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⚠︎︎夢小説注意⚠︎︎
・成り代わりではありません
・夢(小説の)主(人公)が出てきます
夢主=○○
お相手=御影玲王
ー 部員に歓迎されながら迎えた
サッカー部マネージャー。
少女漫画によくあるあれを想像していたのもつかの間、 グラウンドからは元気よく
「マネージャー!!スポドリ!」
「マネージャー!!タオル!赤のヤツ!」
「マネージャー!!救急箱!」
マネージャー、マネージャー、マネージャーの
連呼、マネージャーは早々に心が折れそうです。
○○「私にマネージャーの業務??」
ー 屋上のフェンスにもたれかかってザクロジュースを飲みながら
玲王の話を興味深く聞く
玲「そうそう、○○は一応、サッカー部のマネージャーって事にしないとだろ?」
玲「○○以外のやつがマネージャーしてたら
皆も薄々勘づくだろーし。本人がやった方が
1番手っ取り早いっしょ?」
○○「確かにそうだけど…」
数日前、私は御影玲王とお付き合いすることになりました。
゙ 仮 ゙で。
サッカーに集中したいから、と少年漫画の
主人公のような理由で 女子生徒避けとして、
私と仮のお付き合いをさせていただいてます。
○○「玲王さー…私が体力無いの知ってる?」
玲「そりゃ、○○の事ならなんだって書いてあるからな〜。」
書いてあるって何??って聞こうと 玲王の方に 顔を向ける。
“どうかした?”と左8度に頭傾け ニコリと
微笑まれる、
これ以上深く聞くのは やめておこう。
○○「玲王……ほんとに体力無い人見たことないでしょ。」
玲「まぁ…言われればそうかもな〜…」
そうだ。このハイスペお坊ちゃまの周りには凄腕SPが居ることを思い出す
○○「はぁ…」
あまりのお坊ちゃまぷりに思わず
ため息が出る。
玲「もちろんタダとは言わねーよ?
ちゃーんと報酬も用意してやる。」
ピクっと聞き耳を立てる
玲「1週間、マネージャーの業務できたら…
○○の好きなゲームの新作ハード、買ってやるよ」
新作ハード、ウン十万近くする高校生でもあまり手が出せないハードを…買う…と。
それと引き換えに肉体労働…
まぁ、普通に考えて割にあってな
玲「今日頑張ったら毎日ジュース奢ってやるよ。」
○○「やります。」
ー そして冒頭の通り、私はマネージャーとして
現在進行形で動いてます。
○○「す、スポドリのつ、ついかっ!!どうぞ…!!」
ゼェハァと何度も何度もグラウンドと部室を
行き来する度息が切れる
マネージャーだろうとなんだろうと、部活初心者には厳しすぎる。
「おー、あざーす。」
○○「あっ……は、はい…」
礼を言われるだけでも怖くて
一瞬一瞬、どうしても間が空いてしまい
気が気じゃない。
玲王の時は「見たことある』『知ってる人』だから 上手く話せていたものの、
いざとなると相手の事ばかり気にして
上手く話せなくなる。
息を切らして地面の青緑の芝を見つめていると
背後から玲王た声をかけられる
玲「○○…体力、無さすぎじゃね?」
○○「だから…いった、じゃ…無いですか」
疲れて返事が途切れ途切れになり
合間に息を吸って吐く
玲「ごめんな…マジで。」
○○「いや…っ、これも、新作ハードの…為だから…」
とは言ったものの結構きついもう既にやめたい。
「マネージャー!!ターオール!!」
「マネージャー!!救急箱ー!!」
○○「い、い今!!今持っていきます!」
腹からでる最大の声を振り絞って
数m先にいる部員に返事をする
重労働のしすぎて足が動かない…
グラウンドへ行く道の石畳の階段に腰をかける
初日からこれはキツすぎる、玲王も
私の体力の無さには驚いただろうな。
玲「○○!お疲れ!はい。これ奢りのジュース。」
思わず「冷たっ、」と声が出る
頬にひんやりとした感覚があったかと思えば
冷えたペットボトルを玲王が持ってきたのだ
○○「ありがと、玲王」
玲「どう?マネージャーの仕事は。慣れそ?」
○○「慣れるも何も…体力皆無にさせる業務じゃないでしょ…」
ペットボトルの蓋を開けてジュースを飲みながら話し続ける
玲「ふはっ、!確かにそーかもな!」
喜々として笑うその顔に無性に腹が立って仕方ない。
玲「まーでも、1週間続けたらハード貰えるもんな〜?」
○○「…ブラック企業め。」
玲「働き方改革と言え!」
働き方改革も何もない のによく言うよ…
はぁ、とまたため息が出る。
グラウンド見れば部員が玲王を手招きする
仕草をする
○○「練習、まだあるんでしょ。」
玲「ん、そうだな。」
○○「カノジョとイチャイチャしてないで、 さっさと練習戻った方がいいんじゃない?」
ふむ、と顎に手を当てて少し考えたあと
私の頭に顔を近づけて目を閉じられる
まさか、と思って 目を閉じて 玲王を待った
玲「俺は、お前を取りたいんだけどな?」
ペちっと音がしたと思えば
玲王の指が私のおでこを弾いた
○○「痛っ!」
玲「バーカ、俺のキスは高ぇーんだよ! 」
そう言って玲王は悪戯げに笑いながらグラウンドへと 走って行った。
一瞬キスされるかもと待ち構えた私がバカみたいで恥ずかしい。
゛ピピーーーッッ ゛
グラウンドから聞こえるホイッスルと共に
よろしくお願いしまーーす!!
と喝の入った声が聞こえる
○○「よし、私も…マネージャー業務戻るか~っ…!」
重い足を上げ階段を下る前から見える景色は
夕焼けに染まっていた
私のマネージャー兼カノジョとしての普通は
まだ始まったばかりだ。
NEXT···▸200♡