(帰郷千衣沙)「別の世界で2代目と3代目に私の記憶を見せた。それが最初。」
(深澤辰哉)「というのは……最近?」
(帰郷千衣沙)「ええ」
(帰郷千衣沙)「それじゃ、始まるよ。」
(帰郷千衣沙)「目をつぶって。」
(帰郷千衣沙)「リラックスしててね。」
(帰郷千衣沙)「私の記憶よ。思い出せ」
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