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今日も今日とて駄作を製造しました


はい、本当に駄作です


口調迷子&エセ関西弁


誤字脱字チェックしておりません















冷え込む冬の午後。

いれいすのリーダーであるないこと、メンバーの初兎は事務所の一室で次の企画会議をしていた。窓の外は灰色の雲に覆われ、雪がちらついている。


「次のペア配信どうする?」


ないこがパソコンの視線を落としながら、淡々とした口調で初兎に問いかける。


「うーん、前なにやったっけな。久しぶりに家凸ってもええけどw」


初兎は楽しそうにアイデアを語り始めたが、ふと気づいた。

いつも冷静なはずのないこの顔が、どこか浮かない。


「ないちゃん、?体調悪い?」


初兎の言葉に、ないこは一瞬だけ驚いたように目を見開いたが、すぐに小さく首を振った。


「えwまっじでなんともないよ、?w 」

「大丈夫大丈夫w」


けれど、その声にはいつもの張りがなかった。

初兎はじっとないこの様子を見つめた。

彼の肌はいつもより青白く、唇もかすかに震えている。


「…ほんまに大丈夫?」


「大丈夫だって言っとるやろ」


少し強い口調で返され、初兎は一瞬黙ったが、どうしても違和感が拭えない。





しばらくして、ないこの手がふいに止まった。

パソコンに入力していた指が固まったまま、彼は小さく息を吸おうとした――けれど、呼吸が浅く、途切れ途切れになっている。


「ないちゃん!?」


初兎が慌てて近づくと、ないこは苦しそうに胸を押さえ、肩で息をしていた。


「ッふはっ…はぁッハァ…」

「く、るしっ…はッ」



「ちょっ、ちょっと待って過呼吸…かな、!? 」

「ないちゃん落ち着いて、大丈夫大丈夫」



初兎はすぐに状況を理解した。ないこが過呼吸の発作を起こしている。


「ゆっくり深呼吸して? おれの声に合わせて吸って……吐いて…」


初兎はないこの手を握り、優しく話しかける。


「だ、大丈夫……」と 呟くないこだったが、その声は震えていた。

彼はリーダーとしての責任感が強すぎるあまり、無理をしがちだった。

最近も休む間もなく企画を考え、企業さんとの打ち合わせにミーティング……仕事を詰め込みすぎていたのだろう。


「ないちゃん、無理せんでほしいって言ったやろ…」


初兎の声が少しだけ怒りを含んでいたが、それ以上に心配が滲んでいた。


「はぁッ…しょう…」

「……ごめん、迷惑かけたくなくて…」


ないこの目に少し涙が浮かぶ。


「迷惑なんて思うわけないやろ」


初兎は再びないこの手をぎゅっと握りしめる。


「おれら家族やろ?ないちゃんが無理して倒れたら、リスナーさんも悲しむし、そりゃメンバーやって心配するよ」


ないこは少しだけ驚いた顔をしたが、次第にその目が和らいだ。



「今はしっかりやすんで。ほら、ソファに横んなって」


初兎はないこをソファに誘導し、毛布をかけた。




しばらく静かな時間が流れる。

初兎はないこの肩をポンポンと叩きながら、穏やかな声で話し続けた。


「大丈夫、ゆっくり呼吸しぃ…」

ないこの呼吸は、徐々に落ち着きを取り戻していった。







「…ほんまにごめん」


しばらくして、ないこが小さな声で言った。


「…おれ、リーダーなのに…」


「ないちゃんやって人間なんやし、弱いとこ見せたってええんよ」


初兎は優しく笑った。


「ないちゃんが倒れたら、おれたちが支える。てか、倒れる前に助けるから。やから、無理しすぎんでよ」


ないこは静かにうなずいた。


「ありがとう、しょう」


その言葉は、雪が静かに降り積もるように、温かく心に響いた。



















そろそろチャットノベルの方投稿したいな〜



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