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これで全員か?
………あぁ、あとrbがおったな。
屋上で待っとるか。
あいつやったら分かるやろ。
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rb「やっぱここか。」
聞きなれた声。
やわらかい、安心する声だった。
zm「わかってくれると思ったで、rb。」
rb「snに許可とったんか?」
zm「わかっとるくせに。こんなことに許可なんか要らんねん。」
rbの表情は分からない。
でも、これは長年の勘。
こいつは俺を止めない。
泣いたり、謝ったり、戸惑ったり
悔しがったり、悲しんだり。
そんなことはせずに
ただ、見守る。
助言はしても
それを押し付けない。
そんなこいつが大好きなんだな、
俺って。
rb「ホンマにええんか?」
念を押して問いかける。
zm「……おん。」
zm「未練なんかもうとっくに捨てたわ。」
その時、rbが面を外した。
zm「!」
大粒の”雨”が
綺麗なその顔を覆っていた。