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28 - 第28話 恋人が任務で意識不明の状態になったら rimn、wnkg編

♥

555

2025年06月08日

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今回妄想するCP

rimn、wnkg




※死ネタ注意

↑※死なないですが、それっぽい言い回しがあります!!

※ここから先伏せ字なし







もし恋人が任務で大怪我を負って意識不明になったら













rimn

💡

🐝🤣が任務で大怪我を負い、意識不明の状態になった。

KOZAKA-Cに囲まれ、自身のレイピアによく似た武器で、あらゆる方向から滅多刺しにされたそうだ。

💡はその現場にいなかったため詳しくは知らないが、東の仲間たちによると、辺りは血まみれになっていて、それはもう凄惨な現場だったようだ。

💡「ね、マナ」

目の前で、生気のない表情で眠っている恋人に声を掛ける。

💡「…マナは、正義感が強いから。」

💡「きっと、ひとりで守ろうって思っちゃったんだよね。手助けしてもらうのは申し訳ないって、そう思っちゃったんだよね。」

💡「…マナは、ひとりじゃないんだよ。」

💡「お前にはもう、最強の仲間がいるじゃん。最強の恋人が、相方が、いるじゃん。」

💡「なんで、ひとりで戦っちゃったの。」

💡「お前が…マナがいなくなったら悲しむ仲間がいるんだよ。」

💡は語りかけるように、諭すように、🐝🤣に話す。

💡「マナ、目覚ましてよ。」

💡「また一緒に出かけようよ。また一緒に歌おうよ。また一緒に配信しようよ。」

💡は、最愛の恋人が眠る隣で、ただひたすらに、最愛の恋人に語りかけていた。

恋人が、いつもみたいにツッコミを入れてくれるんじゃないかという淡い期待を込めて。



🐝🤣

💡が任務で大怪我を負い、意識不明の状態になった。

KOZAKA-Cにハンマーのようなもので全身を殴打されたそうだった。

🐝🤣はその場にいなかったため詳しくはわからないが、西の仲間たちによると、💡の周りは血の海になっていたそうだ。

苦痛に歪んだ恋人の顔を見て、胸がきゅっと苦しくなる。

🐝🤣「…ライ、痛かったな。」

ギプスで固定された手足が、その凄惨さを物語っている。

🐝🤣「…よう耐えたよ、お前は。身体がこんなボロボロになるまで戦うなんてな。」

🐝🤣「お前は、間違いなく。みんなのヒーローや。」

🐝🤣「みんなを守ってくれてありがとうな、ライ」

🐝🤣は悲しげに笑う。

🐝🤣「…ただ、俺はわがままやからさ。お前に会えんと悲しいんよ。」

🐝🤣「お前とまた一緒に遊びたいし、また一緒に歌いたい。」

🐝🤣「やから、頼むわ」

🐝🤣の瞳からぼろぼろと涙がこぼれ落ちる。

🐝🤣「目、開けてくれよ。」

🐝🤣は目を覚まさない恋人の横で、ただ静かに泣き続けた。



wnkg

🍱🦖

🥷🔫が任務で大怪我を負い、意識不明の状態になった。

KOZAKA-Cにクナイや手裏剣の飛び道具を全て跳ね返され、自身の投げた数倍の威力で返ってきた飛び道具に身体を貫かれたらしい。

西の仲間たちに聞いたところによると、身体を貫かれたその場の状況は凄惨なものだったようだ。

🍱🦖「カゲツきゅん、来たよ〜」

静かな病室の扉を開け、聞こえる最愛の恋人の寝息が、🍱🦖の気持ちを少し落ち着けてくれる。

🍱🦖「よいしょ…っと」

🥷🔫の隣に腰を下ろす。

🍱🦖「カゲツくん、今日さ、からあげ作ってきたんだけど、食べる?」

🥷🔫のために、目覚めてくれているのではないかというわずかな希望を持ちながら作った少量のからあげ。

🍱🦖「…寝てたら食べられないよね。ごめんね。」

いつもより少ない呼吸の音。

数分間、🥷🔫の隣で、ただ寝顔を眺めていた🍱🦖だったが、席を立ち、カバンをまとめだす。

🍱🦖「…また、明日ね。カゲツくん。」

🍱🦖は病室を後にした。


🍱🦖の家のリビング。

🍱🦖「ただいま〜…って、誰もいないんだった…w」

🍱🦖は病室から帰ってきた足で、食卓の椅子に座る。

いつもだったらここで声をかけてくれる恋人はいない。

『赤城、ちゃんと手洗えや。ヒーローが風邪なんかひいたら助けられる命も助けられへんくなるで。』

頭の中で恋人の声がする。

🍱🦖「…ごめんね、カゲツくん。」

カバンの中からからあげを取り出し、1つ口の中に放り込む。

いつも通りの味。だが、どこか寂しいような味がする。

🍱🦖「…はやく、帰ってきてほしいなあ…」

今はただ、時間が過ぎるのを待つことしかできない。



🥷🔫

🍱🦖が任務で大怪我を負い、意識不明の状態になった。

行方不明者を助けるためボロボロのビルに向かった際、KOZAKA-Cによってビルが倒壊し、その下敷きになったそうだ。

不幸中の幸いというべきか、ビル全体の下敷きになるまでには至らなかったらしく、下半身が下敷きになってしまっただけで済んだらしい。

東の仲間たちによると、ビル全体の下敷きにはならなくて済んだものの、下半身が原形を留めているのがギリギリなくらいなので、辺りには惨状が広がっていたそうだ。

🥷🔫「…赤城。見舞い来たで。」

🍱🦖は苦しそうな、しかし穏やかそうな表情を浮かべていた。

🍱🦖のあちこちには包帯が厳重に巻かれている。包帯には未だ血がにじんでいるものも多くあり、当時の状況を彷彿とさせる。

🥷🔫「…赤城。僕、赤城の作ったからあげ食べたい」

🥷🔫「…やからさ、また、目、開けてくれよ。」

🍱🦖のベッドに、水滴が染みる。

その水滴は🥷🔫の瞳から流れていた。

🥷🔫「あれ、おかしいな…仲間失うことには慣れとるはずやのに…。」

🥷🔫「なんでやろ、赤城がいなくなるのは、今までより……悲しいんや」

🥷🔫「僕のこと、もう一回撫でてくれよ。その手で…」

🥷🔫の瞳からはぽろぽろと涙が落ちる。

🥷🔫「ぼくのこと、ひとりにしないって…やくそくしたやんか…」

🍱🦖の手を握る。

🍱🦖の手はいつもより温かくはないものの、心が温まるような、そんな温もりがあった。

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コメント

4

ユーザー

見てたらなんかめっちゃ悲しくなっちゃいました!!! みんな幸せでいてくれメンス…!

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