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侑「うし、着いたで!」
詩『え…ここ体育館じゃん。』
角名「うん。体育館」
なんで?なんで連れて来た?
なんの為?
?「お前ら何してんねん。」
侑「北さん…!」
北「侑。この子はどないしたん?」
侑「あ〜。見学者です。」
詩『は?』
北「今初めて聞きました。って感じの顔やけど?」
は?見学?バレーを?
もう辞めてしまったバレーを?
北「ほんまなん?」
詩『…………』
でも、ここでなら、もう一度出来るかも知れない。
あの時諦めてしまったあの夢を。
詩『……します。見学。』
北「よし…なら、自己紹介せな。俺は主将の北信介や。」
北信介……なんか聞いたことがあるような気がする。
北「名は?」
詩『日暮 詩です。』
北「詩か。なら、あそこで見学しといてくれ。」
詩『はい。』
治「お願いします。あれ?侑と同じクラスの子やん。」
詩『あ、片割れのおさ…む?だっけ。』
治「せや。俺が治や。よろしゅうな。」
角名「てか、身長何cm?」
詩『164』
治「高いな。」
白状するか。
詩『まぁ、元バレー部なので。』
侑・治・角名・北「「「「………………」」」」
あれ?黙った?なんで?
侑・治・角名・「「「嘘やろ(でしょ)!?」」」
北「ポジションは?」
詩『あ〜…ミドルブロッカーです。でも、辞めました。』
角名「なら、俺と一緒じゃん。」
北「やってたんなら、なんで辞めたんや?」
詩『……県大会の時に自分のミスで全国大会行けなくて…』
その後に自分が右足に炎症を起こしていたこと。
そこから怪我をするのが怖くなってバレーを辞めたことを話した。
北「成程な。そこまで集中してたんやな。」
え?責めないの?
侑「炎症は治ったん?」
詩『ちゃんと完治した。』
治「で?バレーは?今はもう1ミリもやりたないん?」
やりたくないのかと言われれば全否定する訳では無い。
心のどこかでやりたいという気持ちはある。
なら……
次回【無口はあの子はバレーします!】です!
詩ちゃんは決してバレーを全て嫌いになった訳では御座いません。
怪我を起こし再び怪我をすることが怖くなってしまい
そこから、自分からわざと避けるようになったんです。
だから、バレーは好きなのですが、怪我が怖いのです!
以上、簡単な事情説明でした。